残念な結果となってしまいました。
早朝にウクライナのキエフ、オリンピスキ・スタジアムで行われたチャンピオンズリーグ、決勝、レアル・マドリードとの一戦は1-3でリヴァプールの敗戦。
悲願のタイトルには今一歩及びませんでした。
行けるぞ!前半
序盤は明らかなリヴァプールペース。
いつも通りのハイテンションです。
大舞台での経験は皆無といっていい程のチームですが、気負いは無いようですね。
ユルゲン・クロップ監督のカリスマ性のなせる技か。
流動的な前線。
サディオ・マネがかなりキレてますね。
モハメド・サラーのパスで抜け出そうする動きが何度も見られました。
ロベルト・フィルミーノが反転した放ったシュートは弾き返されるものの、こぼれ球をトレント・アレクサンダー=アーノルドがシュート。
強烈なボールだったけど、相手ゴールキーパーがキャッチ。
これが世界王者のGKか・・・デ・ヘアとかなら入ってたんじゃねーの?
レアル・マドリード。さすがと思わせる部分はあるものの、圧倒的な強さは感じません。
結構、しょーもないパスミスが多い。
中盤でもリヴァプールが試合を有利に運んでいるように見えます。
ジョルジニオ・ワイナルドゥムがイキイキ。
ジニの調子のバロメーター、クルクルターンが炸裂しまくってました。
一回、無意味にその場で回ったのあったな。あれはどういう事だ・・・?
調子が良すぎるとああなるのでしょうか。
ビルヒル・ファン・ダイクを中心にディフェンスラインもしっかりしていて、クリロナだかなんだかに仕事をさせません。
行ける!
リヴァプール側の誰もが思った事でしょう。
しかしまさかのアクシデント。
セルヒオ・ラモスともつれ合いながら転倒したサラーが肩を痛めてしまいます。
ラモスがサラーの腕を引っ張り、強引に巻き込んだかのようにも見えました・・・
一度はプレーを再開するも、ダメージは深刻だったようで、涙を浮かべながらピッチを後にします。
クロップに抱擁された後、ドレッシングルームに引き上げていくサラー。
こんな事ってある?
心底そう思いました。
ここまでチームを引っ張ってきた選手が決勝舞台で負傷退場なんて・・・
サラーがうずくまっている間、ずっと寄り添っていたマネの奮起に期待したい。
サラーと交替でアダム・ララーナがピッチへ。
間に合ってくれて本当に良かった、頼むぞ!
しかしサラーとは求められる役割が違いすぎたか、チームに停滞感が生まれ、攻め込まれる時間が増えていきます。
クロスをピンポイントで合わせられた、強烈なヘッドはロリス・カリウスがナイスセーブ!
ところがこぼれ球を詰められ、ネットを揺らされます。
しかしこれはオフサイドの判定。
ナイス線審!君、プレミアに来ないか!?
序盤の優勢、サラーを失った後の劣勢と大きな流れがありましたが、均衡は崩れず0-0で前半終了。
ちなみに毎度お馴染み走行距離のスタッツは1位のジェームズ・ミルナー、2位のジョーダン・ヘンダーソンを筆頭に上位をリヴァプール勢が独占。
オジサンのミルナーと、怪我のリスクがあるヘンドのワンツーフィニッシュ、相変わらず良く分からないチームです。
悔しい・・・後半
サラー負傷後、後手後手に回ってしまった感がありましたが、なんとか失点せずに前半を終える事が出来ました。
ハーフタイムでの修正に期待したいところでしたが、相変わらずレアルペースか。
ララーナが転倒し、こぼれたボールを捉えられ、強烈なシュートを浴びますが、クロスバー直撃。
びっくりした・・・
あんな綺麗なバー直撃もなかなか珍しいですね。
危なかった・・・と思っていた直後でした。
カリウスがボールを出そうとしたところ・・・
何が起きた?
0-1。
呆然。
投げたボールを上手く足に当てられ、ゴールを奪われたようですね。
これはカリウスのミスか。
しかしまだ1点。気を取り直していこう!
ミルナーが素晴らしいクロスを上げ、フィルミーノもいい位置に走りこんできましたが、あと数センチ届かず。
でもやっぱり負けてないぞ。
コーナーキックのチャンス。
デヤン・ロヴレンが競り勝ち、前に出したボールに滑り込んで合わせたのはマネ!
