17-18シーズンを振り返る【移籍市場編】

投稿者: | 2018-05-30

先週末にチャンピオンズリーグ決勝の戦いを終え、17-18シーズンの閉幕を迎えたリヴァプール。
山あり谷ありが平常運転のリヴァプールですが、今シーズンは特に色々な事がありましたね。
ファビーニョの獲得を発表し、18-19シーズンに向けた動きは早くも活発化していますが、ちょっと一息。
17-18シーズンの印象的だった出来事、振り返ってみたいと思います。
まずは移籍市場編。

移籍市場のドラマ

ホントね、何だそりゃ?と思うような珍事が色々とありましたね。

モハメド・サラー

毎日のように合意報道が出てるのに、一向に来ない。
「サラースタンプを貯めると本物と交換してもらえるポイント制だ。」
「今日は頭。明日はいよいよ左足。デ〇ゴスティーニ的に毎号パーツが届く日刊サラーだ。」
「サラーと合意」という言葉は完全にネタと化していました。

焦らしに焦らされた分、公式から発表があった時の嬉しさは格別でしたね。
反面、ユニフォーム着た画像が公開されているのに、信じられない自分もいましたが。

フェリペ・コウチーニョ

信じられないといえば、コイツ!

リヴァプール愛を語り、バイアウト無しの長期契約に迷わずサイン。
17-18シーズン、中心選手として開幕を迎えるものと思っていました。

ところがどっこい。

開幕前日にトランスファーリクエストを提出。
背中の痛みだかなんだかで雲隠れ、なのにブラジル代表にはきっちり参加。

なんかアレだな。
「ゴメン、体調悪い」って予定キャンセルしたと思ったら、SNSで別の場所でヒャッハーしてる写真がアップされて「はあ!?」ってなる感じ。

しかもなんか代表の試合中に泣くんだよ!
あれのせいでリヴァプールが悪者みたいな空気になったじゃんかよ!
泣きたいのはこっちだ!

で、結局「てへへ」みたいな感じで帰ってきやがんの。
暖かく迎えてやりましたよ。ええ、はい。
それでフツ―に活躍するものなんだから、吹っ切れたもんだと思ってました。
なのに冬にフラっと出て行ったと思ったら、そのまま帰ってこない!

性悪うぅぅ。散々振り回してくれましたね。

開幕前日のトラリクには動揺したし、移籍が決まった時は悲嘆にくれました。

でも、それはもう終わった事。彼は過去の人です。
ま、当ブログの中では、完全にお笑い枠に収まりましたが。

少なくとも年に2回はブーイングチャンスがあるシティのアイツとか、泳がしとけば勝手になんかやらかす馬主とかに比べれば、キャラが立ってないけど機会があればイジくり倒したいと思います。

ビルヒル・ファン・ダイク

コウチの件でバルセロナのやり口を思いっきり批判したいところですが、リヴァプールも人の事言えませんでした。
こじれましたね~。

合意秒読みかと思いきや、不正接触やらなんやらでセインツ様の怒りを買い謝罪。
撤退を表明するも、噂は燻り続け、ファン・ダイクがチームと別行動を取るなど、移籍に近づいている印象がありました。
移籍市場最終日には「あの車にファン・ダイクが乗っている!」「メルウッドに向かっている!」と謎の車が注目を浴び、ネット上で徹底マークを受けます。
結局乗ってませんでしたが、最終日の大追跡を固唾を飲んで見守るKOP達には、不思議な一体感が生まれていました。

CBの補強が行われなまま開幕を迎え、守備は案の定・・・
ファン・ダイク待望論は根強く残っていましたね。
そして1月の足音を聞き、冬の補強の話題が盛り上がりを見せ始める頃、突然の合意発表。

夏のグダグダが嘘のような鮮やかさでした。
恐らく、夏以降も水面下での動きを継続させていたのでしょう。それを漏らさなかったフロントの手腕には、拍手を送りたいですね。

アレックス・オックスレイド=チェンバレン

謎の車騒動の他にもありました。移籍市場最終日のドラマ。
かねてからリヴァプール行きを希望していた本人の思いとは裏腹に、チェルシー行きが濃厚と見られていました。
しかしギリギリのところでリヴァプールがハイジャックに成功。

首都ロンドンのビッグクラブから強奪。
本来なら快哉を叫びたいところなのですが、期待されていたレマーではなく、なんか残念な子が来たと、あまり歓迎されていませんでしたね。
それどころか色々あった移籍市場のオチのような扱い。

直後にチームが悪いサイクルに陥り、疫病神のように言われた時期もありました。
あの時はここまで大事な選手になるとは思いませんでしたねえ。
KOP達の懐疑的な声が間違いであった事を、自らのプレーで証明しました。

ナビ・ケイタ

彼の件も色々ありました。
加入は今年からになりますが、昨夏の移籍市場で契約をまとめたナビ・ケイタ。
ユルゲン・クロップのトップターゲットとして、かなり早い段階から名前が挙がっていましたが、RBライプツィヒが、頑として首を縦に振らず。

何度も何度もアタックしていたようですが、振られっぱなし。

高いし、もういいよと思っていました。
しかしクロップは余程ご執心だったのか、一年後という落としどころを見つけ、なんとか合意に漕ぎつけました。
諦めなければ思いは届く。うーんトレンディ。

冬にはリヴァプール入りを早められないかという交渉を行ったようですが、これは受け入れられず。
ライプツィヒにとって、欠く事が出来ない重要なだという事でしょう。
リヴァプールでプレーする姿を見るのが楽しみです。

まとめ

いつまで経っても来ないサラー、ファン・ダイク騒動、レマーかと思ったらチェンバレン。
色々とグダグダでフロントの手腕を疑いたくなる事もありました。

しかし改めて考えてみると、サラーはローマの敏腕SDモンチ氏を相手に、粘り強く交渉。今となっては安すぎるくらいの金額での獲得に成功しましたね。
ファン・ダイク、ナビ・ケイタに関しては決して諦めない姿勢が実を結びました。

狙った獲物は逃さない。強烈な野心の一端を垣間見る事ができましたね。

気持ち悪っ!リヴァプール気持ち悪っ!!

ファン・ダイクとナビ・ケイタへの執念なんかストーカーレベルですよ。

また粘り強さと同時に、したたかさも見せ始めているではないでしょうか。

無慈悲なほどに、繰り返されるセインツ様からの主力引き抜き。
今度は一度気を許したローマやライプツィヒに、たかりそうな気配もあります。

チェンバレンに関しては最終日でのハイジャックという荒技。
レマーとの関連性の真相は分かりませんが、トップターゲットが無理だと判断してのターゲット変更だとしたら、キープしておきつつのギリギリでの方向転換。
駆け引きの妙を見る事ができました。

しつこい上に、強引で狡猾。

もはや人としての在り方を問い質したい。

まあビジネスの世界ではこれくらいの厳しさが必要なのでしょう。
冬のファン・ダイク、そして昨日のファビーニョと事前情報をほとんど漏らさずに決める手並みは、お見事。
チームと共にフロントも成長しているのでしょう。
これからも頼みますよ。

ただ1KOPとしては、またセインツ様からの補強の噂がうっすらと出ている事に、良心の呵責を感じています。

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