ボリーニ、イタリアに帰る

2017-07-01

ファビオ・ボリーニ。
かつてリヴァプールに在籍したイタリア人ストライカー。
リヴァプールからサンダーランドに移籍しましたが、そのサンダーランドが降格。
移籍先を探していたところにお声がかかったのが、母国イタリア、セリエAの名門ACミラン。 正式に合意が発表されました。
母国での新たな挑戦に燃えているであろう、彼の事を激励も兼ねて振り返ってみたいと思います。

リヴァプール以前

ボローニャのユースチームでのプレーがチェルシーのスカウトの目に止まり、若くしてイングランドに渡ったボリーニ。
トップチームデビューも果たしますが、やはりチェルシーの層は厚く、ほとんど出場機会を得られぬままスウォンジーへローンで移籍します。

そこで一定の結果を出しますが、クラブに留まる事無くセリエAへ。
ローマでもまずまずの成績を残し、イタリアのフル代表デビューも飾っています。

リヴァプール

イタリアでの活躍が、チェルシーとスウォンジー時代の恩師であるロジャース監督の目に止まったか、2012年にリヴァプールに完全移籍。

ここまでは順調なキャリアを積み上げてきましたが、リヴァプールでの活躍は・・・

ご存知の通り、まったくと言っていい程に結果を残せていません。

怪我やローン等で不在の期間も長かったけど、プレーも素人目で見ても物足りない印象でしたね。
しかしイケメンなのにどこか愛嬌があり、クラブ愛や熱いハートも感じる憎めない選手でした。

そんなボリーニの最も印象に残っているシーンといえば、本人は不本意でしょうが、やっぱりアレ。

2014年12月20日のアーセナル戦。
途中出場で2枚のイエローカードを食らい、出場時間わずか18分の退場劇。

もう完全にネタ化しちゃってる感がありますが・・・
でもね、変な意味じゃなく嫌いじゃないんですよアレ。

当時のチームは前シーズンの好調振りが嘘のように、チームの歯車が嚙み合わず絶不調。
まったく覇気が感じられず、見ていてストレスが溜まる試合が続いていました。

アーセナルとのビッグマッチ、一点のビハインドを追いつくべく投入されたボリーニは気合十分。
判定が不服でボールを地面に叩きつけ、一枚目のイエロー。
「何やってんだよ」より「そういう熱さが今のチームには必要なんだよ!」と思ったものです。

二枚目のイエローは、アディショナルタイムに入ってから。
気持ちが空回りしたか、言い逃れのしようがない危険なタックルでアウト。

退場を宣告されると、颯爽と走ってドレッシングルームへと引き上げていきました。
その姿をポカンと眺めていたものです。

10人となったリヴァプールですが、それでも諦めず。
終了間際、頭を踏まれて怪我していたシュクルテルのド根性ヘッドが炸裂!
ボリーニの熱さがチームを刺激!…したかどうかは分かりませんが、劇的な展開でドローに持ち込む事に成功しています。

あの退場劇、あそこでダラダラと文句を言っていたら、それだけ時間が消費されてしまいます。
少しでも反撃のチャンスを増やすためには速やかにピッチを去るべし、という思いだったのかも。
そう考えると清々しい気持ちになったものです。

サンダーランド

リヴァプールで構想外となり、2015年、ローンでの在籍経験もあるサンダーランドへ。
しかしサンダーランドでも、結果を残せませんでした。
特に16-17シーズンは僅か2ゴールという、ストライカーとしては極めて残念な数字。

それもそのはず。監督はあのデイヴィット・モイーズ。
モイーズのチームにボリーニってまったく合うイメージがありません。
チーム自体も振るわず、長年発揮し続けた謎の残留力も遂に潰え、降格の憂き目に…

そしてミランへ

捨てる神あれば、拾う神あり。
身の振り方に迷っていたボリーニに、声を掛けたのは母国の超名門。

ミランは今夏、既に4人の選手を獲得し、移籍市場の主役を演じています。
そしてボリーニが5人目。

サッカー界でも爆買い旋風を巻き起こす中国資本を後ろ盾に、復活を期すミラン。
ボリーニはその一翼を担う事が出来るでしょうか。

だいぶ伸び悩んでしまった感はありますが、まだ26歳。
リーグが変われば眠っていた力が目を覚ます事もあるかもしれません。

ミランといえば、リヴァプールとはチャンピオンズリーグの決勝を二度も戦った、因縁浅からぬ間柄。
そして復活を期しているのはリヴァプールも同じ。
両者ともCLにいなければならないクラブです。
再び欧州の頂点を賭けて戦う事もあるかもしれませんね。

ボリーニ。夢の舞台でお会いしましょう!

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