最終節を前に

さてさて。長いシーズンも残すところあと1試合。
日本時間5月20日0:00に、23-24プレミアリーグ第38節、ウルヴァーハンプトン・ワンダラーズとの1戦がホーム、アンフィールドにてキックオフとなります。
本当に色々なことがあった今シーズン。泣いても笑っても…いや笑って終わろう！泣くのもしゃーないと思うけど、泣きながら笑おう。

さよならクロップ

今さら言うまでもありませんが、これがユルゲン・クロップとその精鋭スタッフたちがレッズとして戦う最後の試合。
集大成とも言うべき、ハイテンションな試合を見せてもらいたいですね。
大エースと君臨し続けたモハメド・サラー。
アカデミーから頭角を現し、批判を浴びることがありつつも唯一無二の輝きを放つトレント・アレクサンダー=アーノルド。
最高のお買い得選手と評され、アーノルドともにアシストを量産しヘヴィ・メタルフットボールの象徴的な存在にまで上り詰めたアンドリュー・ロバートソン。
クロップに熱望され色々ありつつ電撃加入し、立ちどころに堅守を築きあげたビルヒル・ファン・ダイク。
いくつも神セーブと、未来永劫語り継がれるであろう伝説のゴールでチームを救い続けたアリソン。
アカデミー出身の天才として期待されながらも伸び悩み、苦難の中、いぶし銀の存在感を放ち始めたカーティス・ジョーンズ。
厳しい批判に晒されながらも起用され続けた期待に応え、今季大いなる飛躍を果たしたハーヴェイ・エリオット。
ある意味、もっともリヴァプールらしいキャラのダルウィン・ヌニェス。

色んな選手の顔が浮かんできます。誰が出ても、最高の活躍を披露してもらいたいですね。ああ、5人しか交代できないのが恨めしい。

初ゴールなるか！？

ジョー・ゴメス。クロップ着任前から在籍し、唯一クロップ政権のすべてを知る選手。そしてあんだけ試合出てるのに公式戦いまだノーゴールという珍しい記録を持っています。
ケガに悩まされ、パフォーマンスの低下を指摘されたこともありました。
しかし、ご存じの通り今季はCBに両サイドバック、さらには中盤とたらい回し八面六臂の大活躍。
首脳陣はもちろん、ファンからの信頼も完全に取り戻しました。

でもノーゴール。

そんなこともあって、ゴメスが前の方でボール持つとスタンドから「shooot!」と声が掛かるようになりましたね。
クロップが窘めたことによって、そうした声は上がらなくありましたが、この試合に限ってはいいんじゃないですかね。

最初からいるゴメスが唯一のゴールによって、最後を締めくくる。そんなドラマがあっていい気がします。

お別れは他にも

今季で契約満了を迎えるチアゴ・アルカンタラ、ジョエル・マティプの退団がクラブから正式に発表されました。
毎年恒例の退団セレモニーが行われるでしょう。彼らも盛大に送り出したいですね。
マティプに関してはまだ試合に出れる状況ではないでしょう。
しかしチアゴは…

トレーニングに復帰してるっぽいんですよね。最後のほう、チラッと出るだけならあるか？
まあ、無理して出てまたケガしてもしょうがないし、出たい選手は他にもいるだろうから、うっすらとだけ期待しておきますか。

あと気になるのがアドリアン。彼も契約が切れるハズなのですが…このタイミングで発表されないということは契約延長の可能性あり？新体制においてああいう縁の下の力持ち的なタイプは重要だと思うし、アリソン、ケレハーに移籍の噂があることからもアドリアンは留めておきたいというのは頷ける話でもあります。試合には久しく出ていませんが、彼がチームに多大な貢献をしていることは想像に難くありません。残るのであれば嬉しい限り。
本人の意思次第な部分はありますが、ここで大々的に送り出さず、後でやっぱりサヨナラなんてことはなしだかんな！？

お相手は

正直もう順位は確定してるんだし、よっぽど因縁のあるクラブでないかぎり、お相手がどこだろーがどーでもいいですよ。
えーとウルブスねえ。13位。欧州への挑戦権も降格もなーんもありません。これといったモチベーションは無し。そんな中、クロップのラストマッチってことで全世界から感傷的な視線が注がれるアンフィールドに乗り込んでくるんですよ。

お疲れ様です。

もう色んな方面から「空気読めよ？」「分かってんだろな？」的な圧が掛かりまくってるでしょうね。やりづらそー。
それでもプロである以上、勝利を目指し、試合に臨むことでしょう。
お互いにケガなく、フットボールの素晴らしさを実感できるような試合になるといいですね。

万が一…万が一、リヴァプールが勝てないようなことがあっても、みんなウルブス関連のSNSに凸るのはやめよーな！

あ。ちなみに俺は6点くらい取られて負けても笑い飛ばせます。色々あって免疫獲得済みなんで！

ウルブスさん、いい試合期待します。

ラストダンス

最終節。そりゃあ勝ってもらいたい。
ただそれ以上に大事なのが最後の瞬間ひとつひとつを噛みしめること。
YNWAを聞くクロップ
決定機逸に苦笑するクロップ
ゴールが決まりハシャぐクロップ
審判に詰め寄るクロップ（イエローならもらってOK！）
交代で下がる選手を讃え、入る選手の背中を押すクロップ

そして願わくば、勝利後の3連ガッツポーズ。
セレモニーはあまり考えないようにしとく。

勝ってもらいたい。それ以上に、ポジティブな雰囲気で終わりたい。ラストダンス、見届けましょう。

Written by Miya

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