ヒルズボロの悲劇、それぞれの思い

2018-04-16

4月15日。
96人の方が無くなった大惨事、ヒルズボロの悲劇。
1989年の事故発生から29年が経ちました。
事故に関する調査が終わり、遺族の意向もあり大規模な追悼式典は2016年が最後となりましたが、今年もまた多くの人々が、この忘れられぬ日に際し、哀悼の意を表しています。

公式サイトでは犠牲者全員の顔写真を掲載した動画を公開しています。

チームを代表して監督のユルゲン・クロップとキャプテンのジョーダン・ヘンダーソンが記念碑に献花。

メルウッドでも選手達が黙祷を行いました。

トップチーム、アカデミー、街の様子をまとめた動画も公開されています。

また、多くの選手、ライバル達もSNSを通して哀悼の意を表しています。

Never forgotten #96

Steven Gerrardさん(@stevengerrard)がシェアした投稿 –

あの事故でいとこを亡くし、キャプテンとして毎年式典に出席してきたスティーブン・ジェラードには人一倍、強い思いがある事でしょう。

ジェイミー・キャラガー。
ジェラード同様、地元育ちの彼もまた、この日を特別な思い迎えた事でしょう。

地元出身ではないけど、彼もアカデミー育ち。
マイケル・オーウェンもこの日を忘れません。

ブラジル生まれのスカウサー、ルーカス・レイヴァ。
リヴァプール時代の恩師、ラファエル・ベニテスの誕生日をお祝いしたりと、今も彼にとってリヴァプールは大きな存在のようです。

ダニエル・アッガーもリヴァプールをこよなく愛した選手でした。

彼もまたリヴァプールを愛し、今なおクラブとの親密な関係が続いていますね。ルイス・ガルシア。

ぺぺ・レイナの投稿は短い文の中にも、彼らしい熱さを感じます。

アトレティコ・マドリードからの退団が決まり、寂しさと慌しさの中にいるであろうフェルナンド・トーレスも。

事故当時、リヴァプールに所属していて、ショックのあまり引退まで考えたというジョン・オルドリッジ。

この人も常にリヴァプールを気に掛けていますね。ヨン・アルネ・リーセ。

先日。フェイエノールトで指導者としてのキャリアをスタートさせる事を発表したディルク・カイト。
リヴァプールとの縁もこれからも続くことでしょう。

#JFT96 🙏🏽

Philippe Coutinhoさん(@phil.coutinho)がシェアした投稿 –

バルセロナに移籍したフェリペ・コウチーニョ。
色々ありましたが、決してリヴァプールが嫌いなわけではありませんね。

同じくバルセロナに移籍したルイス・スアレスも。

現所属選手からも、数多くの投稿が発信されています。

ジェームズ・ミルナーは前日の試合の勝利を祝うコメントと共に。
地元出身のトレント・アレクサンダー=アーノルドと一緒に写っている写真を選んだ事に、深い意図を感じます。

加入間もないビルヒル・ファン・ダイク。

こちらも加入1年目のモハメド・サラー。
子供の時からリヴァプールが好きだったと語っていた事がありましたね。

ここのところ、出番を失っていますが、アルベルト・モレノもチーム愛に溢れた選手。

R.I.P #JFT96 #YNWA

Jordan Hendersonさん(@jhenderson)がシェアした投稿 –

ヘンドも自身の献花の写真と共に改めて追悼。

他のクラブからも多くのメッセージが寄せられています。

同じ街のライバル、エヴァートンは事故に関しては全力でサポートしてきたと聞きますね。

事故当日の対戦相手、ノッティンガム・フォレスト。

ヒルズボロを本拠地とするシェフィールド・ウェンズデイ。

長年、激闘を繰り広げてきたアーセナルも。

前日に対戦したボーンマスは試合前の黙祷の写真と共に。

この試合に出場した元リヴァプールのジョーダン・アイブ。

リヴァプールと同じくYou’ll Never Walk Aloneを歌うセルティック。

クロップの古巣で、ヨーロッパリーグでは激闘を繰り広げたドルトムント。

ELの決勝、そして今年のチャンピオンズリーグと三度対戦したセビージャ。

CLでつい先日激闘を繰り広げたマンチェスター・シティ。
リヴァプールが勝利しましたが、こういった事に勝敗は関係ありませんね。
ありがとうございます。優勝おめでとございます。

これからCLで対戦するローマも。

そして宿敵、マンチェスター・ユナイテッド。
普段は仲が悪いクラブでも、こうした時に一つになる姿勢にフットボールという文化の懐の深さを感じます。
紹介しきれませんでしたが、他にも本当に多くのメッセージが寄せられています。
その多くの人々と共に、改めて犠牲者の方々に哀悼の意を表します。

You’ll Never Walk Alone.

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