夏の移籍市場終了という事で、前回の記事では移籍しそうでしなかった選手達を紹介しました。
続いて今回は引退、移籍、ローンでクラブを離れる事になった選手達を紹介します。新天地での生活が充実したものでありますよう。
17-18シーズンのトップチームとローン中の選手一覧も更新しましたので、よかったら見てやってください。
アレックス・マニンガー
引退
7月1日をもって契約満了。現役引退を決意しています。
公式戦でプレーしている姿を見る事はありませんでしたが、インタビュー等でその素晴らしい人柄の一端に触れる事が出来ました。縁の下の力持ちの役割、ありがとうございました。
サッカー界から離れて建具屋になるという事なので、もうお会いする事は無いのかもしれません。しかしリヴァプールで友達も出来たし、試合は観ると言ってくれています。これからは同じKOPですね。
第二の人生に幸あれ!
ルーカス・レイヴァ
ラツィオ[イタリア・セリエA]に完全移籍
移籍市場が開く度に移籍の噂がありしたが、なんだかんだで10年間在籍。多くのファンに愛されたルーカスもついに移籍。
未だにちょっと受け入れがたい自分がいます。
コウチーニョの移籍問題、センターバックの枚数不足。何度、「あールーカスがいればなあ」と思った事か。
改めて大切な選手だったと痛感しています。
ラツィオでも大歓迎され、8月に行われたスーパーカップでユヴェントスを撃破しタイトルを獲得と、新天地での生活も充実したものになっているようです。
これは元リヴァプールのルイス・アルベルトの投稿。ラツィオでチームメイトになりました。
イタリアに行ってもリヴァプールの事は決して忘れていません。
U-21のキャプテンに就任したジョー・ゴメスに祝福のメッセージを送るなど、今も元チームメイト達の事を気に掛けているようです。
I'm delighted to be given the role, it's an honour!
Thank you for the support🦁🦁🦁 https://t.co/XbJX4DasNU— Joe Gomez (@J_Gomez97) 2017年8月30日
心は永遠にスカウサーですね。
で、記念試合はいつ?
アンドレ・ウィズダム
ダービー・カウンティ[イングランド・チャンピオンシップ(2部)]に完全移籍
アカデミー出身のディフェンダーで、ファンの間ではかなり知られた名だったと思いますが、ローン生活が長く、トップチームでのポジションを得る事は出来ませんでした。
ダービー・カウンティはかつては欧州の舞台でも結果を残した古豪。ここのところはずっと2部にいるので、プレミア昇格が当面の目標でしょうか。
昇格に貢献し、ダービーの主力としてアンフィールに帰還する、そんな日が来る事を祈っています。
ライアン・フルトン
ハミルトン・アカデミカルFC[スコティッシュ・プレミアシップ]に完全移籍
10歳からリヴァプールのアカデミーに所属したゴールキーパー。
非常に期待されていた選手ですが、リヴァプールは現在、GKとして脂が乗り切っている年齢の29歳、シモン・ミニョレが正守護神として君臨し、24歳と若いダニー・ウォードとロリス・カリウスが2番手、3番手を争っている状態。
なかなか出番が回ってきそうもありませんね。賢明な判断だったのかもしれません。
イングランド出身ですが、国籍はスコットランドという事で、すぐに馴染めることでしょう。
新天地は正守護神として活躍出来ますよう。
ケビン・スチュアート
ハル・シティ[イングランド・チャンピオンシップ(2部)]に完全移籍
クロップ就任後に台頭してきた選手で、一時は今後のリヴァプールを背負って立つ程の存在になるかという期待もありましたが、怪我もあり出場機会は次第に減っていきます。
短い期間でしたが、リヴァプールのトップチームでの経験は今後の糧となる事でしょう。
プレシーズンとはいえ、バルセロナをボコボコにした経験を持つ選手なんてそうはいません。
昨シーズン、プレミアリーグから降格し、1年でのカムバックを目指すハル・シティ。
その原動力となれるでしょうか。
ママドゥ・サコー
クリスタル・パレス[イングランド・プレミアリーグ]に完全移籍
素行不良などもあり、昨シーズンは完全に構想外。冬にローンで加入したクリスタル・パレスでの活躍が評価され、完全移籍で復帰となりました。
彼には本当に色々な思い出がありますね。
ドタバタした危なっかしい守備、熱い闘志、陽気なキャラクター、ドルトムント戦。
大人気ない部分もあったのだろうけど、ファンから非常に愛された選手でした。
リヴァプールでの去年一年間は辛い日々だったと思いますが、分かれに際し感謝の言葉を残してくれています。
Mamadou Sakho on his time at Liverpool: "I really, really enjoyed my four years there. It was a great time for me and my family."
