スティーブン・ジェラードが監督に就任したスコットランドの名門、レンジャーズ。
その最大のライバルといえば、同じグラスゴーに本拠地を置く王者セルティック。
2015年までリヴァプールの指揮を執ったブレンダン・ロジャースが監督を務めていますね。
この両雄が激突するのが、オールド・ファームダ―ビー。スコットランド最大の注目カードは、今シーズンからリヴァプールの師弟対決として、別の注目も集める事になりそうです。
今週末、日本時間、9月2日(日)20時、第4節にして早くも訪れるビッグマッチ。
両クラブの近況等を紹介してみたいと思います。
レンジャーズ
財政破たんにより、一度は4部まで落ちたレンジャーズ。
16-17シーズンに1部に復帰すると、2年連続の3位と復権の兆しは見えているものの、セルティックと実力差は如何ともし難く、昨シーズンのリーグ戦は0-5で大敗し、目の前で優勝を決められています。カップ戦でも0-4とボッコボコ。
まだまだ再建の途中。
非常に困難な状況の中で監督に就任したジェラードですが、ヨーロッパリーグの予選ラウンドを勝ち上がり、本戦出場を賭けたプレーオフ、1stレグで勝利し、日本時間の8月30日23時からの2ndレグに臨みます。
就任1年目にして欧州の舞台への切符を手にするのか。こちらも注目の一戦ですね。
財政の状況は未だ厳しく、選手の層に不安があるようですが、ジェラードはリヴァプールコネクションをフル活用。
リヴァプールを退団したジョン・フラナガンをフリーで獲得。
若手のオビエ・エジャリア、ライアン・ケントもローンで迎え入れています。
他にも何人かの選手をおねだりしたって噂もありますね。
3人ともコンスタントに出場機会を得ているようで、エジャリアは先週末のリーグ戦でゴールも決めています。
43' GOAL! GOAL! GOAL! Ejaria gives the Gers the lead at Fir Park! 2-3 pic.twitter.com/omqAXHxTCN
— Rangers Football Club (@RangersFC) 2018年8月26日
フラノがちょいちょいイエロー食らってるのも、らしいなあと思ったり。
2年前にリヴァプールからレンジャーズに移籍した、ジョーダン・ロシターは怪我に苦しんでいるようで、あまり試合に出ていません。
アシスタントコーチにも、元リヴァプール。
ジェラードが若手時代に大いに影響を受けたという、大先輩のガリー・マカリスターを招聘しました。
つい最近もロジャースの下、アシスタント・コーチを務めていたし、スコットランド出身。いい人選ですね。
運営方針にもリヴァプールで学んだ事を取り入れているようで、就任早々、クロップ流の改革を推し進めているようです。
『レンジャーズのジェラード監督、就任当初からクロップ式の改善策を実践』
リーグ戦は3節を終えて1勝2分の4位と、可もなく不可もなくといったところ。6得点は現在首位のクラブと並んでトップですが、4失点は上半分の6クラブの中ではビリ・・・Liverpool Wayだなあ。。。
敵地に乗り込んでのビッグマッチ。厳しい戦いになるとは思いますが、勝てば勢いづくし、ファンの支持率も一気に上昇する事でしょう。ロジャースの胸を借りるつもりで、思い切ってぶつかっていって欲しいですね。
セルティック
現在リーグ7連覇中。ロジャース就任一年目の16-17シーズンには無敗優勝を達成。絶対王者ですね。
無敗優勝には、リヴァプール退団後に加入したコロ・トゥーレも貢献しています。
他にもビルヒル・ファン・ダイクはセインツの前に2年ほど在籍していたし、アンドリュー・ロバートソンはアカデミーに在籍していました。
そしてケニー・ダルグリッシュもセルティック出身。一時的に監督を務めた事もあり、あちらでもレジェンドです。
なにかとご縁があるクラブですね。
キーラン・ティアニー、ムサ・デンべレといった、リヴァプールが狙っていると噂になった選手もいます。
今シーズンも優勝候補筆頭かと思われますが、2節にして早くも敗戦。
チャンピオンズリーグの予選ラウンドでも敗れ、ELのプレーオフに回っています。やや不調気味か。
ダービーでは絶対に負けられませんね。
ロジャースとしても、元教え子には負けられないという意地があるでしょう。
元々、世界有数の盛り上がりを見せるダービー。両監督も並々ならぬモチベーションを以って臨む事でしょう。
面白い試合が期待出来るのではないでしょうか。
日本時間、9月2日(日)20時、キックオフ!
・・・どこで観れんだコレ?