
他国の移籍市場も閉じ、19-20シーズンのリヴァプールのスカッドが確定しました。主力の流出はほとんど無く、戦力のキープに成功していますが、退団した選手は結構多い。
トップチーム経験がある、今夏退団の選手をまとめてみました。

シモン・ミニョレ
昨シーズン、終了時点で移籍は確実と見られていましたが、オフ期間中に次々と沸いて来る残留濃厚の噂。
プレシーズンでは実戦から遠ざかっていたとは思えないキレのある動きを披露。
嬉しいと同時に、本当にいいのか?という申し訳ないという気持ちにもなったものです。
でも、やっぱり試合出たいですよね。8月に入り、開幕まで残り1週間を切った時期に突然の移籍発表。速攻で決まった感もありますが、決断に至るまでには様々な葛藤があった事でしょう。改めて6年間に渡るピッチ内外での貢献に感謝。試合に出なくても、常に模範的な態度でチームを支えてくれましたね。
Thanks for the memories, @LFC ⚽️❤️ #YNWA pic.twitter.com/CptWLri2Yq
— Simon Mignolet (@SMignolet) August 5, 2019
去り際は泣かせてくれました。
移籍先、母国ベルギーのクラブ・ブルッヘでは正守護神として絶賛稼働中。クラブはチャンピオンズリーグプレーオフを勝ち抜き、本選出場を決めています。思えば16-17シーズン、ギリギリで獲得したCL出場権。それはミニョレの活躍があってこそ。しかし、翌17-18シーズン、プレーオフには出たものの本戦には一度も出場出来ませんでした。2年越し。いよいよ、ミニョレが夢の舞台に立ちます。
相手はガラタサライ、パリ・サンジェルマン、そしてレアル・マドリード。
マジか・・・
上等じゃないですか。神ミョレの見せ所。レアルへのリベンジよろしく!
アダム・ボグダン
この人も今夏退団ですよー。憶えてますかー?
選手としてはリーグカップののPK戦で活躍したくらいで、ほとんど実績を残せませんでしたね。
しかし、17-18シーズンのCL決勝でカリウスを慰める姿や、ちょいちょいインスタにアップする娘と遊んでる姿など、人柄の良さを感じさせる機会は多々あり、妙に気になる存在。
昨シーズンはスコットランドのハイバーニアンにローンで在籍していました。インスタのプロフィールにはまだ、ハイバーニアンの記述があるけれど、クラブの公式サイトには名前がありません。
無所属?パパ頑張れ!
コナー・ランドール
昨シーズンは3部のロッチデールにローンで在籍していました。ほとんど音沙汰が無いまま、突然退団が発表されるという、地元出身の生え抜きとしては寂しいお別れに。
リヴァプールという世界的なクラブで生き残るは、なかなか難しいですね。
友人と観戦中か。リヴァプール愛は変わらないようです。
彼も新たな所属先の情報が見つからず。23歳。もはや若手ではありません。キャリアの岐路に立たされているのかもしれませんね。どこへ行こうと、やはりスカウサーには頑張ってもらいたい。幸運を祈ります。
コナー・マスターソン
もう一人のコナー。ほとんど印象に残ってませんね。恒例の野戦病院の時に、ベンチ入りを果たしたアカデミー出身のCBです。
20歳。もうちょっと待っても良かった気もしますが、期待のCBは他にも結構いますからね。仕方がない事なのかもしれません。
現在は2部、クイーズ・パーク・レンジャーズに所属しているようです。おお!結構いいところ行った。プレミア帰還の可能性も大いにあります。まだ、ベンチにすらほとんど入れていないようですが、年齢を考えれば全然焦る必要は無いでしょう。
アルベルト・モレノ
当ブログのエースとして、度々イジらせてもらいました。退団は規定路線。去年残留した事に驚いたくらいですが、やっぱり寂しいものは寂しいですね。
ミニョレと同じく、まったく出番がなくとも腐らず、常に明るく振舞っていた姿勢には感銘を受けたものです。
???? @LFC ???? pic.twitter.com/6wrV84g0Nv
— Alberto Moreno (@18albertomp) July 1, 2019
彼も退団に際し、メッセージを残してくれました。
昨シーズン、アンフィールドに行った時に、途中出場とフル出場、幸運にも100分以上、生モレノを見られました。
実感しました。やっぱ、ポジショニングおかしい。最高の思い出です。
新天地はビジャレアル。早速、いいスルーパス出して攻撃に存在感を発揮したりしているようです。
うん。リヴァプールに来た時もそうだった。大事なのは継続性だよ、継続性。あと、守備しっかりな!
