前回の観戦旅行記でロンドンの民泊がゆるゆるだった話を書きましたが、何故、ロンドンに滞在していたのかというと、U2のライブを観るため。
世界屈指の人気バンド、U2。
チケット関係でちょっと苦労しました。試合観戦のチケットにも通ずる部分があるので、ゴタゴタの顛末、紹介したいと思います。
観戦旅行記を書き始めてから、何人かの方に旅行やチケットの事に関して、質問いただいております。コメント欄かTwitterでどんどん聞いてください。役に立つかわかんないけど!
開場はO2アリーナ。キャパ23,000人の巨大施設ですが、そこはU2。ソールドアウトでした。
しょーがないのでViagogoでチケットを入手。チケキャン的なヤツです。違法じゃないけど、非正規ルートです。
まあ、U2はいいんです、U2は。アイツらオモクソ金持ってっから!リヴァプールのチケットは正規で買おう!
多少の心配はあれど、日本にいる間にeチケットが届き、大丈夫だろうと思っていたら、ライブ当日。
販売者がチケットを用意出来なかったため、代わりのチケットを用意しますとの連絡が。
あ~・・・
おかしいとは思ってたんですよね。eチケットだって送られてきたの、こんなだもん。
これはeじゃない!紙のチケット写真に撮ったヤツ!
販売者の中にはおかしなのも混ざってるのかも知れませんね。
Vaigogo自体はちゃんとした会社なので、詐欺に遭うという事は無いと思うけど、チケットが用意出来ず返金という可能性はあるみたいです。海外にまで行ってライブ観れず。そういったリスクも多少はある。
非正規だとそういったリスクもある事も認識しておくべきですね。
代替チケットの手続きを済ませると、今度はちゃんとしたeチケットが届きました。良かった良かった。
自信満々で会場でスマホを見せると、印刷が必要だとの事。
そっちのパターンか~。
どうにかならないんですか!?
会場の人に拙い英語でウザ絡み。
オメー、そのチケットどこで買ったんだと聞かれたので、迷うことなくViagogoと答えると・・・
oh…
あ。これ言っちゃダメなヤツだった?
旗色が悪いな・・・
ここは土下座か?土下座なのか!?
おうおう、リヴァプールのフロントもビックリなbeautifulドゲザー見せてやんよ!
冗談はさておき、ここは粘り所。ロンドンまで来て、チケット印刷出来ずに観られませんでしたなんて洒落にならない。どっかにあんだろプリンター。
すると渋々と言った表情で、外の店で試してみな、との大ヒント。
厄介払いな感もしたけれど。
外の店で聞いてみると、1ドリンク注文でOKとの事。
なるほど。よくある事なのでしょう。こうした闇商売が横行、いや、WIN-WINな取引が、日頃から成立しているようです。
2ドリンクでも3ドリンクでも頼んでやんよ!
ビールを注文すると、サラサラとメールアドレスを書き始めるウエイトレス。
ああ!筆記体読めない!
oh ハニー、これはgなのかい?lなのかい?
もう、ダーリンったら、fよ。cafeのfよ。
Haha 困った子猫ちゃんだ。OK、送信したぜ。
バッチリよ!(ウインク)
(実際はもっと事務的なやりとりでした)
指定されたメールアドレスにeチケットを送信すると、事務所で印刷して持ってきてくれました。
ふう。ああ、ビール旨い。
リヴァプールのチケットも印刷が必要で、カーディフ戦にチケットが届いたのも、この日。
印刷をどうするかが心配のタネだったのですが、ここで確信。
どうとでもなる。(今にして思えば、この時一緒に印刷してもらってもよかった。)
試合日にはこういった印刷難民が、少なからず発生する事でしょう。アンフィールド周辺にもこういう事やってくれる店があるかもしれませんね。
アンフィールドにだって、プリンターが1台も無いなんて事はあり得ない。最悪、土下座だ土下座。
土下座をすればファン・ダイクもナビ・ケイタも獲れる!印刷も出来る!
いや、実際はもっとスマートな方法で印刷できます。
ホテルに泊まってれば、ホテルで印刷出来るみたいです。
カーディフ戦のチケットをどうやって印刷したかについては、また別の記事で。
さてライブ。
細かい感想は、このブログの主題からはかけ離れ過ぎるので割愛するけれど、素晴らしかったですよ。さすがU2!
お金も掛かっている!
欧米のライブの観客ってひたすら熱狂的で、終始大騒ぎしているのかと思っていましたが、座って観ている人だらけ。さすがは紳士の国。そういうものなのかと思っていましたが、途中、隣の人にオイ!立とうぜ!みたいな感じで促され、立つと嬉しそうに肩組んできました。
終演後に荷物が見つからず、ゴソゴソやってると、一緒に探してくれたりも。最終的に5人くらいと握手して別れたかな。
フットボールとかロックとか、イギリスの文化が好きな人間が言うのもなんだけど、イギリス人ってお高くとまってて冷たいみたいな印象を持っていました。実際、旅の間にはそういう人にも何人か会いました。
でも全体的にはフレンドリーな人が多い印象。民泊の一家なんて、そりゃあもう。
国際都市ロンドン。よそ者を大らかに受け入れる、懐の深さを感じた次第です。