【選手】アルベルト・モレノ

選手紹介コーナー。今回は色んな意味で話題のアルベルト・モレノです。
守備の不安定さへの批判が相次ぎ、本職では無いミルナーのポジションを奪われ、ベンチを温める日々。それでも笑顔を絶やさない明るいキャラクター。
個人的にかなりお気に入りの選手なので、移籍してしまう前に書いておこうと思います。

プレースタイル

快足を誇る左サイドバック。
小柄な割にシュート力もあり、攻撃参加はかなり魅力的です。
一方で守備は不安定で、不用意なファールも多めですね。
思い切りのいいタックルは爽快だけど、やはりディフェンダーとしては、一か八かのタックルを仕掛ける前にピンチの芽を摘み取ってほしいところ。

見ていて楽しいけれど、ヒヤヒヤさせられる、ある意味非常にリヴァプールらしい選手ですね。

14-15シーズン、加入間もない8月のトッテナム戦で決めた、衝撃のゴールは今でも語り草。
しかし裏を返せば、それ以降は印象的な活躍をしていないという事かもしれません。

別アングル

相次ぐ試練

14-15シーズン、加入直後のスーパーゴールでファンの心を鷲掴みにしますが、それ以降はチーム自体の不調もあり、印象的な働きは出来ませんでした。
15-16シーズンになると新加入の10代、本職はセンターバックのジョー・ゴメスにポジションを奪われます。しかしゴメスが負傷。再び出番が回ってきます。

監督がクロップに変わると、その走りまくるスタイルは自分に合っていると、自信を覗かせます。
しかし、守備の不安定さを指摘される事が度々。特にヨーロッパリーグ決勝でのパフォーマンスは大いにバッシングを浴び、OBのキャラガーは大激怒。

16-17シーズン、持ち前の明るさで心機一転といきたいところでしたが、またしてもミスを連発。
結局、左サイドバックの一番手はミルナーという事に。またしても本職では無い選手にポジションを奪われた形となります。

出場機会はかなり少ないですが、それでも笑顔を絶やさず明るく振舞っています。
クロップも「練習ではアルベルトが一番よくやっている。」と一定の評価をしているようです。
ひたむきなのか、能天気なのか、両方かもしれませんね。

ムードメーカー

またの名をネタキャラ。
とにかく明るいので、チームメイトから愛されているようです。

普段から仲の良いコウチーニョは、ゴールを決めた後、真っ先にベンチにいるモレノに駆け寄っています。

ナイーブな部分のあるスタリッジもこの通り。

こんな姿を晒されたりもしています。

赤パンにタオル。レスラースタイルです。

笑いの神にも愛されているようで、こんなハプニングも。

他にも歌を歌ったり、大胆に髪型を変えたりピッチの外でも、話題を振りまいています。

リヴァプールの超優良遺伝子？

スティーブン・ジェラードとシャビ・アロンソ。互いに認め合う超ワールドクラスの中盤コンビですね。
雰囲気もどこか近いものがあります。

モレノがその二人を足して2で割ったような顔だと話題になった事があります。

確かにこの朴訥とした風貌はかなりのリヴァプール顔。
実際あります。見間違えた事。
激走するモレノをジェラードと間違えて「あれ？速っ！」と思いました。

うーん、しかしジェラードとシャビ・アロンソのハーフなら、とてつもなく正確なパスを出せそうなものですが・・・
これもシャビ・アロンソなら絶対決めてる。

辛抱強く使い続けたら、超パスマスターとして覚醒しないかなあ・・・。

いよいよ移籍か

16-17シーズンは出場機会がほとんど無く、2017年夏の移籍が濃厚とされています。
欲しがるクラブは結構あるようで、インテル、ACミランのミラノ勢やナポリ、過去にはレアル・マドリードが興味を示しているという報道もありました。

セリエA勢はともかくレアルとは・・・リーグが変わるとまた輝けるのかもしれませんね。
左サイドバックの補強は必須とされているリヴァプールの補強戦略。
望んだ選手を獲れればモレノは3番手になってしまいます。

来シーズンは試合数多いし、もう少し前めのポジションでも使ってみて左サイドのユーティリティプレイヤーとして、育てられないものでしょうか。
うーんモレノがユーティリティプレイヤー・・・それもちょっと想像出来ませんね。

リヴァプールってキャプテンシーのある選手は結構いるんだけど、ああいうキャラはあんまりいなくて貴重だと思うんですよ。この際、左サイドバック枠は別として、モレノはモレノ枠で残せないものか・・・しかし選手は試合に出てナンボのものですからねえ。

いつも楽しそうだけど、試合中は結構暇そうだし。

Written by Miya

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