ラファエル・カマーチョ
去年のプレシーズンで活躍。かなり期待してましたが、トップチームで、その才能を発揮する事が無いままの退団となってしまいました。
攻撃のセンスに光るものを持った選手で、右サイドバックをやらされた事が退団の一因だという噂もありますが、別れ方は綺麗でした。
移籍先は母国ポルトガルのスポルティングCP。買取オプションがついてるみたいです。
戻ってきて欲しいな~。ボールを持った時、ワクワクさせてくれる選手でした。
ダニエル・スタリッジ
スアレスとのコンビ、SASが猛威を振るい、イングランドを震撼させたストライカーもついに退団。
スタリッジとミニョレが去った事により、13-14シーズンの悔しさを知る選手はヘンド一人に。
時の流れを感じますね。
My good bye message to everyone at @LFC Always love ❤️???????? https://t.co/mHWy8bvZLH pic.twitter.com/qQSElLquMV
— Daniel Sturridge (@DanielSturridge) June 5, 2019
やはり色々なこみ上げてくるものがあるのでしょうね。
チェルシー戦とか、重要なゴールはあったけれど、やはり今のチームで主軸として働くのは厳しかったか…
とはいえですよ!
昨シーズン、一度も負傷離脱しませんでした!
それ以前は、復帰して即、怪我。そして復帰時期未定なんて事がザラにありましたからね。出場時間が少ないとはいえ、これはかなり大きな事。
新天地はトルコ、トラブゾンスポル。プレミアに比べれば身体への負担は少ないでしょう。先日、30歳になりましたが、テクニックは全然さび付いていないし、まだまだやれる!
ボビー・ダンカン
ジェラードの従兄弟がやってきた!アカデミーで結果出しまくってる!期待しましたねえ。18歳にしてプレシーズンツアーに帯同。
リヴァプールでのキャリアは順風満帆かのように思えたのですが…
何がいけなかったのでしょう。降ってわいたかのような移籍騒動。出場機会が無かった事が不満だったいう話もありますが、まだ18歳ですからねえ。代理人が話をややこしくしまった感もあり、真相は分かりません。
I want to thank everybody at @liverpoolfc from the Coaches,Staff and Players for contributing in my development at the club I move on with very special memories…. Thank you♥️ #LFC #YNWA ???? pic.twitter.com/hR8Qy1hjt2
— Bobby Duncan (@bobbyduncan999) September 2, 2019
本人はクラブへの感謝を綴っています。
ジェラードの従兄弟なのに勿体ない…まあ、本人はこれが嫌だったのかも知れません。行先はイタリア、フィオレンティーナ。特別扱いはされないハズ。本当に才能が試される機会。さて、どうなりますか。
ライアン・ケント
アカデミーのチームメイト達にそのテクニックを絶賛され、早くから期待されていましたが、トップチームに定着する事は出来ませんでした。
昨シーズン、ローンで大活躍したレンジャーズとは相思相愛だったようで、ジェラードの熱烈なラブコールもあり、完全移籍が実現しました。
???? #RangersFC are delighted to confirm the return of @ryankent to the club on a permanent basis from @LFC.
The winger has signed a four-year-deal with the Gers after spending the 2018/19 season on loan at Ibrox.
➡️ https://t.co/cPC7GKCdPS pic.twitter.com/h2yOoUrF4c
— Rangers Football Club (@RangersFC) September 2, 2019
固定ツイートで表示されてます。
ローン移籍の繰り返しにはストレスもあったかもしれません。ちょっとリヴァプールへの思いは薄れちゃってるのかなーという印象もありました。
クラブの次に移籍させるならローンではなく完全でという方針にも頷けます。
これが本人のためであるのでしょう。ジェラード共に栄冠を勝ち取ってください。
ダニー・イングス
昨シーズン、サウサンプトンに完全移籍前提でのローンで加入し、そのまま規定路線の退団となりました。寂しいけれど、これで良かったのでしょう。
リヴァプールでのキャリアは怪我との大半を怪我との戦いに費やし、プレーではインパクトを残せませんでした。
しかし、リハビリに真剣に取り組む姿勢や、意外とひょうきんなキャラクター、セクシーな彼女を前にした時のだらしない表情など、ファンの記憶には残る選手になりましたね。
こういうダイナミックな動きを見ると感慨深いですね。
サウサンプトンでは9番を背負い、リーグ戦は今のところ全試合スタメン。先日のリヴァプール戦では、お約束の恩返し弾を決めてくれましたね。今度はマンチェスターの強い方とか相手にやってくれると助かります。