遂に!遂にやってくれました。
17日深夜、ホーム、アンフィールドで行われた18-19プレミアリーグ第17節、マンチェスター・ユナイテッドとの一戦は3-1でリヴァプールの勝利!
苦手としていたモウリーニョ・ユナイテッドから、プレミア初の勝ち点3をもぎ取りました!
スタメン
#LFC team news.🔴
Here's how we line-up to face @ManUtd…#LIVMUN https://t.co/OMVajthyUo
— Liverpool FC (@LFC) 2018年12月16日
この重要な一戦にナビ・ケイタ、ファビーニョの新戦力2名を同時起用。
大胆な策に出たものです。
負傷者続出の状況の中、右サイドバックはナサニエル・クラインが今シーズン、プレミア初出場。
一方のユナイテッドも、負傷者を多数抱えているようですが、まあ知らね。
ユルゲン・クロップとジョゼ・モウリーニョ。
ノーマルワンvsスペシャルワンの対決は、采配にもいつも以上に注目が集まる一戦となったようです。
暗雲・・・前半
攻めかかるリヴァプール。受けに回るユナイテッド。
ロベルト・フィルミーノのミドルシュートが枠を捉えるも、やはりダヴィド・デ・ヘア。
最近パッとしないなんて話も聞いてたけど、やっぱりリヴァプール戦は張り切るんですかね。
しかしこの展開はある程度、予想通り。
ファビーニョの積極性が目も引きますね。
遠めからのシュートにも迷いがありません。
分厚い攻撃のリヴァプールに対し、エリア内を分厚く固めて対抗するユナイテッド。
波状攻撃をしぶとく跳ね返されるも、ことごとくボールを回収するファビーニョ。
これを続けていけば、エリア内に密集するデカい衆にも、綻びが出て来る事でしょう。
フィルミーノから中央のファビーニョへ。
柔らかい浮き球のパスに、為す術無しのユナイテッド。
抜け出したサディオ・マネ。胸トラップから、腰を回転させ叩きつけたシュート。
さすがのデ・ヘアもノーチャンス。
1-0。
この一連のキレのある動き。これぞマネ。
ナポリ戦では決定力がポンコツだったけど、この一撃でチャラ!
攻撃、守備共に大いに難ありのユナイテッド。絶対的優位。
たかが1点。でも、1点取れんのかユナイテッド。
リヴァプールは守備も固くなったんだ。
クライン、いいですね。さすがにちょっと危なっかしい部分はあるけど、スピードは問題無さそう。
久々の実戦で、あそこまでやれれば上々でしょう。
アンドリュー・ロバートソンは安定して高水準。
フィジカル勝負では分が悪いリヴァプールですが、ビルヒル・ファン・ダイク、デヤン・ロヴレンが門番となり、立ちはだかります。
取れるもんなら取ってみやがれ!
あ。
クロスをキャッチしようとしたアリソン、まさかのポロリ。
押し込まれた!
1-1。
メッチャ落ち込んでる・・・
今まで散々アリソンに助けられて来たのに、俺のせい・・・みたいにしょんぼりさせてていいんか?
お前らそんなんでいいのか!?
さっさと、もう1点取れ。
ボールを支配し続けるリヴァプール。どうだ、取れないだろ・・・って無理矢理か!?
突っ込んでくるロメロ・ルカク。
ケイタと衝突。両者ダウン。
いや、体格差。
どう考えてもケイタの方が痛いでしょーが!
しかもルカクのファールだし。
早く立て!早くイエロー貰え!それから減量しろ!
早くもバス、ゴリゴリ、チンタラ。ドローでOK戦術でしょうか。
その後も、ファビーニョのミドル等、圧倒的に押し込むも、ゴールをこじ開ける事が出来ず、1-1で前半終了。
攻め続けるも最後の所で締められ・・・これ続けられると厳しいですね。
こじ開けた!後半
ユナイテッドは後半頭からマルアン・フェライニを投入。
うわぁ・・・
取り合えずデッカいの置いて、力任せにはじき返して、あわよくばポロッと1点取ろう作戦だな?
恐れ入ったぜ、スペシャルワン!
冴え渡るフィルミーノのボールキープ。シュートはデ・ヘアに弾かれるも、こぼれた所にケイタ。
しかしこれも、身を挺した守備に阻まれます。
主導権は完全にリヴァプールだけど、枠に行かないシュートも多く、決め手を欠きますね。
コーナーキックを量産するも、ゴツいのが雁首揃えて待ち構える、ユナイテッドのペナルティエリアを制圧する事が出来ません。
こういう強かさは、さすがと言ったところでしょうか。これまでも、何度も苦杯を舐めされてきた、モウリーニョ・ユナイテッドです。
そしてデ・ヘア。
すぐそこにある勝ち点3。しかし、その前に立ちはだかる強大な壁を超えられず、今回もアンフィールドは沈黙してしまうのでしょうか。
ケイタに替えてジェルダン・シャチリ投入。
ケイタより前掛りになる事でしょう。吉と出るか凶と出るか。
次の1点のキーマンがピッチへ。
直後。
ジョルジニオ・ワイナルドゥムのサイドチェンジを受けた、ロボからマネ。
ドリブルでペナルティエリアを深く抉るマネ。
しかしユナイテッドうじゃうじゃ。畜生、狭いな。
クロスは2回くらいユナイテッドの選手に当たるも、シャチリに届いた!
シュートもまた当たったし、クロスバーも叩いたけど、ラインの向こう側へ・・・!
2-1。
采配的中。見事に吉と出ました。
おい、ユナイテッド。
エリア内にやたら密集させてるから、ピンボールみたいにワケ分かんないコースに飛んでんじゃんよ。バスが裏目に。
幸運の女神はリスクを恐れぬ者に微笑む!
更に。
ジニからマネ、シャチリ。フィルミーノから再びシャチリ。
思い切りよく放ったシュートは、またしてもブロックに遭うも、これがいいコースに飛んだ。
デ・ヘア届かず。
3-1。
やはり打たない事には始まらない。
チームワークもお見事!
マネに替え、ジョーダン・ヘンダーソン投入。
こうなれば、後は安全に試合を終わらせるだけか。
いや。
まったく衰えないペースで、激しい上下動を繰り返すロボ。
敵陣深くまで、ボールを追いかけるジニ。
最後まで攻め切る心積もりのようです。
ファビーニョに触発されたか、ヘンドも積極的に打っていきますね。
戦意喪失したユナイテッドに、トドメを刺そうというのでしょうか。
可能性は大いに感じましたが、追加点は無く3-1で試合終了。
苦しい時間もありましたが、終わってみればスタッツの面でも圧倒した、完勝でした。
ノーマルワン、渾身のガッツポーズ!
助け合いだ。
試合後、モウリーニョはロボの事を、見ているだけで疲れたと称賛していたとか。
もはや毒づく気力も失ってしまったというのでしょうか。
解任待ったなしか・・・
ノーマルワンvsスペシャルワン。伝統の一戦に華を添えた、名物監督対決も見納めなってしまうのでしょうか。
意気消沈のモウリーニョに対し、KOPからまさかの激励メッセージ!?
'Don't sack Mourinho'' echoing around Anfield #LFC
— James Pearce (@JamesPearceEcho) 2018年12月16日
試合後、モウリーニョクビにすんなコールが、アンフィールドにこだましていたとか。
強烈な皮肉ですが、ちょっとは本音もあるのでは?
どこの馬の骨かも分らん新監督より、どうせだったらモウリーニョ倒して優勝したい。
スペシャルワン完全攻略。その先にあるプレミア制覇。
オールド・トラッフォードで首洗って待っててくれや。