【感想】戴冠!トッテナム戦

2019-06-02

遂に・・・遂に!
2日早朝、マドリードのワンダ・メトロポリターノで行われた18-19チャンピオンズリーグ決勝、トッテナム・ホットスパーとの一戦は2-0でリヴァプールの勝利!!!!
クロップ政権、悲願の初タイトル。ヨーロッパチャンピオンの栄誉を手にしました!

スタメン

アリソン、トレント・アレクサンダー=アーノルド、ビルヒル・ファン・ダイク、ジョエル・マティプ、アンドリュー・ロバートソン、ファビーニョ、ジョーダン・ヘンダーソン、ジョルジニオ・ワイナルドゥム、モハメド・サラー、ロベルト・フィルミーノ、サディオ・マネの11人は大方の予想通り。
ベストメンバーが揃いましたね。
展望の記事でスタメンと予想していた、ジェームズ・ミルナーはベンチスタートとなりました。

前半

一発勝負の大一番。入り方メッチャ大事。慎重に入るのか、最初からガンガン飛ばすのか、ユルゲン・クロップの采配や如何に。

割と大胆に行く方向性か?いきなりペナルティエリアに侵入。

ん?ハンド?

マネのクロスが、相手の腕に当たったようです。開始僅か30秒足らず。
こんなん入り方もクソもあるか!

リヴァプールにとってはラッキーではありましたが、ちょっと微妙な判定。腕というより脇に当たっていたようにも見えます。まあ、腕を上げていたのが、まずかったか。
残酷ではありますが、これもまたフットボール。ドンマイ。君のせいでは無いさ。

さあ、きっちり決めたいリヴァプールですが、キッカーは・・・サラー!?
なんかPK上手いイメージ無い。大丈夫かよ。
何?今シーズンは1回しか外して無いって?
いや、絶対、ここ一番で2回目が来るヤツじゃん。今こそが、まさに外す時じゃん!なんでミルナーがスタメンじゃないんだよ。クロップの馬鹿!相手の心配してる場合じゃないわ!心臓に悪い・・・

あ。

案外、キッチリ決めたわ。

1-0。

ゴメンよ、サラー。去年の決勝は無念の負傷退場。この試合に賭ける思いは人一倍強かった事でしょう。その気持ちが乗り移ったかのような、強烈なシュートでした。

思いが人一倍強かった筈なんだけど、パフォーマンスがバカっぽい。

スパーズは、これでプランが大きく狂った事でしょう。
積極的にリヴァプール陣内に攻め込んできますが、ファン・ダイク、マティプがしっかり締めてます。
ファビーニョもすっかり無くてはならない存在になりましたね。
結構、身体細いのにプレミア的ド突き合いも、ものともしていません。

スパーズがボールを支配する展開。しかし、チャンスを作れているのはリヴァプールか。アーノルドの地を這うようなミドルは、僅かに枠の外。

いきなりの不測の事態が、スパーズの戦い方に影響を及ぼしていることは間違いないでしょう。
ここでさらに不測の事態。

乱入者現る。
ホジソン似の警備員に取り押さえられ、すぐに御用となりましたが、試合は一時中断。
選手達の集中力が途切れなければいいのですが・・・

ファン・ダイクはまったく動じていませんでした。さすが。

一方・・・

スパーズの選手はさらに動揺してしまったか・・・こういうところに経験の差が出るのでしょうか。
その後もスパーズが押し込む展開が続くも、うまく防げているようです。
ロボが自陣からドリブルで持ち上がり、エリア外から強烈なシュート。
GKが腕一本で防ぎました。ロボ、シーズン終盤あたりから、ミドルを積極的に狙うようになりましたね。
来シーズンはバシバシ決めるかも。

ボールを支配しているのはスパーズ。シュートの数ならリヴァプール。どちらが有利とも言えない展開で、試合は膠着。

1-0で前半終了。

いきなりPKが決まった時は、ボッコボコにしちゃう系かとも思いましたが、意外と静かな前半になりましたね。
しかし、安心して見ていられたかと言われれば、そうでもない。守れてはいるんだろうけど、攻め込まれてるから、終始ヒヤヒヤでした。

