17-18シーズンも佳境。
チャンピオンズリーグは準々決勝。リーグ戦は来シーズンのCL出場権獲得に向けて、負けられない戦いが続きます。
試される勝負強さ。
近年、タイトルから遠ざかっているリヴァプール。勝ちきれない試合も多く、経験不足や、ここ一番での脆さを指摘する声も少なくありません。
いわゆる【勝者のメンタリティ】の欠如。
リヴァプール自体が、勝者たりえていないのだから、それも仕方のない事かもしれません。
しかし全く無いというワケではありません。
リヴァプールにもいます。ギリギリの戦いを制し、頂点に立った経験のある猛者。
チームを栄光へと導く勝者のメンタリティ保有者達よ、名乗り出てくれ!
まずはやっぱり
はい。お待ちしておりました。
ジェームズ・ミルナー先生。
リヴァプールに来る前、マンチェスター・シティでリーグ優勝2回、FAカップ1回、リーグカップ1回。
国内タイトル総獲り。完全なる勝者です。
そして、その姿勢は正しくプロの鏡。皆の手本となる副キャプテン。
ここ最近は自身のパフォーマンスもかなり好調。
頼りにしています!
さすがの勝負強さ
おお、そうか!
オランダ出身、ジョルジニオ・ワイナルドゥム。
エールディビジではフェイエノールト、PSVという名門に所属し、リーグ戦で1回、カップ戦2回のタイトルを獲得しています。
そうか、あの勝負強さは経験に裏打ちされたものか。
昨シーズン、何度も決めた値千金のゴールが最近は見られませんが、それでも重要な存在。
チームを支えてくれ。それからゴールもよろしく!
世界王者の一員
そうそう、大したもんだ。
前回ワールドカップ優勝の世界王者ドイツ代表にコンスタントに呼ばれ、ロシアワールドカップのメンバー入りも濃厚なエムレ・ジャン。
前回ワールドカップの時は、まだA代表には呼ばれていませんでしたが、2017年のコンフェデレーションズカップでは主力として活躍。優勝に貢献しています。
決勝戦では勝ちたい気持ちが暴発して大立ち回り。
その時の記事はコチラ「エムレ・ジャン執念のドタバタ劇」
勝利への執念。これくらいの泥臭さがあっても、いいかもしれませんね。
加入当初からキャプテンシーも期待されていた選手で、今シーズンは実際にキャプテンを任される試合も。
ピッチ外でもリーダー的な発言が多く、チームでの存在感は日に日に大きくなっています。
これからも頼むぞ!これからもな!
納得の安定感
なるほど。
この冬に加入したビルヒル・ファン・ダイク。
安心の信頼のセインツ様から来ましたが、その前はスコットランドの名門セルティックにいました。
国内では無敵といってもいいセルティック。在籍した2シーズン、両方とも優勝しています。
あの落着きはまさに王者の風格。
この時に培われたものなんですかね。
加入してまだ日が浅いけれど、顕著に表れているファン・ダイク効果。
リヴァプールの悪しき伝統、取りこぼしを撲滅させてくれ!
あーそーいえば
獲ってたねえ。
今シーズン、アーセナルからやってきたアレックス・オックスレイド=チェンバレン。
アーセナル大得意のFAカップ、6シーズンの在籍期間で3回獲ってます。
そんなに獲ってんのか!?強いじゃん!
そりゃあ、ヴェンゲルも居座るワケだ・・・
なんだかんだスゲーなーアーセナル。
ま、リヴァプールではもっとデカいの獲ろう!
あとは・・・
えっと・・・
もういないかな?
母国の小さなリーグでとかなら他にもいるっぽいし、ソランケとかチェルシーにいたけど、あんまり出てないしなあ。
主力として誰もが知ってるメジャータイトル獲ったとなると、まあこんなもんか。
で、お前は?
・・・獲ってるわ!ヨーロッパリーグ!
アルベルト・モレノ、リヴァプールに来る前の13-14シーズン、セビージャで獲ってる!
15-16シーズン、リヴァプールが喉から手が出る程欲しかったタイトル。涙を飲んだ決勝戦・・・
お前、獲ってんじゃん!
なんとリヴァプール唯一の欧州タイトル経験者。
今のところ、その経験が活きた気配は・・・無し!
チームを導くどころか、一人であらぬ方向に暴走してる感さえあり。
ま、まあ頑張ろ。出番あるといいな!
忘れちゃいけない
選手達を見渡してみると、意外といましたね、勝者。
ただプレミア制覇経験者が、ミルナーだけってのはちょっと寂しい。
欧州制覇に至ってはネタキャラ一人という異常事態。
やはり経験不足な感は否めません。
しかしリヴァプールにはこの人います。
ユルゲン・クロップ。
ブンデスリーガで絶対王者、バイエルン・ミュンヘンを抑え2度のリーグ優勝を果たした名将。
リヴァプールを再び勝者にするのはこの人!
しかしクロップも欧州では決勝進出の経験はあれど、優勝経験は無し。
皆で勝者になりましょう!
てなわけでモレノさん。
大会の違いはあれど、現状、欧州ではあなたが一番勝者みたいです。
そこんとこ頼みます。