1-1。
振り出しに戻りました。
良かったなカリウス。
気を取り直したか、カリウス、ゴール左隅ギリギリのシュートをビッグセーブ。
しかし途中交替で入って来たガレス・ベイルの驚愕のバイシクル弾はさすがに止められず。反応はしてましたが。
1-2。
これはしょうがない。
ヘンドやアンドリュー・ロバートソンが前線にいいボールを供給するも、決定機は作れず。
こうなってくると王者の試合巧者振りが際立ちますね。
しかし何度もいうけど、決して負けてない。
ヘンド、ミルナー、ララーナのイングランドトリオが綺麗なトライアングルを作って、レアルの連携を寸断します。
ララーナ、この試合はかなり難しい役割だったと思います。本来の持ち味は出せていませんでしたが、健闘していたのではないでしょうか。
ジニも相変わらず本当に気が効きます。目立たないプレーの筈なんだけど、それが目立ってました。
また言うけど、負けてない。
なんとか同点に。
マネの低い弾道の強烈なシュートはポスト直撃。あと少し・・・
しかし逆にピンチが。
クリロナが余計な事しようとするも、ロボがギリギリでブロック!
これにはしびれました。
ロボもしびれたらしく、足が攣ったような仕草を見せますが、ストレッチですぐに復活。プレーを続行します。
本当に素晴らしいファイターが来たものです。
走り回ったミルナーに替え、エムレ・ジャン。
久々の実戦。これがリヴァプールでのラストマッチになってしまうのでしょうか。
残り時間は僅か。早めに同点に追いつきたいところですが、またしてもベイル。
ペナルティエリア外から放ったシュートは無回転。
これをカリウスが処理を誤り後逸
1-3。
普通ならこれで終わりと思うかもしれません。しかしリヴァプールは違う。2点差なんて簡単に無くなるって事を世界一理解している事でしょう。
まだ終わりじゃない。
ファン・ダイクは何度もピンチを防いでいたし、ロヴレンの魂のディフェンスもありました。
あれだけ問題視されてた守備がやれてるんだから、攻撃だって・・・
しかし2度目の追撃弾ならず。
1-3で試合終了。
欧州王者の夢は散りました。
試合後には涙を流す選手が何人もいましたね。
ヘンドのこういう姿を見るのは初めてかもしれません。しかし人知れず泣いた事は何度もあるのではないでしょうか。
苦労に苦労を重ねながら、チームを引っ張ってきたキャプテン。ビッグイヤー掲げてほしかったですね。
ロヴレンも。
激しいバッシングを浴びながらも、チームのために闘ってきました。これからも頼む。
そしてカリウス。
しばらくはピッチに突っ伏して動けませんでしたが、立ち上がると涙を流しながらも顔を上げて、KOPに謝罪。
これは胸に刺さりましたね。
確かにミスをして失点しました。
それは間違いない。問題はこれからどうするかですね。
あの姿を見たら、これからも信じてみようという気になりました。
プロの世界ですから、夏に補強が行われ、正守護神の座を明け渡す事になるのかもしれない。
批判だってある事でしょう。これから難しい時期が続くかもしれません。
しかし、あの状況で自分のミスと向き合い、大観衆に顔を向ける姿勢。逆境を跳ね除けるメンタルは持ってると思った次第です。
悔しいですよね。観てる方も本当に悔しい。
なんでこんなに悔しいかという、それは勝てない相手じゃなかったから。
思いましたよね。
勝てる。
よーし次覚えとけ。
ひとまず17-18シーズンはこれで終わり。
お疲れ様でした。
そして18-19シーズン、よろしくお願いします。
次は勝つ!
今季途中から拝見させていただきました。
とても楽しませてもらってます。
KOPとして今はもう活力の大部分になってます!
これからも楽しいブログお待ちしてます^^
ありがとうございます!
しょーもない記事多めですが、今後ともよろしくお願いします。
バルササポです
カリウスがまた強くなってチームに戻ってくることを願います。
ようこそいらっしゃいました。
カリウスの件は本当に色々な人たちがコメントしていますね。
改めてCL決勝という舞台の注目度の高さを実感している次第です。
時間はかかるかもしれないけど、きっと立ち直ってくれる事でしょう。