フラナガンの旅立ち

2018-06-22

前回のエムレ・ジャンの記事に続き、新天地へと向かう選手の話題です。

ジョン・フラナガン。
リヴァプール生まれ、生粋のスカウサーは、スティーブン・ジェラード率いるスコットランドのレンジャーズに加入します。

指導者として新たな一歩を踏み出した英雄の下で、キャリアの再スタートを切る事となりました。

まずは一安心といったところでしょうか。
主力して活躍し、クラブ側から残留を熱望されていたジャンとは違い、完全に構想外だったフラノ。
契約延長の打診が無いまま、寂しい退団となっていただけに、今後のキャリアについても、かなり心配していました。

プレミアよりはレベルが落ちるとはいえ、レンジェーズも歴史ある名門。
そして財政破綻から立ち直り、クラブ再建の道の途中。
復活を期した再スタートには持って来いの環境ではないでしょうか。

そして監督が気心の知れたジェラードですから。
フラノと同じくリヴァプール生まれ、アカデミー育ちのジョーダン・ロシターもいますね。
生え抜きのスカウサーが大成する事なく、次々とクラブを離れていくのは寂しいけれど、レッズ魂を忘れず頑張ってもらいたいですね。
ロシターはトップチームの試合にはほとんど出ていないみたいだけど、まだ21歳。
フラノとの相乗効果で、チャンスを掴んでもらいたいですね。

それからリヴァプールからローン移籍中のオビエ・エジャリアもいます。
こちらも勝手知ったる仲でしょう。
エジャリアにとっても心強いのではないでしょうか。

この獲得にはジェラードの意志が大きく働いている事でしょう。
選手としての特徴だけでなく、そのキャラクターもよく理解しているのではないでしょうか。

試合に出られなくても、メルウッドのトレーニング風景では、輪の中心にいるような写真が多く見られました。
ドレッシングルームでは、よく冗談を言うタイプだと聞きます。

そうしたキャプテンシー、ムードメーカーとしての役割にも期待を寄せているのかもしれませんね。
ジェラードも指導者としては、まだまだ経験不足ですから、頼りにしている部分もあるのかもしれません。
ジェラードの支えになってもらいたいですね。

アンフィールドの近くで生まれ、幼少期からアカデミーで育ち、ワンクラブマンでありたいと語っていたフラノ。
退団が決まった時は悔しくて仕方が無かった事でしょう。

しかし心機一転。新たな挑戦への思いを語っています。

ここにいられる事を嬉しく思うよ。
代理人から電話を受けて、スティービーと話したら、もう悩む事は何も無かったね。

吹っ切れたみたいですね。

ローンの経験こそあれ、ずっとリヴァプールと共に選手人生を歩んできたフラノ。
正真正銘、新たなチェレンジです。

屈強な大男だらけのスコットランド。プレミアとはまた別の難しさがあることでしょう。ガチムチ相手にあのハードなタックルを食らわせてやってほしいですね。

シーズン中に、酒に酔ってパートナーに暴行するという事件を起してしまいました。
新たな生活は人間として成長するチャンスでもありますね。

ジェラードとの関係で今後、リヴァプールとレンジャーズの繋がりは強くなっていく事でしょう。
プレシーズンマッチとかで対戦する事があるかもしれませんね。
その時は復活、そして一皮向けた姿を見せてください。

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