ローン移籍の選手たち2020

2020-10-26

早くもけが人続出で、全然実感がありませんが、各ポジションにワールドクラスの選手がウヨウヨいる今のリヴァプール。
ポジション争いはし烈を極め、十分な出場機会が得られない選手も大勢います。
今季もまた、何人もの選手が武者修行に旅立ちました。夏の市場で決まった、ローン移籍の選手を紹介します。

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マルコ・グルイッチ

FCポルト(ポルトガル)

完全移籍が既定路線と見られていましたが、なかなか決まらず。市場が閉まるギリギリのタイミングで、ポルトガルの強豪へのローンが決まりました。
なかなか面白いキャラクターで、個人的にかなり好きな選手なのですが、リヴァプールではかなり難しく立場になっているようですね。近年はずっとローン生活が続いています。
ポルトはCLにも出場しています。経験を積むには絶好の環境。ここで一旗あげれば何かが変わるかもしれません。

まだ出番はないようですが、これから日程も厳しくなってくるだろうし、まずはアピールがんばって!

ロリス・カリウス

FCウニオン・ベルリン(ブンデスリーガ)

トルコへのローンは、諸事情あってうまくいかず。どうなることかと思っていましたが、故郷ドイツでの再出発は、現時点では最良の道といえるのではないでしょうか。
ウニオン・ベルリンは昨季、初めて1部に昇格したお世辞にも強豪とはいえないクラブ。プレッシャーが少なくのびのびやれるのではないでしょうか。

ただ、忘れて欲しくないのは、彼はCLファイナリストだということ。決勝でのプレーには批判も集まりましたが、そこに至るまでには、多大な貢献を果たしています。あの舞台に立てるのは、世界中のフットボーラーの中の、ほんの一握り。
その経験は、きっと活きてくる。まだ試合に出てないようですが、本来ならずっと下部リーグにいたクラブのベンチで燻ってるような選手じゃない。

シェイ・オジョ

カーディフ・シティ(イングランド2部)

絶賛伸び悩み中か。5年くらいローン生活を続け、気づけば23歳。後がなくなってまいりました。
プレシーズンもどこで何をやっていたのか。まったく姿を見かけないまま、気づいたらローンが決まっていました。
サラーにもマネにも無いパワー。好きなんですけどねえ、あの重戦車感。どうにか一旗揚げて欲しいものです。
これまではローン先でもずっと鳴かず飛ばずでしたが、今季は違うか。すでに2ゴールをあげています。

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Looted up! ⚽️ Good spirit to comeback! 3pts next game ????????

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今季こそは飛躍の年となるか。

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????????

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変なカッコはほどほどに、プレーでアピールしてくれよ!

ベン・ウッドバーン

ブラックプールFC(イングランド3部)

17歳での衝撃デビューも今は昔。めっきり名前を目にする機会が減ってしまいました。同い年のトレント・アレクサンダー=アーノルドは、今や不動のスタメン。なんだか切ないですね。
とはいえ、まだ21歳。大失速には、怪我の影響も少なからずあります。終わっちゃいない。

これは移籍が決まる前のアカデミーの試合での一コマ。アーノルドが「skip(キャプテン)」とコメントしてます。彼は待ってます!
ブラックプールの監督は、かつてリヴァプールのアカデミーの指揮を執ったニール・クリッチリー。当然、ウッドバーンのこともよく知っています。リヴァプール首脳陣との意思疎通も出来ているハズ。再起には持ってこいの環境です。まだ、目に見えるような結果は残していませんが、試合には出てます。

ハリー・ウィルソン

カーディフ・シティ(イングランド2部)

完全移籍になるだろうと見られていましたが、契約がまとまらなかったか、ギリギリでのローン移籍。引く手あまたではあるようですが。

デビュー戦でいきなりゴールを決め、CKのキッカーも任されているようです。

直接のアシストではないけど、オジョのゴールお膳立て!やはり明確な武器がある選手は強いですね。
あのキックにはロマンを感じるけど、それ以外の部分がリヴァプールのトップチームでプレーするには足りていないのでしょう。
でも、やはり…やはり、あのキックはロマン。なんとかならないものでしょうか。今季、正念場かもしれませんね。

ハーヴェイ・エリオット

ブラックバーン・ローヴァーズ

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Looking forward to the season ahead. Let’s get to work @rovers ????⚪️

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まったく兆候がありませんでした。移籍市場閉幕直前に、突如浮上した噂。そのままあっさりと決まってしまいました。
嘘だろうと思いましね。17歳という年齢にしては、異例とも言えるほどに目を掛けられていました。
このまま手元において大事に育てていくんだと思っていましたよ。

現状、リヴァプールの若手はローンに出されると、生き残り競争から一歩後退という空気があることは確か。
でもそれは、ファンが思ってるだけかもしれません。だって近年、アカデミーから出てきた若手で成功したといえるのはアーノルドただ一人。
早いうちからトップチームに定着してって流れがベストかもしれないけど、それが唯一の道ではないんですよ。
成功の前例が一つしか無いのに、脱落なんて判断は拙速にもほどがありますね。
エリオットのポジションは、激戦区でもあります。一度外に出て、経験を積んでくるのもいいでしょう。

早速イキイキとやってるみたいだし、兄さん方を脅かすほどの存在になって帰ってきてもらいましょう。

カミル・グラバラ

オーフスGF

彼もローンが続きますね。同い年のケレハーがずっつトップチームで3番手を務めているは、どう解釈するべきなのか。昨シーズンは2部、ハダーズフィールドでかなりの出場機会を得ていたし、今季のオーフスGFも聞きなれない名前ではありますが、デンマークの名門です。ここにローン出されるのは2019年に続き2回目。前回の評価が高かったのでしょう。今回も早速、正守護神として活躍しているようです。
実践経験という意味ではケレハーより一歩先を行っている気がしないでも…
ただ、リヴァプールはこの夏、ピタルーガという10代のGKを獲りましたからね。
次世代の守護神は誰になるのか。まだまだ分かりません。

タイウォ・アウォニイ

FCウニオン・ベルリン(ブンデスリーガ)

彼のことを取り上げるのは、毎年ローンに出される選手のまとめ記事のみ。イングランドでの労働許可が取得できないため、どうにもならん!なんとも可哀そうなことになっています。
リヴァプールと契約を結んだのは2015年。まだ10代の頃でした。すぐに頭角を現し、代表で活躍し、労働許可も取得できると踏んだのでしょう。しかし、現実はそう甘くはありませんでした。色々なクラブを渡り歩いていますが、目立った成績は残せていません。
落ち着いた環境でプレー出来ていたら…と思うと、2015年当時のスカウト体制には文句の一つも言いたくなります。
23歳。だいぶ時間を無駄にしてしまった間があります。なんとかフィットできる環境を見つけてもらいたいですね。

恐らくはお別れの日が近い選手、来年には戻ってきて熾烈なポジション争いに臨む選手。境遇はさまざまですが、みんなリヴァプールの選手。彼らの健闘を祈りましょう。グッドラック!

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