なんとも後味の悪いダービーとなってしまいました。
17日、アウェイ、グディソン・パークで行われた20-21プレミアリーグ第5節、エヴァートンとの一戦は2-2でドロー。
納得のいかないことだらけ。どんよりとした週末になってしまいましたね。
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前半
開始早々。
モハメド・サラーとロベルト・フィルミーノの連携。アンドリュー・ロバートソンの突破からのクロス。そしてサディオ・マネ。
1-0。
さあ、これで一気に勢いづくか!?追加点でエヴァートンの戦意を挫きたいリヴァプール。
しかし…
ビルヒル・ファン・ダイクが相手GKと接触。
相手側のかなり危険なプレーに見えましたが、その前にファン・ダイクがオフサイドだったということで、お咎めなし。そういうものなのでしょうか…
苦痛に顔を歪めるファン・ダイク。プレー続行は不可能なようです。
歩いてピッチを後にしたため、さほど重症ではないのでないかとも思いましたが、最悪の場合、シーズンアウトという情報も。少しでも軽症であることを願いましょう。
急遽、ジョー・ゴメスがピッチイン。
急造のディフェンスライン、前節で酷評されたGKアドリアンは、幾度かのピンチをうまく凌いでいましたが…
エヴァートンのCK。やはりファン・ダイクという巨塔が抜けた穴は大きかったか。きっちりと頭で合わせられてしまった…
1-1。
大黒柱を欠き、同点に追いつかれ…なかなかしんどい状況ではありますが、主導権を握るのはリヴァプール。
FKからちょっと位置をずらしてのトレント・アレクサンダー=アーノルドのキック。
相手GKの好守に阻まれます。故意ではないのだろうけど、やはりあのGKのプレーを見るのは、現時点では少々受け入れがたい。
マネが決定機を迎えるも、シュートは枠の外。
チャンスは何度かありましたが勝ち越し点は奪えず。
1-1で前半終了。
後半
後半も、攻めるのは主にリヴァプール。しかし、エヴァートンも強いな。白熱した面白い試合です。
両チームの選手が素晴らしいパフォーマンスを見せる中、ひと際輝いているのがチアゴ・アルカンタラ。
うま。
さりげないから、ぼんやり見てると、見逃しちゃいそうなんだけど、一つ一つのプレーが凄い。判断速いし、パス正確だし。あと、どこ見てんの?
ジョーダン・ヘンダーソンのクロス。一旦は弾かれるも、こぼれ球に反応したのはサラー。
ダイレクトで蹴りこんだ!
2-1。
お見事。加入以来、一貫して高いレベルのパフォーマンスを維持しているサラーですが、たぶん昨季だったらフカしてたヤツ。
打てば入るくらいの感じだった頃のイメージを取り戻しているのかもしれません。
CKから、ジョエル・マティプのヘッドが炸裂するも、またGK…
ディオゴ・ジョタを投入。さらなる攻勢を、というところでしたが…
やはり今季は違うのか、エヴァートン。クロス。そしてヘッド。無駄のない攻撃。
2-2。
引き分けで御の字なんて考えは、王者には存在しない。されがマージーサイドダービーであれば、なおのこと。
マネ、ジョタとエヴァートンゴールに襲い掛かります。
エヴァートンとて、絶対に勝ちたいという気持ちは同じなのでしょう。しかし、その方向性は間違えないでいただきたい。
リシャルソンの危険なタックルを受け、蹲るチアゴ。リシャルソンにレッドカード。
チアゴは、その後もプレーしていたので大丈夫なのだろうと思っていましたが、試合後、スキャンを受けるという情報が。大丈夫なのだと思いますが…
不穏な雰囲気が漂うピッチ。残り時間はわずか。ここで真打登場か。
チアゴが前線の前に通したパスは、速く正確。そして、そこ通すのっていうヤツ。
からのマネのクロス。中央にいたのはヘンド。
いやー、ここでキャプテンですかー。
マージーサイドダービーで、試合終了間際にキャプテンの決勝点。もう、伝説確定のハズだったのですが…
え?
????????♂️ pic.twitter.com/8wBPwXWfVU
— James Pearce (@JamesPearceLFC) October 17, 2020
どこが?
ユルゲン・クロップの苦笑い。そして、試合終了のホイッスル。
2-2で試合終了。
近年、稀に見るというレベルの後味の悪い試合となってしまいました。内容は良かった。エヴァートンもいいチームだった。それだけに非常に残念です。
不可解な判定や、ラフプレーに関しては、なんらかの議論、あるいは処罰があって然るべきかと思います。
しかし、結果は覆らないし、怪我は治らない。そして、シーズンは続きます。
ボロボロの状態でプレミアとCLを両立しないといけなくなるかも。チーム力が試されるときですね。
ファン・ダイクとチアゴの怪我が軽いものであることを祈りつつ…
YNWA