比べてみたよ選手のお値段 – 超主観的YNWA -リヴァプールFC応援ブログ

移籍金の高騰が著しいサッカー界。
数年前までは、￡20mを超えると高いなーという印象でした。
しかし今では￡30m、￡40mは当たり前。
トップクラスの選手を獲りたければ、￡50m越えも覚悟しなければなりません。

ユルゲン・クロップ政権下の補強の成功体験から、どうしても欲しい選手は金に糸目をつけずに獲れ！というのが、KOPの共通認識になっていますね。

多くのKOPは金銭感覚が完全に麻痺したまま、移籍市場の動向に一喜一憂しているのではないでしょうか。

もはやワケわからん。

そこで色々なものと比較して考えてみました。
実際どうなの、あの選手のお値段。

アンドリュー・ロバートソン￡8m（約11億5000万円）

17-18シーズン最大のお買い得とも評されるロボ。
マンチェスター・シティが、同じ左サイドバックのバンジャマン・メンディに￡52mを費やした事を考えると、確かに信じられない程のお買い得ですね。

まあ、そうなんですが・・・
言っても10億円以上のお金が動いているワケですからねえ。
このお金で、どんな物が買えるかというと・・・

10式戦車(約9.7億円)

日本の陸上自衛隊の主力戦車。
現在世界で2番目に高価な戦車で、高度なシステムを搭載し「走るコンピューター」とも言われているそうです。

パワフルな走行と、高度な判断。ちょっとロボっぽいですね。

ちなみに￡8mという移籍金は、2004年にマイケル・オーウェンがレアル・マドリードに移籍した時の金額と同じです。

すっかりネタキャラの元ワンダーボーイですが、当時は大エース。
それが￡8mかあ・・・時の流れを感じます。

オーウェン・・・もーちょい置いてけや。

モハメド・サラー￡34.3m（約48億3000万円）
アレックス・オックスレイド＝チェンバレン￡35m（約50億円）

だいたい同じ値段のこの二人。
チェンバレンを獲得した時は疑問符だらけだったし、サラーだって当初は高すぎるって言われてましたね。

ひと夏に50億が二人だもんなあ。

ひと夏ですよ、ひと夏。
粘り強い交渉があってこそのものとは思いますが、部外者からみると、せいぜい数週間で決まってしまったようにも感じる、この金額。

50億とは・・・

「紀州のドン・ファン」野崎幸助氏。
この方の総資産額が約50億円と言われています。

一人の男が波乱万丈の人生を生き抜き、築き上げた巨万の富。
それと同じ金額が、ひと夏に一人の若者のために費やさる。
凄まじいというかなんというか。

ナビ・ケイタ￡57.77m（約78.1億円）

クロップが誰よりも熱望したとされる期待の星。
金額は覚悟の上での事とは思いますが、それにしたって見た事が無い数字ですね。
改めて欧州サッカーという市場の巨大さを感じます。

なんとJリーグで最大の売り上げを誇る、浦和の2016年度の営業収益、66億600万円を上回っています。

プロ野球界では、ヤクルトの2015年の77億円よりも上。
12球団中最も低い収入になりますが、長年日本で親しまれてきたプロ野球球団の1年の収入より、一人の選手の移籍金が上回るとは・・・

ビルヒル・ファン・ダイク￡75m(約114億円）

DF史上最高額で、念願のリヴァプール入りとなったファン・ダイク。
当然、加入当初は高すぎるという声が多く聞かれました。
しかし期待を大きく上回る、素晴らしいパフォーマンスで雑音を完全にシャットアウトしましたね。
獲得は大成功でした。

大成功ではあるけど、やっぱり高いな。
100億越え・・・

「スター・ウォーズ／フォースの覚醒」の日本での興行収入が116億円。
観客動員数は700万人以上です。
ダイクももーちょいでフォースに目覚めるかもしれませんね。
スター・ウォーズといえば、映画界の金字塔。
影響力は言わずもがな。全国にジェダイを量産しまくった事でしょう。
個人として素晴らしいプレーをしただけでなく、チーム全体に良い影響をもたらしたファン・ダイクにも通ずるものが・・・
いや、ワケわからんな。
もっと別の例を・・・

ファン・ダイクの故郷、オランダの巨匠、ヴィンセント・ヴァン・ゴッホの自画像が95億5000万円です。