いいものが見られました。
昨日、アウェイ、イーウッド・パークで行われたプレシーズンマッチの第4戦、ブラックバーン・ローヴァーズとの試合は2-0でリヴァプールの勝利!
物足りなさを感じる時間帯もありましたが、今後に向けて大きな収穫が得られたのではないでしょうか。
Second half is on! 2-0 to #LFC come on you Reds! Was quality meeting so many of you at Ewood park tonight! Ace meeting Rover the dog aswell ?! #LFCFamily #YNWA pic.twitter.com/lYBTricYR4
— Mighty Red (@MightyRed_LFC) 2018年7月19日
プレシーズン恒例になりつつある、マイティ・レッド君と相手マスコットの絡み。だいぶ思い切ったワンちゃんですね~。
こうして見るとマイティ・レッド君て意外と洗練されてるんですね。
噛み合わず前半
この試合、主審を担当するのは、トッテナム戦疑惑の判定でお馴染みのジョナサン・モス。これは嫌な予感。
入場。
#LFCPreSeason matchday 4 is underway. ?
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— Liverpool FC (@LFC) 2018年7月19日
選手達を先導してくるなんてホント思い切ったワンちゃんですわ。
立ち上がり。パスが噛み合わずチグハグな印象でしたが、ドミニク・ソランケのインターセプトをディボック・オリギが繋ぎ、ベン・ウッドバーンのスルーパス。反応したソランケがペナルティエリア内で倒されPK獲得。
モス主審がリヴァプールのためになる判定をしただと!?
キッカーはもちろんジェームズ・ミルナー。
が、まさかの失敗!
まあ、相手を褒めるべきでしょう。そもそもモス主審。本来なら取られるハズの無いPK。ドンマイだ。
やはりドン引きしてくるブラックバーン。
リヴァプールが圧倒的に攻め込むも崩せずという、いつものダメなヤツ。
オリギは精力的に動いて、広範囲をカバーしていますが、どうも最後のところ決めきれませんね。
ソランケもPK獲得以降、精彩を欠いています。
中盤ではアダム・ララーナが躍動。相手を翻弄しまくっていますが、ここまで引かれると独力で崩し切るのは、なかなか困難なようですね。
ウッドバーンはフィジカルが随分と逞しくなっているようですが、中盤でのプレーは試行錯誤の最中といったところでしょうか。パスの精度に改善の余地がありそうです。
崩されピンチを迎えますが、ロリス・カリウスが足一本でセーブ。よく止めた!
こういう確実なプレーを一つ一つ積み重ねていく事が大切ですね。
ララーナのゴールポスト直撃の惜しいシュートがありましたが、得点は奪えず0-0で前半終了。
流麗な後半
GK以外のメンバーを入れ替えて臨んだ後半。
ラザル・マルコヴィッチはプレシーズンマッチ初出場です。
相変わらず好調なダニエル・スタリッジ。キャプテンも務めました。
そしてナビ・ケイタ。
タックル、ドリブル、パス、すべてが高水準です。
開始早々、ケイタからスタリッジへの綺麗なパスが2本通りました。惜しくもゴールなりませんでしたが、前半より明らかに得点の気配が強まります。
先制点は意外な人がもたらします。
スタリッジのパスを受けたマルコヴィッチが、いいコースにシュートを突き刺しました。
1-0。
マルコヴィッチ、全体的に体が重そうでしたが、シュートはお見事。
2点目は3度目の正直、ケイタからスタリッジへのスルーパス。
ケイタ完璧。スタリッジも難しい体勢だったけど、よく決めました。
2-0。
このホットライン、大きな武器になるかもしれません。
ケイタはララーナとの相性も良さそうだし、連携も日に日によくなっているようですね。
ファビーニョはまだケイタほどのインパクトは残せていませんが、中盤の底に、あの長身は存在感があるし、テクニックのレベルも高そうです。
ちょっとロングフィードがずれる事があり、もう少し適応に時間が必要かもしれません。
その後ろにはビルヒル・ファン・ダイク。
こちらはもう圧倒的な存在感。スケールが違います。
センターバックの相方を務めるのは21歳、ナサニエル・フィリップス。
無難にこなしているとは思いますが、ディフェンスライン全体を統率し、隙あらば敵陣深く攻め上がるファン・ダイクの横では霞んでしまいますね。
しかしアカデミーの選手がファン・ダイクとコンビを組めるというのは最高の経験でしょう。
後半途中でGK交代。
前の試合ではアカデミーのカミル・グラバラが登場しましたが、今回はまた別のアカデミーの選手。Caoimhin Kelleher(クィービーン・ケレハー)、19歳。読み方ちょっと曖昧です。アイルランドの名前でこれでケヴィンと読む事もあるとか。
かなりあどけないです。出番はそれほどありませんでした。
ファン・ダイク効果か、後半は守備でも危険シーンは殆ど無し。フィリップスにエリア内でのハンドっぽいプレーはありましたが、笛は鳴らず。
おかしい!モス主審がまたしてもリヴァプールに有利な判定を!一体何が!?
反省したんでしょうか。
2-0で試合終了。
まだまだ色々と課題はあると思います。特に前半の攻撃の停滞感はどうにかしたいですね。
しかしケイタ、スタリッジは大きな収穫だったのではないでしょうか。
ケイタは当然中心選手として開幕を迎える事になると思います。スタリッジは予想外。放出かなと思っていましたが、これは期待してしまいますね。