冷静に、そして冷静にニューカッスル戦

2018-03-04

寒風吹きすさぶ厳しいコンディションでしたが、しっかりやってくれました。
深夜に行われたプレミアリーグ第29節、ニューカッスルとの一戦は2-0でリヴァプールの勝利。
苦手な格下ドン引き相手でしたが、きっちり完勝。ここのところ勝ちきる力が付いてきてますね。

アンフィールドへの帰還

チャンピオンズリーグ優勝を制した「イスタンブールの奇跡」、FAカップを制した「ジェラード・ファイナル」
近年のリヴァプールにおける最大の栄光をもたらしたラファエル・ベニテス監督、アンフィールドに帰還です。

KOPも敬意を持ってお迎え。

こんなメッセージもありました。

WELCOME HOME RAFFA!
THNKS FOR YOU AND YOUR WIFE’S COTINUED SUPPORT OF THE 96
ALWAYS IN L.F.C. HEARTS.

96とはもちろんヒルズボロの悲劇の犠牲者の事でしょう。未だに支援を続けてくれているんですね。
頭が下がる思いです。

是非、好ゲームを。

やや苦戦した前半

ヨーロッパに襲来した大寒波。アンフィールドも過酷な環境だった事でしょう。

こんなでした。

そしてやっぱり引いてきたニューカッスル。これは難しい試合になるか。

しかし意外にもチャンスはすぐに訪れました。
サディオ・マネが中央、最高の位置でクロスを受けますが、トラップが大きかったか。そして動き出しの際にちょっと滑ったようにも見えました。
残念。ゴールならず。

他にもピッチに足を取られるシーンが何度かありました。
芝の状態がよくないのでしょうか。

モハメド・サラーのシュートは、相手が体を張ってブロック。手に当たっていたようにも見えましたが、ノーホイッスルです。

その後、何度かチャンスは訪れるものの散発的。逆にニューカッスルのカウンターにヒヤリとさせられる場面も。
しかしビルヒル・ファン・ダイク加入以降、本当に落ち着いてきた守備陣。
デヤン・ロヴレン、ロリス・カリウスというやらかし常習犯も落ち着いていました。

ロヴレンがコーナーキックからヘッド。弾かれたボールをまたヘッド。
惜しかったけど相手ゴールキーパーも落ち着いていました。
これはミスをした方が負ける緊迫の展開か?
とにかく落ち着こう。

ジョーダン・ヘンダーソン、エムレ・ジャンが前線に精度の高いボールを供給するも落ち着いて処理するニューカッスル。
幾度と無くゴールを襲うサラーにも、冷静に対処しています。

しかし均衡を破ったのはやっぱりこの男。
ドリブルで中央を駆け上がったアレックス・オックスレイド=チェンバレンが右のサラーへ。
シュートはGKの股下を抜けゴールへ。

1-0。

もはや日課。いつも当たり前のように決めるサラー。
そしてチェンバレン、サラーコンビの得点も2試合連続です。

ホームで先制点を手にして、かなり有利な状況となりました。
しかし、リヴァプール戦を得意とするベニテス。油断は出来ません。

ペナルティエリア外から枠内ギリギリの素晴らしいシュートを打たれますが、カリウスがそれ以上に素晴らしい反応でセーブ。
いつも棒立ちで、打たれる度に失点してた頃が嘘のようです。

しかしアディショナルタイムでCK。
はい、いつもヤーツのお時間です。

あ。ファン・ダイクいるし大丈夫か。

1-0で前半終了。

落ち着いた後半

前に出るしかなくなったニューカッスル。
こうなってくれば主導権はリヴァプール。

サラーのシュートはまたしても相手の手に当たったように見えましたが、ノーホイッスル。
おいおい。サラーは得点王争いもあるんだからさあ・・・

ユルゲン・クロップ監督もお怒り。

一方のニューカッスル。攻撃に精度を欠きます。
適当に放り込んだボールはカリウスが落ち着いてキャッチのはずが・・・

闇雲に飛び込んできた相手とあわや接吻。
そして股間にはロヴレン。

この前はファン・ダイクの頭キャッチしたし、カリウス、ネタキャラとしても覚醒しつつあるか?

放り込みのニューカッスルに対し、鮮やかなパスワークのリヴァプール。
ロベルト・フィルミーノのパスを中央で受けたマネ。
相手に寄せられ厳しい体勢でしたが、落ち着いてコースを狙ったシュートはGK触れられず。

2-0。

パフォーマンスはまたフィルミーノの真似か?
あんまりやると怒られる・・・

いや、フィルミーノも嬉しそうです。

そしてベニテスは激痛に2失点目にも動じず、冷静にメモメモ。

終盤、マネに替えてアダム・ララーナ。
マネ、まだまだやりたそうでした。それだけ状態が上がってきているという事ですかね。

終盤のララーナというのも相手にとっては嫌な存在。

あの独特なテンポが戻ってきていますね。相手DFをかなりかき回していました。
そろそろスタメン起用あるか?

続いてチェンバレンに替えてジェームズ・ミルナー。あれ、怪我してるんじゃなかった?ピンピンしてました。

しかも半袖。大寒波なんですが・・・あー小学校の頃、学年に一人くらい、こういうヤツいましたね。(なお32歳。)

そして試合終了間際にはフィルミーノに替えて、ジョエル・マティプ。
最近よくある守備固め。結構成功するようになりました。

さあ、クリーンシートで綺麗に試合を終わらせますよー、と思ったら、最後のチャンス。
サラーが抜け出しますが、相手に倒され決定機を潰されました。
しかしノーホイッスル。

おいおいって表情のサラー。

クロップはもはや我慢の限界か。ゼリコ・ブバチが必死に宥めます。

ヘンドも怒りの猛抗議?

そうこうしているうちにタイムアップ。ほんとさーサラーは得点王かかってんだからさあ。

まあ、勝ったからいいか。

冷静な智将ベニテス。
それに対するリヴァプールも判定でカッカした部分はありましたが、冷静に試合をコントロール。落ち着いた戦い方で、文句なしの完勝を収める事が出来ました。
試合運びに確かな成長が見られますね。

そして次節。
試合運びには絶対の自信を持っているであろうジョゼ・モウリーニョ率いるマンチェスター・ユナイテッド。
勝ちきってやりましょう。

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