本戦へ!乱打のホッフェンハイム戦

投稿者: | 2017-08-25

早朝に行われたチャンピオンズリーグプレーオフ2ndレグ、ホッフェンハイムとの試合は、4-2でリヴァプールが勝利。1stレグとのトータルスコアでも6-3と完全に上回り、文句無しにCL本戦へと駒を進めています。
本当の意味でのCL帰還。まだ喜ぶような段階では無いけど、やっぱり嬉しい。
歓喜のアンフィールドの模様を振り返りたいと思います。

嵐の4点

勝ち抜けには最低でも2点が必要なホッフェンハイム。ハイテンションで攻めてきますが、そういうの大好物なのがリヴァプール。

ハイテンションには、それを上回るハイテンションで迎え撃ちます。
選手がハイテンションなだけでなく、スタジアム全体がハイテンション。
おまけに監督もハイテンション。

これにはホッフェンハイムの選手たちはドン引き・・・いや、圧倒されたのではないでしょうか。
1stレグで凄いFKを決めたトレント・アレクサンダ―=アーノルドが、この試合でもキッカーを任され、ロベルト・フィルミーノが縦横無尽に駆け回り、サディオ・マネが抜けだし、アルベルト・モレノが崩される。

序盤からリヴァプールらしさがギュッと詰まったワクワクする展開。先制点が生まれるのに、そう時間は掛かりませんでした。

低い位置からのフィルミーノの長距離スルーパスに、マネが反応。ドリブルで持ち上がり、技ありのヒールパス。
受け取ったエムレ・ジャンが狭いエリアをぶち抜きます。

FWなのに何故そこにいるのかフィルミーノ。
速くて強い上に最近オシャレになってきたマネ。
そして豪快なジャン。
三者三様の良さが出たゴールでした。

ズザーァ

からの

ドヤァ

2点目はフィルミーノの気持ち悪いくらい巧いヌルヌルしたキープからここ一番の男、ジョルジニオ・ワイナルドゥムが放ったシュートがポストに当たり、跳ね返ったところに詰めていたモハメド・サラー。
サラーはボールがこぼれたところによくいますね。なかなかの嗅覚の持ち主のようです。
ジニはこの試合、他にも惜しいシュートがいくつかあり、持ち前の大舞台での強さの片鱗を見せてくれました。
外したのは多分、先制していたから。ギリギリの状況だった決めてたに違いない!

各々が素晴らしいパフォーマンスで躍動。3点目はそれが見事に噛み合ったリヴァプールの真骨頂。
ジニのスルーパスに、マネが走り再びオシャレヒール。
からの、フィルミーノのフワッとしたクロス。
最後はまたしてもジャン!

ズザーァ

からの

ドヤァ

再び。

ここまで僅か21分。まさに電光石火。
戦況も、ゴールまでの形も全然違うけど、この勢いはイスタンブールの奇跡を彷彿とさせるものでした。
ユルゲン・クロップ監督はこの21分を雷雨のようだったと評しています。
そして3点目が入った時は、スタンドに向かって「これがフットボールだ!」と絶叫。

ジャンはこの後も、あわやハットトリックという惜しいシュートがありました。相当気合が入っていたのでしょう。
その調子で、

ズザーァ

からの

ドヤァ

からの

契約延長にサイン!

お願いします。

3点入ってからは、ホッフェンハイムが選手交代で反撃を試みた事もあり、ややトーンダウン。
それでも、惜しいシーンは何度もあり、攻撃の厚みを見る事が出来ましたね。

4点目は後半も半ばに差し掛かろうかという頃。ジョーダン・ヘンダーソンがインターセプトし、そのまま突進。
自分でも打てた気がしますが、フィルミーノに丁寧なパス。これを落ち着いて決めてトドメ。
ここまで大車輪の活躍のフィルミーノに最高のご褒美ですね。

フィルミーノといえば、ゴール後にシャツに手を掛け脱ぐふりをするパフォーマンスが有名ですが、この日は何を思ったか、パンツのゴムに手を掛け・・・

おいおいおい。

良かった。脱ぐふりだった。
それにしても何故?背番号が9に変わったという事でパフォーマンスも改良したのでしょうか?
脱ぐふり・・・だけならいいのですが。

昨シーズン、大事な局面でゴールを決めた際、興奮のあまり本当に脱いでしまいカードを貰うという場面がありました。

上ならカード一枚で済むのですが、下となると・・・
サッカーの試合は、基本的に生中継。
生に「ナマモノ」が映ってしまったら、取返しのつかない事になります。

フィルミーノ、どうかそのパフォーマンスはお止めください。
つい勢い余ってでは済みません。
CLの試合ともなれば、全世界の人が注目しています。
ワールドワイドで自身のナマモノを晒したいのですか?
晒したいのかもしれないけど、お願いだからお止めください。

安定の2失点

攻撃は素晴らしかった!
そして守備も・・・魅せてくれました!

まずヘンドとジニが気の利いたプレーでピンチを未然に防いでいました。グッジョブ!

そしてDF。
両サイドバックは留守がちで、センターバックもてんわんや。
なにやら大家族ホームコメディを見ているようで、あちこちで色々な事が起こります。
特にモレノは気付くと相手ゴール付近まで遊びに行って、元気いっぱい走り回っているので目が離せません。
主に敵陣で輝く超超攻撃的サイドバック。
逆サイドのアーノルドも若さゆえか、一度出かけると戻る方向が分からず迷子になってしまうので、ちゃんと見ていてあげないといけません。

ヤンチャなサイドバックに振り回され、デヤン・ロヴレンはあたふた。
一方のジョエル・マティプは達観したかのように淡々と仕事をこなしています。

そんな慌しさの中で生じた綻び、いや3試合くらい前から生じている綻びを突かれ1失点。
3-0で完全に勝負ありかと思われましたが、分からなくなりました。
リヴァプールFCは最後まで皆様を退屈させません。

ホッフェンハイムのセルジュ・ニャブリは何度もDFを突破するも、最後のところを決められない寸止め劇場でスリルを演出するのに一役買ってくれました。
ご協力ありがとうございました。

俺もまけてらんねえとシモン・ミニョレもポロリで注目を集めます。

2失点目は黒子役に徹したジョー・ゴメスが相手にキッチリとクロスを上げさせる隙を用意。中央で待ち構えていたホッフェンハイムの選手二人に合わせて、ロヴレンがピョコンとジャンプ。ドフリーで放たれたシュートには何の影響力もありませんでしたが、斬新な演出で失点に華を添えます。
なおマティプはこの時、脇に捌けていて、ロヴレンに見せ場を譲ります。
うーん、素晴らしきチームプレイ。
4-2。最後まで見る者を飽きさせない素晴らしい構成です。

ハッハッハッ!毎週決して外さない安定の守備崩壊コメディ。
まあね、スタイル的にある程度守備が不安定になるのは仕方が無い事なんでしょう。
我々が応援しているのはこういうチームなんです。
あの猛烈な攻撃と貧弱な守備は表裏一体。
豪快に打ち勝つ、それがリヴァプールスタイル。
ファン・ダイクが来たら守備が安定すると思ったら大間違いだ!
(でもとりあえずセットプレーだけはなんとかしてください。)

なにはともあれ、

祝・本戦進出

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