元ワンダーボーイのマイケル・オーウェン(37)が大変です。
オーウェンはリヴァプールのアカデミー出身、ワンダーボーイとして名を馳せ、バロンドールまで受賞しています。
紛うことなきレジェンド。現在はクラブの大使を務めています。
しかしある発言がKOP達の逆鱗に触れ、大使を解任させようという動きにまで発展しています。
ヨーロッパリーグ決勝
事の発端は、先日行われたヨーロッパリーグ決勝。
アヤックスvsマンチェスター・ユナイテッド。
オーウェンは解説者として登場します。
リヴァプールにとってユナイテッドは宿敵。しかしオーウェンにとっては、三年間程、所属した古巣でもあります。
解説のオファーがあったのも、そういった経歴を踏まえての事でしょう。
そして解説中にユナイテッドの事を「我々」という言葉で表してしまうのです。
リヴァプールの大使を務めているのに、ユナイテッドの事を「我々」・・・
これにKOP達が大激怒、オーウェン炎上。
大使を解任させるための署名活動まで展開されます。
署名サイトはこちら 5月27日23時00分現在、22,750人!
失言で炎上、そして解任要求と、どこかの政治家みたいな展開になってきています。
そしてKOP達は、イスタンブールの奇跡のメンバーである、ヨン・アルネ・リーセを後任に据えるべきだと主張。
それに対し、リーセは乗り気な発言。
所謂、「リーセがアップを始めました。」という状況です。
(リーセはリーセで調子いいなw)
そもそも裏切り者は許さない?
もしかしたらオーウェンが大使でいる事自体が、気に食わないというKOPも多かったのかもしれません。
地元民の熱狂的なファンが多いリヴァプール。そしてどちらかというと田舎。
地域の繋がりは強そうです。
そしてアカデミーから出てきた、ワールドクラスのオーウェンは正しく英雄。
そんな英雄がオラが街をを捨て、レアル・マドリードへ移籍。さらにはユナイテッドへ行くなんて・・・
「なんだ、おめ。今さらノコノコ帰ってきて!」
「大使様だあ?オラ達は認めねぞ!」
「大体おめは、いつまでたってもフラフラしおって。少しはジェラード先生を見習ったどうなんだ?」
「そうだそうだ!」
と、まあこんな感じではないでしょうか。
同じ釜の飯を食ったジェラードは、KOP達から絶大な支持を受け、観戦中の姿がカメラに抜かれただけで、拍手が巻き起こるというのに、オーウェンはチャリティマッチでブーイング食らったりと、愛されていません。
まあ、可愛さ余って憎さ百倍という事で、仕方ないとは思いますが。
大使やってるのに、のうのうとユナイテッド戦の解説。そして失言。
「もう我慢ならねえだ!」
「おう!寄り合いでクビにしてやるべ!」
「オラ達怒らせたらどうなるか、思い知らせてやる!」
こんな感じでは無いでしょうか。
失言癖?
もともと軽はずみな発言が多いというか、お調子者というか・・・
ユナイテッドのOB面して香川使えよー、とか言ってた時は確かにイラっときましたね。
かと思えば、Twitterでリヴァプール応援。ルーニーに「お前ユナイテッドファンじゃなかったっけ?」ってからかわれる。
レアルに所属してたのに、バルサの大逆転劇に大興奮。レアルファンから猛抗議されたりも。
うーん、これは・・・確かに大使としての資質が問われる。
悪気がある訳ではないとは思うんですけどね。
個人的にはリヴァプールを好きなるきっかけとなった選手。
許してやっちゃあ、もらえませんかねえ?
ほら。ちゃんとリヴァプール応援してるし。
Can't wait! https://t.co/Q6M7uuR0K6
— michael owen (@themichaelowen) 2017年5月21日
で、謝罪会見はいつ?