
クライマックスまで、あと少しというところで、またしてもとんでもない試合をやってくれたものです。
5日、アウェイ、セント・ジェームズ・パークで行われた18-19プレミアリーグ第37節、ニューカッスルとの一戦は3-2でリヴァプールの勝利!
試合終了間際のドラマ。これぞリヴァプール!

スタメン
ロベルト・フィルミーノの怪我は癒えず、ダニエル・スタリッジが先発。
最終ラインは、ビルヒル・ファン・ダイク、アンドリュー・ロバートソンはいつも通り、バルセロナ戦ではジョー・ゴメスが担当した右サイドバックはトレント・アレクサンダー=アーノルド、ファン・ダイクの相方は、ここのところ出番が少ないデヤン・ロヴレンが登場しました。
前半
自陣深くでボールを奪ったアーノルドが、スタリッジに長いパスを通すと、そこから、サディオ・マネにスルーパス。こっちも長い。
エリア内に侵入し、ビッグチャンス到来か!?
しかし、相手がスライディングでブロック。勇敢なチャレンジでしたが、その後がポンコツ。クリアしたボールは、ジョルジニオ・ワイナルドゥムへの優しいパスとなってしまいました。
後ろから来た、アンドリュー・ロバートソンにパス。
クロスにモハメド・サラーとスタリッジが反するも打ち切れず。
ちょっと被ったか。
マネのクロスから、サラーのシュート。
相手が身体を張ってブロックし、CK獲得。
アーノルドのキック。エリア内は押し合いへし合い。何故か、フリーになっていたファン・ダイク。
ズドン。

1-0。
そりゃ、ファン・ダイクをフリーにしたらそうなるって。
どうもニューカッスルの守備、バタついていますね。
ラファエル・ベニテスともあろうお方が。もしかして、気使ってくれてる?
しかし、すかさず反撃に移るニューカッスル。
そういえば、ここにいたのかハビエル・マンキージョ。
クロスは流れるも、逆サイドの選手が折り返し。真ん中で待ち構えて選手がシュート。
だが、そこにいたのはアーノルド。決死のブロック。
いや、手。
しかも、こぼれたボールを詰められ、結局ゴール。
1-1。
アーノルドの執念、実らず。
いや、命拾いしたと見るべきかもしれません。
下手すりゃレッドカード出てたかも。
ドタバタした展開にユルゲン・クロップも渋い表情。
さらにピンチ。ロヴレンが競り合いに勝利するも、こぼれ球を拾われ、切り込まれ・・・でも大丈夫。立ちふさがるのはファン・ダイク、と思いきや、強引に打ってきた。これが、いいシュート。クロスバー直撃。肝を冷やした瞬間でした。
ファビーニョからのロングフィードに、サラーが走りスローイン獲得。
アーノルドからボールを受けたスタリッジが、2人に囲まれながら、ヒールで再びアーノルドへ。中央で待ち構えるサラーにクロス。ボレーであわせました。
2-1。

更にチャンス。スタリッジがボールに追いつこうかというところに、相手の深いスライディング。
ボールがこぼれた所にいたのはマネ。サラーにスルーパス。からの、マネにスルーパス返し。
決定機。しかし、GKの飛び出しに阻まれました。
大味なニューカッスル。リヴァプールも、どうも落ち着きがありませんね。前半だけで3つのゴールが生まれる派手な展開。
2-1で前半終了。
後半
ロヴレンがぶち抜かれるも、クロスはロボが、頭でクリア。
CKのピンチ。
ジニが弾き返すも、またここでお前か、マンキージョ。頭で押し返すと、いい具合に空いてた選手が一人。ボレーで突き刺されました。
2-2。
ベニテス、そしてマンキージョ、よりによってこんなところでリヴァプール魂を発揮しなくても。
リヴァプールは、ジニに替えジェルダン・シャチリ投入。
勝ち越し点を奪いにいこうというところで、アクシデント。
頭を強打したサラーが、ピッチを後にします。
交替で入ったのはディボック・オリギ。
ここでオリギ。何かが起きるか?
さらにロヴレンに替え、ジェームズ・ミルナー投入。スクランブル体制です。
優勝への望みを繋ぐため、こんな所で躓くワケには・・・
間も無く90分を回ろうかという頃。
粘るファビーニョ。いい位置でFKを獲得しました。
キッカーは、アーノルドか。
いや。
シャチリ。
速いボール。中央のモップ頭。オリギ!

3-2。
またしても、こんな展開で決めるか。奇跡を呼ぶ男、オリギ。
シャチリも、いいボール蹴りました。
苦しい状況の中、交替で入った二人が大仕事。
3-2で試合終了。
ここに来て、この痺れる展開とは。やはりリヴァプールとは、こういうクラブなのでしょう。

ベニテス、勝ったから言えるけど、最高の演出をしてくれました。
さあ、運命の最終節へ!
・・・とその前に。シティ負けろ~。