チャンピオンズリーグ決勝。相手はレアル・マドリード。
大方の予想はレアル優勢。リヴァプールは挑戦者の立場です。
しかしリヴァプールとて、かつて欧州最強を誇った名門。
その膨大な歴史の中には、リヴァプールの勝利を暗示するサインもチラホラと見受けられます。
白い巨人なにするものぞ。リヴァプールが優勝する根拠、紹介してみたいと思います。
レアルキラー
現在CL2連覇中のレアル。
歴史を紐解いてみても、欧州王者に輝く事、12回。
決勝の舞台で敗れたのは過去3回のみというCL番長です。
その3敗のうちの1敗がリヴァプール。
そして、それが決勝での最後の敗戦。
08/09シーズンには1-0、4-0とリヴァプールがレアルを粉砕。
4点差はレアルのCL史上最大の大敗だそうです。
リヴァプールはレアルキラーなんです。
新たなトラウマ、植えつけてやりますか。
前回はグループステージでダブル食らってるって?知らん。
まだまだありますよ!
白キラー
リヴァプールの過去5度の優勝、その決勝はすべて白を基調としたユニフォームのチームが相手だったとか。
76-77 vsボルシア・メンヒェングラートバッハ
77-78 vsクラブ・ブルッヘ
80-81 vsレアル・マドリード
83-84 vsASローマ
04-05 vsACミラン
そして今回の相手、決勝で二度目の顔合わせとなるレアルはもちろん白。
今一度、真っ赤に染まってもらいますか。
もっともっと、験を担いでいきましょう!
因縁の相手に負けたけど
以前、こんな記事を書きました。
04-05シーズン、リヴァプールは宿敵マンチェスター・ユナイテッドの本拠地オールド・トラフォードで1-2、唯一の得点はオウンゴールという完敗を喫します。
04-05シーズンといえばイスタンブールの奇跡。
そして今シーズン、またしてもリヴァプールはオールド・トラフォードで1-2、得点はオウンゴールという完敗を喫するワケです。
そしてCL、決勝進出。
これは・・・!?
いや、CLにまつわるジンクスなら分かるけど、こんなん無理矢理過ぎでしょ。さすがに真に受けるワケには・・・
いや、この際です。
全力で信じましょう!
イスタンブールの奇跡との不可思議な符合。これはなにかが起きるぞ!
ありがとうユナイテッド!
そして最後に・・・
エースが去って
もう一つ、イスタンブールの奇跡のシーズンとの符合を紹介しましょう。
2004年、夏。リヴァプールはエースを失いました。
10番、マイケル・オーウェンがレアル・マドリードに移籍。
チャンピオンズリーグで優勝したいと言い残し・・・
看板選手を失いながらもスティーブン・ジェラードを中心にチームは結束。
CLの舞台で快進撃を続け、決勝戦、世紀の大逆転劇をを演じるのです。
それから10年以上の歳月が流れ、2018年冬。歴史は繰り返します。
10番、フェリペ・コウチーニョがバルセロナに移籍。
オーウェンと同じく、CLで優勝したいという夢を口にしていました。
しかしながらコウチは今シーズン、リヴァプールの選手としてCLに出ているので、バルサでのCL出場は不可。
そしてバルサ自体も準々決勝で、まさかの大逆転負けを喫し、CLの舞台から姿を消します。
一方のリヴァプール。
エースが抜けて弱体化するかと思いきや、むしろ連携の精度を上げ、チームとして成熟度を上げたかのような魅力的なサッカーを披露。
バルサを破ったローマを降し、決勝へと駒を進めています。
似ている。エースがチームを見放し去っていった後での、この快進撃。
リヴァプールの不屈の魂、ここにあり。
あるいは歴史あるクラブゆえの粘着性でしょうか。なにかのあてつけのようにも思えます。
そのあてつけ、完遂してもらいますか!
こうなったらもう、優勝するしかありませんね。
コウチ、皆の勇姿、見ててくれよな!
指をくわえてな。