【感想】やはり最後はこうなる!ナポリ戦

2018-12-12

シビれる試合でした。
早朝にホーム、アンフィールドで行われた18-19チャンピオンズリーグ、グループステージ、ナポリとの一戦は1-0でリヴァプールの勝利!
色んな意味でこれぞリヴァプール!見事、決勝トーナメント進出を決めました。

虎の子の1点!前半

立ち上がりから、激しい展開。絶え間ないプレスで圧倒する、ヘヴィメタルフットボールを見るのは久しぶりですね。
この消耗の激しい戦術は、ここ一番に取っておいたという事なのでしょうか。
ナポリは面食らっているでしょうね。流れは圧倒的にリヴァプール。

アンドリュー・ロバートソンのクロスがモハメド・サラーに通るも、トラップがちょっと長かった。力の無いボールがゴールキーパーの腕の中へ。
しかしサラー、キレてますね。
やってくれそうな匂いがプンプンしますが、ナポリもさるもの。

サラーの前に立ちふさがるカリドゥ・クリバリ。
何者だ、ありゃあ。
幾度となく噂、というか欲しいという願望を目にしてきましたが、納得。

ナポリ、攻撃も油断出来ませんね。
一瞬でも隙を見せたらやられてしまいそうですが、今日も安定、ビルヒル・ファン・ダイク。
飄々と仕事をこなすジョエル・マティプも利いてます。シレ~っといいパス出しよる。

ジョーダン・ヘンダーソン、ジェームズ・ミルナー、ジョルジニオ・ワイナルドゥムの運動量にも目を見張るものがありますね。
新戦力もそれぞれ違いを見せ始めていますが、ゲーゲンプレスを完全に会得しているのは以前からの主力達なのでしょうか。

中盤3人の奮闘もあってか、サイドバックは積極的に仕掛けられているようですね。
トレント・アレクサンダー=アーノルドの長距離クロスに、ミルナーが頭で合わせるも、惜しくもバーの上。
ロベルト・フィミーノの見事な反転で相手をかわしパス。混戦で一旦はボールを失いかけるも、アーノルドに繋がり、クロス。サディオ・マネがネットを揺らすもオフサイド。

チャンスは作れど、ギリギリのところで食い止められます。

しかし遂に。

マティプ、ジニ、ミルナー。そしてサラー。
クリバリも対応出来ないスピードで切り裂いた!中央にはフィルミーノ、マネ来てる!
クロスで1点もの。しかし選択したのは、角度の無い位置からのシュート。
このスピード、そして冷静さこそサラー。

1-0。

この勢いで押し切りたいところでしたが、追加点は生まれず1-0で前半終了

もう2、3点欲しい後半

戦況はリヴァプール圧倒的有利。
しかし1点でも獲られたら状況は一変します。
例え勝っても、2-1はアウト。早いうちに突き放しておきたい。

ヘンドがボールを奪い、フィルミーノからサラー。シュートは僅かに枠の外。
でもOK。これだよ、この攻撃!
積極的にシュートを打つヘンドも久しぶり。ミドルシュート、枠いってました。

ミルナーも続きます。ドリブルで切り裂きシュート!
おっしいな~。

フィルミーノのスルーパスにサラー。
GKに阻まれ失いかけるも、なんとか踏み止まってクロス。
しかし再びGK。右腕一本、弾き返された!

ジニのタックルからロボがボールを拾い突進。凄まじいカウンター。サラーに預けると、お見事スルーパス。再びロボ。そしてマネ。絶好機。
しかし止められてしまった―!
入らないな~。

早めに3枚の交替カードを使い、反撃の糸口を見出そうとするナポリ。ちょっと流れが傾きかけたか。
リヴァプールが最初の交替カードを切ったのは残り10分を切ろうかという頃。
フィルミーノに替え、ナビ・ケイタ。
さらにピッチに座り込むミルナーに替えてファビーニョ。
どうやら足を攣ったようですね。あのミルナーが。
それだけ戦っていたという事ですね。まだ5分以上残っていましたが、この時点で12km以上走ってました。
交替策も功を奏したか、ナポリの時間を凌ぎきると、まだ勢いの衰えないへヴィ・メタル。

サラー、マネのプレスが相手のミスを誘い、ボールを拾ったジニ。ボールを前へ。抜け出したサラー。
クロス。またしてもマネの絶好機!外した!

まあ、マネはゴール以外での貢献が測り知れませんからね。しかし決めるべきところ決めて、試合も決めてしまいたい。
いや、試合を決めちゃダメなのか?
最後までスリルを提供するリヴァプールFC。
最終戦。中途半端に余裕を持って終えてはいけないのかもしれません。
暗黙の了解ってヤツですわ。
マネの忖度。

勝った後だからこんな事言えるけど、試合中は心臓バクバクでしたよ。危ないんだって!

残り数分。こうなってくると1-0も2-0も関係ない。とにかく失点を避けたい。逃げ切りを図るリヴァプールに、またしてもアクシデント。
アーノルドも傷んでしまいました。

後を託されたのはデヤン・ロヴレン。

このタイミングでのロヴレン!しかも慣れないポジション!
ゴール手前に爆弾が設置されました。スリル爆盛。これぞリヴァプール!

It’s Show Time!

最後の力を振り絞り、試合を終わらせに行くリヴァプール。カードも乱れ飛ぶ大味な展開。
なりふり構わず点を取りに来るナポリ。クリバリを前線に上げるパワープレーを敢行。
盛り上がってまいりました!

そしてやはり来た!

アディショナルタイム。ナポリ、執念の攻撃。
クロスがロヴレンの目の前を通過。止めて~。
絶対絶命。しかし最後の砦、アリソン!
至近距離のシュートをスーパーセーブ!

ロヴレンのお膳立てによって、守護神が大仕事をやってのけました。

この写真だけ見たら、完全にロヴレン大爆死のオウンゴール。

で、その後ドサクサに紛れてマネ、また外したー!!!
まあ、いいわ。1-0も2-0も同じだって。
それよりロヴレンなんとかして。
残り時間はあと僅か。
ジニ、90分走った後とは思えない鬼キープ。うまく時間を使っています。粘り粘り、ロヴレンに。
適当なとこ出したー!ケイタ、なんとか残すも拾われ、カウンター。

クリバリ突っ込んで来るー!!!
なんとか競り合いで勢い殺した!

そして激闘の終わりを告げる笛。

1-0で試合終了。

内容では圧倒するも、いつ絶望のどん底に突き落とされてもおかしくなかった、薄氷のグループステージ突破。
最後の方、マネとロヴレンのコントでした。やはりリヴァプールにはこういう展開が似合いますね。ヒヤヒヤさせてくれます。
一つ大きな山を越えました。これでまたチームも大きくなる。
ここからのリヴァプールは強いぞ!

この記事が気に入ったらシェアしてね!

Written by

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

メールアドレス、ウェブサイトの入力は任意です。
入力いただいたコメントは承認後に表示されます。