2-0とリヴァプールが完勝したニューカッスル戦。
勝負を決定付ける2点目が入った直後も、敵将のラファエル・ベニテス監督は、表情を動かさず、座ったまましきりにメモを取っていました。
常に冷静。非情なまでの平常心。そのぶれない姿に、リヴァプール時代のあるエピソードを思い出しました。
氷のモチベーション術
つい先日、こんな記事が公開されていました。
『トーレスが教える!ベニテス監督の「モチベーション術」がおもしろい』
ベニテスがリヴァプールの監督だった時代、絶対エースだったフェルナンド・トーレス。
ハットトリックを達成し、その記念ボールにはチームメイトからの数々の祝福の言葉が。
しかしベニテスが書いた言葉は、
「今日の君はボールを8回も失った」
ハットトリックの・・・記念ボールに・・・
これモチベーション術かあ?トーレスちょっとイラっと来てたろ。
今さらこんな事明かすなんてなあ。そりゃあ、せっかくハットトリック決めたのに、そんなん書かれたらなあ。
褒められて伸びるタイプっぽいよ、トーレス。
そういえば、スティーブン・ジェラードも、自伝でFAカップ優勝の祝賀会でダメ出しされたと語っていました。
他にもベニテスディスとも取れる記述が幾つかあり、自伝発表当時、ちょっとした話題になっちゃいましたね。
多分、不器用なだけだと思うんですよ、ベニテス。
ジェラードは一番深いところでは繋がってるみたいな記述で締めてます。愛おしささえ感じたとも。
ベニテスがリヴァプールを去ってから、随分と時が経ちましたが、ヒルズボロの悲劇の犠牲者の遺族には、未だに支援を続けていると聞きます。
本当は温かみのある人なんでしょう。
2-0の完敗。失点後のメモメモ。
恐らく試合後には、誰かしらがダメ出しされた事でしょう。
でもオーバーアクションで失望を示すより、その場で反省点を記録する事の方が、よっぽど建設的な事かも知れません。
失敗から学ぶ。緻密な分析がいつか勝利へと繋がる。戦術家ベニテスの真髄はこんなところにあるのかもしれませんね。
サラーとマネにやられたんじゃあ、仕方がないとも思いますが。。。
現在16位。降格圏18位とは勝ち点差2。負けられませんね。
ベニテスメモがニューカッスルを残留へと導く!?
トッテナムとチェルシー(あと一応もアーセナルも)残してるんで、そこんとこよろしく!
援護してね!
頑張れベニテス!