9年間のクロップ政権。「ああ~そんなこともあったねえ」っていうニッチな思い出を振り返っていくこの企画。
第4回目は首脳陣人事に関する一悶着二悶着。クロップの有り余る人間力ゆえか、はたまた結構だらしない部分もあるのか、噂レベルではあるんですが、泥沼の三角関係があったとか無かったとか。
※登場人物は全員男性です。
【宣伝】リヴァプールどころか、サッカーにすら全然関係無いんだけど本出しました。
2015年10月。ユルゲン・クロップはリヴァプールの監督に就任しました。その時、二人の腹心も連れてきています。
“クロップの頭脳”ことゼリコ・ブバチ。“クロップの目”ことペーター・クラヴィーツ。今回の主役となるはブバチの方です。
クロップとブバチの出会いは選手時代にまで遡ります。ドイツのマインツでチームメイトでした。
クロップが選手としてのキャリアに終止符を打ち、マインツの監督に就任したのが2001年。その時、クロップよりも6歳年上のブバチは既に他のクラブで指導者としてのキャリアスタートさせていましたが、クロップのラブコールに応え、マインツのアシスタントコーチに就任します。ラブコールに。そうラブコールに。
ついこの間まで選手だった年下でペーペーの監督のアシスタントコーチになるとは。二人の間に強固な信頼関係があったことは想像に難くありませんね。
おおう。若い。
ブバチといえば、どこまでも冷静な性格。寡黙で表情をあまり変えないというイメージがありますが…
あら。
まあ。
改めて見ると結構カワイイ。
実はエモーショナルな部分も持ち合わせているみたいなんです。
これとか、ジャン一体なにしたん?
ブバチの主な役割は戦術の立案・構築。クロップの代名詞とも言われるゲーゲンプレスですが、その確立にはブバチが大きく関わってるとされています。
リヴァプールでもチームクロップは当然のようにゲーゲンプレスを導入。スペクタクルなチームを作り上げていくワケですが、ここでもう一人の主役が登場。
それがペップ・リンダース。
実はクロップ就任以前から、リヴァプールにいました。
クロップはこのハツラツとした青年を大いに気に入ったようです。
ブバチというパートナーがありながら、リンダースとイチャイチャし、
もとい、リンダースの意見に積極的に耳を傾けるクロップ。ちょっとブバチのことがおざなりに?
でも、クロップとブバチは長い付き合いだし、ブバチとリンダースは20歳くらい年が離れてますからね。
まあ、大人の対応するでしょと思いきや…
すねました。
ぜり子、しっかりすねました。
炎のクロップ、氷のブバチというイメージでしたが、ブバチも意外とじっとり燃えるタイプなのかも?けっこうヤンデレ気質だったりして。
これの影響どうかは定かではありませんが、クロップは後にブバチとの関係が悪化してたと語っています。
当時はジェラシーだってゴシップがすごく飛び交ってた記憶。
2018年1月。リンダースは一度リヴァプールを離れますが、それでもブバチはヘソを曲げたままだったようです。2018年4月に“個人的な理由”(よーするに痴話ゲンカか?)によってチームから離脱します。
んで2019年1月。正式に退団。
戦術担当が不在になったリヴァプールは、後任としてリンダースを呼び戻します。
おいおい…ここ、駅とか空港とかまでブバチを追っかけ行くとこじゃないかい。
「お前じゃなきゃダメなんだーーーー!!!」エンダァァァ~~~~ってシーンでしょうが。
「あ。そうですか」ってな具合にあっさり後妻をマンションに招き入れやがった。
まあ、実際のところ何が起きたのかは分からないし、クロップも頑固だからなあ。
その後、リヴァプールはCL、プレミアなど幾つものタイトルを獲得し、最強の名を欲しいままにしていくわけです。
でも、その最強の礎はブバチがいた頃に築かれたものだし、ブバチが去った後、いくつもの困難にも直面しています。
ブバチがずっとクロップの横にいる世界線も見てみたかった気がしますね。ダメかな。ブバチがじっとり燃えるタイプだから。
ブバチは現在、ディナモ・モスクワのSDとして高い評価を得ているようです。リンダースもクロップの右腕として世界的名声を獲得しました。
そして来季からはザルツブルクの指揮を執ることが決まっています。
つまり、クロップの隣、今空いてるんです。
少し前にクロップとブバチが仲直りのお食事したなんて噂もあったし、ひょっとするとひょっとするかも?
クロップが現場復帰する際、隣にいるのはブバチなーんてこともあるかもしれません。
しかし、クロップは大変な人情家ですからね。別々の道を歩みことになったとはいえ、リンダースとの絆が揺らぐこともないでしょう。リンダースが壁にぶち当たった時、相談に乗ってあげるなんてこともあるかもしれません。
クロップがリンダースと連絡とってることがブバチにバレたら…
マズいな。
あ。これあくまでの噂ベースの話ですからね。実際のところどうだったのかは分かりません。
何が起きていたのか“クロップの目”ことクラヴィーツさんに聞いてみたい気がする。暴露本とか出さねーかな。
ダメか。口固そうだな。真相はクラヴィーツさんが墓場まで持っていくことになりそうです。
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