デッドラインデイ・スライディング土下座

投稿者: | 2021-02-02

壊滅的なリヴァプールのセンターバック事情。にも関わらず冬の移籍市場で動きは無いという見方が大勢を占めていました。
ところがどっこい。
ほんの数日前、市場が閉まる直前から、にわかに噂がヒートアップ。そして、迎えたデッドラインデイ。大どんでん返しが発生しました。
一体、何があったというのでしょう。

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加入

金無いだーなんだ言って、全っ然動こうとしなかったくせにー。いきなり2枚のCB獲ってきました。このこのー。ニクいねー!

ベン・デイヴィス

2部プレストン・ノースエンドからやってきたイングランド出身の25歳。移籍金は50万ポンドとかなり安かったようですが、お買い得だったかどうかは、これからの働き次第といったところでしょうか。
プレストンはリヴァプールから電車で一時間ほどの近距離にあり、かつてはローンで、トランメア・ローヴァーズに所属していたこともあるようです。生活の面での適用は問題なさそう。
どうも登録枠がカツカツっぽいので、その制限から外れるホームグロウンってのもありがたい。

プレミア経験は無しということで、ちと不安にもなりますが、2部を探せば他にも獲得出来そうな選手は大勢いたハズ。探し当ててきたオンリーワン。期待しましょう。

背番号は28。デッドラインデイの発表でしたが、前日かその前の日には合意が取れていたようで、満を持してのお披露目となりました。
あ。今ならユニが全品20パーオフだってよ!(ちょっと待てばさらに安くなる気もするけどw)

オザン・カバク

ドイツのシャルケからやってきたトルコ出身の20歳。すでにトルコ代表でもプレーしています。
まずはローンでの獲得で、掛かったお金は260万ポンドくらいとのこと。
デイヴィスがきっちり撮影やインタビューまで行われていたのに対し、カバクの発表は上の写真のみ。とりあえず背番号は19つけるみたいです。
本当にギリギリの交渉だったのでしょう。
そんな中、シャルケの買取義務付きの要求を突っぱね、買取オプションで妥協することを呑ませたんだとか。
スゲーなマイケル・エドワーズ。どんな土下座したんだ。

非常に若い選手ではありますが、以前から噂になっていたし、このタイミングでの加入は当然即戦力として見込まれているということでしょう。主軸としての活躍、そして今季終盤から来季にかけて戻ってくる主力組との激烈なポジション争いに期待。

二枚獲りの裏事情

獲らねえっつてたのに、急にどしたん?

ああ。そういうこと…
ジョエル・マティプ今季無理っぽいですと。
いや、まあ市場が開いてるうちで良かったですよ。これが次節だったら本気で積んでた。

しかしまあ、二枚獲った後の発表というのは、したたかというかなんというか。
ウエスト・ハム戦の直後は思ったより軽傷なんて情報もあったくらいです。
マティプ無理なのバレてたら、相当足元見られてたでしょうね。
お見事なエドワーズの交渉術。そして足元を見る余地を与えない土下座。

二枚獲りとはいえ

二人ともプレミア経験の無い選手。いきなりフィットして堅守構築というワケにもいかないでしょう。
今いる選手たちの力も必要です。
ファビーニョ、ジョーダン・ヘンダーソンがCBを担当する機会は、まだまだありそう。
それから、リース・ウィリアムズ、ナサニエル・フィリップスの二人。
リースに関しては、まだ体の線が細いし、不当な誹謗中傷にも晒されているので、慎重に起用して欲しいなと思っているのですが、ナットは違う。
恐らく今が、リヴァプールでのキャリアの瀬戸際。
23歳。デイヴィスとそこまで離れているワケでもないし、カバクに至っては年下です。ナニクソ!という気持ちで頑張ってもらいたいですね。

ローン

加入だけではありません。ローンで武者修行に出る選手もデッドラインデイに発表されました。

セップ・ファン・デン・ベルフ

2部プレストン・ノースエンドへ。
そう、デイヴィスがいたクラブです。主力引き抜きへの人的補償という位置づけでしょうか。
伸び悩み中。この状況で一度もトップチームから声が掛からないということからも、苦しんでいる現状が伺えますね。
ちょっと遠回りになってしまいますが、出場機会があるクラブに行ってイングランドのスタイルの馴染むというのは、悪くない選択肢に思えます。
この取引がリヴァプールにとって、プレストンにとって、そしてセップにとってよいものとなりますよう。

南野拓実

サウサンプトンへ。
ここのところ、めっきり出番が減っていましたからねえ。ジョタが復帰したらさらに出れないこと必定。
しかし、見限られたというワケではないようで、セインツは買取オプション付きの契約を希望していましたが、これは拒否したとのこと。ここでもエドワーズよく話まとめた!ちょっとレンタル料ももらえるっぽい!

しかしまあ、セインツ様とは縁がありますねえ。
でも、なんでか分かんないけど、セインツファンはリヴァプールのこと大嫌いみたいなんです。イングスがちょっとずつ好感度上げてくれてる最中。南野もよろしく!

ちょっと間寂しくなりますが、強くなって帰ってきてもらいましょう。

吉田麻也の移籍以来、休眠状態だったセインツの日本語アカウントが復活しました。引き続き応援しましょう。

動きが少ないというのが定説の、冬の移籍市場。あまりにもイレギュラーなデッドラインデイでした。午前1時くらいまではTwitterで動向を追いかけてましたが、とても楽しかった。
結果にも多くの人が満足しているのではないでしょうか。
エドワーズ、本当に限られた時間の中で素晴らしい仕事をしましたね。ナイス交渉。ナイス土下座。

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