— Anfield HQ (@AnfieldHQ) 2017年9月1日
それでこそ、サコーですね。
クリスタル・パレスには元リヴァプールのクリスティアン・ベンテケ、マーティン・ケリーもいます。
たまには思い出話でもしてみてください。
そして対戦の際はお手柔らかに。
コナー・ランドール
ハート・オブ・ミドロシアンFC[スコティッシュ・プレミアシップ]にローン移籍
地元出身の生え抜きという事で、デビュー当時、大きな注目を集めましたが、その後なかなか出場機会に恵まれず。スコットランドへ武者修行の旅に出る事になりました。
ローン先でもザ・サンの記者を締め出そうするなど、リヴァプール魂は健在のようです。
Connor Randall in interview room after #hearts game "anybody from the sun?" Reporter puts hand up, Randall orders him to leave #jft96 #lfc
— Liam Highton (@LiamHighton) 2017年8月12日
リヴァプールのトップチームでは右サイドバックが定位置でしたが、もともと中盤でのプレーも可能でハーツでは、その位置での起用されているようです。
戻ってきた時は新たなランドールが見られるかもしれませんね。
ペドロ・チリベジャ
ヴィレムII[オランダ・エールディビジ]にローン移籍
何度か公式戦の出場もありますが、なかなか定位置を掴む事が出来ませんね。プレシーズンではゴールを記録するなど、それなりのアピールが出来ましたが、今シーズンもローンとなりました。
昨シーズンもオランダでプレーしているので、やりやすい環境でしょう。
20歳。これからが勝負ですね。成長して帰ってきてください。
モレノの弟分としても期待しています。
シェイ・オジョ
フラム[イングランド・チャンピオンシップ(2部)]にローン移籍
U20ワールドカップでイングランド代表の優勝に貢献。リヴァプールでもブレイクが期待されましたが、ウインガーにはサディオ・マネ、モハメド・サラーという絶対的な存在がいるため出場機会の確保が難しいという判断でしょうか。
ローンでの関心は多数のクラブからあったようです。その天性のパワー、スピード、2部じゃ敵無しなんじゃないでしょうか。
多くの試合に出て才能を磨いていってください。
アラン・ロドリゲス・デ・ソウザ
アポロン・リマソール[キプロス]にローン移籍
旅立つというより、旅立ちっぱなしの彼。
イギリスでの労働許可が下りず、今年もローン生活となりました。
昨シーズンはブンデスリーガのヘルタ・ベルリンでプレーしていたのに、今年はキプロス。
もっといいところ無かったんかい!?と思いましたが、どうやらアポロン・リマソール、ヨーロッパリーグに出場するようです。
過酷な移動、馴れないピッチ、時には極寒の中の試合。20歳の若者には素晴らしい経験となるでしょう。
クロップも絶賛する才能。早くリヴァプールで見たいものです。
タイウォ・アウォニイ
ロイヤル・ムスクロン・ペルウェルツ[ベルギー]にローン移籍
彼も旅立ちっぱなし。
ナイジェリア生まれ20歳のストライカーは、まだほとんどのファンに認知されていないのではないでしょうか。
ローン先で暴れてリヴァプールにまで、その名が轟くような活躍を期待します。
マネ、サラー、来年にはナビ・ケイタとアフリカ出身の選手が増えてきました。彼らとともに新たな時代を築き上げてください。
ライアン・ケント
SCフライブルク[ドイツ・ブンデスリーガ]にローン移籍
プレシーズン、最もアピールに成功した若手は彼ではないでしょうか。
移籍市場最終日まで決定が延びたという事は、クロップもそれだけ迷ったという事かもしれません。
正直に言うとリヴァプールで見たかった。カップ戦など出番十分にあったとは思いますが、チームの決定ですから、この移籍が良いものになると信じましょう。
生え抜きの彼にとって、海外での経験は貴重なものとなるかもしれませんね。アカデミーの同僚達が口を揃えて絶賛するテクニック。来年はトップチームで輝かせてください。
ディボック・オリギ
ヴォルフスブルク[ドイツ・ブンデスリーガ]にローン移籍
彼も移籍市場最終日に駆け込みで決定。完全移籍の噂もあったので、取り合えず一安心。
すでにトップチームで大きなインパクトを残していますが、ここのところは調子が上がらないようでしたね。
新加入のドミニク・ソランケの活躍もあり、その立場は微妙なものになっていたのかもしれません。
一時期はブレイクの兆しがありましたが、マージーサイドダービーで踏みつけられ怪我して、水を差されてしまいましたね。
何かのきっかけがあれば、また爆発できるハズ。そのきっかけ、掴んで来てください。
またオッサンにキスされちゃうような活躍、期待してます。
旅立つすべての選手へ
You’ll Never Walk Alone.