しつこいようですが、8月が過ぎ、移籍市場の窓が閉じました。
ローンに出された選手、クラブを去った選手を紹介してきましたが、今回は逆。移籍しそうでしなかった選手を紹介したいと思います。
彼らのリヴァプールのでの現在の立ち位置、そして未来とは・・・?
シモン・ミニョレ
今夏での移籍は確実かと思われていました。
しかし交渉に手間取っていたようで、先にロリス・カリウスのローン移籍が決まってしまいました。
これによってミニョレの移籍は事実上消滅。
ミニョレにしては珍しく、不満を吐露。カリウスが決まった後も、移籍の可能性を匂わす発言をしていました。
随分と前から移籍するつもりだったのに、後から急に決まって「ゴメン、残って」では不満なのも無理はありませんね。
頻繁にチームを応援するつぶやきを投稿していたTwitterも最近はお休み気味。
メンタルケアが必要なのではないでしょうか。
かなり思い入れがある選手なので、控えの立場に納得して残って欲しいけど、それは虫が良すぎる話ですね。
ポカもあったけど、ミニョレに救われてきた試合も少なくありません。昨シーズン途中からは、出番が無くとも、裏方として全力でチームをサポートしてくれました。
これまでの貢献に報いるという意味でも、来夏か、あるいは今冬か、良い話を見つけてやるべきなのかもしれません。
今は気を取り直してチームのために頑張って欲しい。プレミア、CLでの出番は無くとも、カップ戦では見たいですね。
ディボック・オリギ
完全移籍に向け、交渉中という噂は何度も耳にしましたが、合意には至らず。噂が本当なら£27mという金額は高すぎる気がしますね。もう少し譲歩してもいい気がします。
ドルトムントとの交渉が破談に不調に終わったという報道が出たのは、デッドラインデーまで数日残されている時期でした。時間はまだあったハズ。新たな話を纏める事が出来なかったのか、あるいは敢えて動かなかったのか。
リヴァプールのストライカーは、まず絶対的な存在としてロベルト・フィルミーノ。2番手としてダニエル・スタリッジ。
ドミニク・ソランケと3番手の座を争う事になるのでしょうか。ポジション争いは熾烈ですが、ウイングの控えという選択肢もあるかもしれません。
クロップのプランは如何に?
少ないチャンスで結果を出す事が出来るでしょうか。
まだ23歳。きっかけさえ掴めれば、再ブレイクする事が出来るかもしれません。
ペドロ・チリベジャ
8月の初めにノルウェーのローゼンボリへの移籍話が出たようですが、本人が拒否したという報道がありました。セルティックという噂もありましたが、具体的な話は無く、静かに9月を迎える事になりました。
現在の中盤の陣容ではカップ戦でさえ、出場機会を掴めるかどうか。カラバオカップでいきなりチェルシーを引いてしまった事で、更に難しくなってしまいました。
21歳。同世代の選手が殆どローンに出ている中、ちょっと浮いた存在になっていますね。
ローゼンボリ破談後も十分な時間があったにも関わらず、何も動きが無かったのは何故なのか?今後の動向が気になります。
ラザル・マルコヴィッチ
2014年の加入後、目立った成績を残す事で出来ず、期待の新星も気付けば24歳。若手とも言えない年齢になってきました。
ローン移籍を繰り返し、落ち着いた環境でプレー出来ない日々だったと思います。そろそろなんとかしてやって欲しいと思っていた今夏。具体的なクラブの名前も上がり、デッドラインデーに報道は加熱。ついに決まるかと思いきや、結局話は纏まらず。
ベルギーのアンデルレヒトが合意の一歩手前まで漕ぎつけたようですが、本人との合意に至らなったとの情報も。
この先、クロップ政権下でチャンスがあるとは考えにくい。そして来夏にはリヴァプールとの契約が終了します。どうする事が今後のキャリアにとって最良なのか、よく考えて身の振り方を決めてもらいたいですね。
スアレスという大エースが抜けた年に加入し、ロジャース政権末期の迷走の影響を、モロに受けてしまった選手の一人だと思います。クロップ政権では完全な構想外。
本人の力が足りなかったという部分もあるかとは思いますが、クラブに振り回された感も否めません。
冬にでも納得のいく移籍先を見つけられれば良いのですが。
それぞれ色々な思いがあるとは思いますが、少なくとも今はリヴァプールの選手。今年もよろしくお願いします。