なんか外野からは塩試合とか言われてるみたいだけど、とんでもない。
心臓バクバクでしたよ。

後半

立ち上がりから攻勢を仕掛けるスパーズ。凌ぎきって、反撃に移るリヴァプール。ロボのクロスにマネが反応するも、直接GKの腕の中に。

60分を回ろうかという頃、いつもより早めの交替策に出るクロップ。
なんとフィルミーノに替え、ディボック・オリギ投入。
フィルミーノ、万全では無かったのでしょうか。攻守のキーマンを下げるとは。点差は1点。バランスが狂って、コロッと失点とかならないといいのですが…おい、塩試合とか言ってる奴ら、これでスリルが投入されたぞ。
しかも、入って来たのは何かを持ってる男。
It’s Show time!

直後にはジニに替え、ミルナー投入。

ヘンドが囲まれながらも、頑張ってボールキープしてる!誰かサポート!
いないな。

前線からしっかりボールを奪いたい。オリギ!いないな。

アーノルドがボールを持った。よし、いいクロス来るぞ、オリ…いないぞ。

マネ、サラー、ヘンド、次々に危険な位置に顔を出し、最後はミルナーのシュート!惜しい!
あれ、オリギは?

お~い、オリギ~。どこいった~?

世界最高峰の舞台に、突如としてねじ込まれたエンターテイメント。
オリギを探せのコーナー!

どこが塩試合だ!

やっぱり、どれだけ強くなっても、こういうネタ要素は残しておきたいよね。
おい、外野共よ。これがLiverpool Wayだ。恐れ入ったか!

今シーズンの必殺パターン。アリソンからのキック一本で、カウンター発動。
サイドをぶち抜くサラー。

中央には…今度こそ、今度こそ奴が現れるぞ…オリギー!!いねー!!!
捜索打ち切りレベルで行方不明!

そんな事言ってる場合じゃない。危険なシュートバシバシ打たれてるですが!
アリソン大車輪の活躍。

なんとか点取って!いつ追いつかれてもおかしくないし、逃げ切ったとしても、うっすら怪しいPKだけじゃ無冠の人達に煽られてしまう。

CK獲得。よし、オリギチャーンス!初めてのお友達のために説明しておくとね、CKはオリギの出現率が上がって発見しやすくなるんだよ!
目見開いとけ!

あっさり弾き返され、発見出来ず。

あわやPKという危険な位置でFKを与え、えげつないボールが飛んでくるも、アリソン、ビッグセーブ。
この頑張りに応えてくれ!

再びのオリギチャンス。今度こそ。
弾き返され、シュートはブロックされ・・・やはりダメか・・・混戦の中、マティプがなんとかボールを拾い・・・

そうか、そこにいたのか。ボールを受けたのは・・・

ディボック・オリギ!!!

また難しいの決めよった!そうだった、こういう決定的な時にしか現れないレアキャラだった!
突如として現れ、そして点を決める。いやーいいものを見た。

大発見!

残り時間はあと僅か。試合を決定付ける一撃か。いや、スパーズは土壇場の大逆転で勝ちあがってきたチーム。最後まで何が起こるか分からない。

マネに替えジョー・ゴメス投入。だから守備固めはよせと!
そしてAT5分!?その5分が、どれほどKOPの寿命を削ると思ってるの!!??
ゴメスがミスってピンチになりかけるし!
メッチャ枠内に飛んでくるし!アリソンありがとう。
オリギは再び潜伏を開始してると思うんですが、それどころじゃない。

怒涛の攻めを展開するスパーズ。なんとか耐えて耐えて、残り時間は約1分。
お、オリギいた。サラーとの連携でチャンス作りかけた。最後は中途半端な形になったけど、かなり時間使いました。

そして・・・

笛。

2-0で試合終了。

勝った・・・

6度目!

キャプテンの絶叫。

最後の最後で涙を飲み続けてきたクロップ。本当に良かった。

栄光の瞬間。
長かった・・・一切の希望が見えなかった暗黒期。長いトンネルを抜け出し、タイトルに手が届きかけるも、残酷な程にギリギリのところで逃し続け、無冠のまま、月日は過ぎ・・・
そして遂に掴んだタイトルがビッグイヤー。最高です。

でも、これはゴールではありません。リヴァプールの新たな黄金時代の幕開けです。
さあ、19-20シーズン、次ぎに狙うはプレミア制覇!

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