10月31日。ハロウィーン。
数年前、ルイス・スアレスはバルセロナのチームメイトと共に、仮装して調子に乗ってヒンシュクを買っていました。
やはりヨーロッパでも大勢の人が仮装を楽しむのかと思っていたら意外とそうでもなく、アメリカの文化だという認識が強いようです。
ヨーロッパでは意外に静かなハロウィーンですが、あるレジェンドが大変スパイスの利いた仮装で話題を集めています。
そのレジェンドというのがコチラ。
いや、誰?
オバケ?
ええ、オバケですが、中身はあのルイス・ガルシア。
・・・えっと、本人ですよね?
もうすぐ40歳になろうかという男が、こんあ馬鹿みたいな格好してるというだけでも面白いのですが、この格好にはなかなかイカした皮肉がこめられていました。
彼が手に持っているのは2005年のチャンピオンズリーグ準決勝、リヴァプール対チェルシーのマッチプログラム。
この試合はルイス・ガルシアの際どい判定のゴールが決勝点となり、リヴァプールがチェルシーを破っています。
当時、チェルシーの監督だったジョゼ・モウリーニョは、このゴールをゴーストゴールと揶揄しています。
そうゴーストゴールにちなんでゴーストの格好をしていたのです。
こんなのもありました。
Happy Halloween😂 pic.twitter.com/goiSh0EVE8
— LFC Fans Corner (@LFCFansCorner) 2017年10月31日
なぜ今、わざわざ10年以上前の出来事を掘り起こすのか?
いや、いまだからこそ。
当時チェルシーの監督だったモウリーニョは、現在マンチェスター・ユナイテッドの監督。
先日の対戦ではゴーストゴールすら取る気の無い、面白みの無い戦い方で勝ち点1を掠め取っていきました。そんな臆病者はゴーストで脅かして当時のイやな記憶を蘇らせてやろう・・・なーんて思ったのかも?
そして。
モウリーニョチェルシーを破り決勝へと駒を進めたリヴァプール。相手はACミラン。そう「イスタンブールの奇跡」です。
あと1日と数時間でCL、NKマリボル戦を迎えるリヴァプール。勝てば久しぶりの決勝トーナメント進出に大きく前進します。
あのシーズンの勢いよ乗り移れというような、彼なりのエールではないでしょうか。
ありがとうルイガル。ゴーストゴールといい、準々決勝のユベントス戦のゴールといい、あなたの活躍が無ければイスタンブールの奇跡は有り得なかった。
そんなレジェンドからのユーモアたっぷりのエール、選手達にもきっと届いた事でしょう。
Happy Halloween!
ところで本人ですよね?