まさかまさか。グループステージ最強の敵と目されていた、イタリアの雄をボッコボコにしてしまいました。
4日、アウェイ、スタディオ・アトレティ・アズーリ・ディターリアで行われた20-21シーズン・チャンピオンズリーグ・グループステージ第3戦、アタランタとの試合は5-0でリヴァプールの勝利!
いやー。この試合はドローで御の字くらいに思ってましたよ。こんな大勝利を納めるとは。
【宣伝】リヴァプールどころか、サッカーにすら全然関係無いんだけど本出しました。
スタメン
???? #ATALIV team news ????
— Liverpool FC (@LFC) November 3, 2020
リース・ウィリアムズ、カーティス・ジョーンズの10代二人が先発。トレント・アレクサンダー=アーノルドと合わせて、アカデミー出身の選手が3人もヨーロッパ最高の舞台に立ちます。
前線には、いつもロベルト・フィルミーノではなく、ディオゴ・ジョタの名が。
前半
前評判通り、積極的に仕掛けてくるアタランタ。だけど、積極性ならリヴァプールだって負けていません。てか、某モイモイのとことかより、こういうチームの方が相性いいか?
いきなり惜しいシュートを放ったのはジョタ。その前のジョーンズのパスも良かった。
相手にブリブリ押されながらも、決して倒れないモハメド・サラー。パスを受けたのはサディオ・マネ。エリアの外から打った。腰を回転させ、マネの全身のバネの力がすべて乗っかったかのようなシュートは枠を捉えていましたが、GKが弾いてCKに逃れました。弾く時、凄い音したな。
アタランタもチャンスを作るけれど、小ざっぱりとしたアリソンが、ゴールを割らせません。
威圧感は無くなったけど、安心感はそのまま!
ジョーダン・ヘンダーソンのパスに反応し、走るジョーンズ。囲まれながらも打った。GK正面だけど、いいシュートでした。縮こまってたアヤックス戦と比べると、見違えるよう。
そして。
アーノルドのスルーパス。抜け出したのはジョタ。引っ張られながらも倒れない。GKをよくみて、冷静なシュート。
1-0。
まずは先制!でも、まだまだです。
アタランタの反撃を小ざっぱりとしたアリソンが防ぎつつ、追加点の機を窺うリヴァプール。ジョー・ゴメス、リースも落ちついてます。
中央付近から、一気に前線に送るゴメスのパス。
ジョタ。このトラップよ。絶妙な位置にボールを落としました。相手DFはまったく対応できませんでした。シュートもGKの脇を抜く完璧なもの。
2-0。
直後のマネのシュートも完璧に近いものでしたが、GKが辛うじて触りました。
前半だけで2得点は望外の出来。そして、勢いは止まりそうにありません。
2-0で前半終了。
後半
後半開始早々。CKのピンチをしのぎ、ジョーンズがボールを前線へ。
突っ走るサラー。はえ~!!ドリブルしてても、並走してくる相手と変わらないスピード。
長距離走ったあとに、相手を軽くいないして、シュートコースもバッチリ。全部完璧。
3-0。
相手ヘトヘトじゃん。
スローインからサラーがボールを前に。ゴールに向かうのはマネ。サラーがボールを受けた瞬間から走り出してました。ホットライン開通。
詰めてくるGKの頭上を越えるループシュート。
4-0。
スローインからフィニッシュまで、あまりにも淀みの無い流れで、すごく簡単にやってるように見えてしまう。
凄く余裕っぽい顔してるし。
これはもはや勝負ありか。
いや、リヴァプールは1試合に7点も取られてしまうチーム。
まだまだ、油断できません。
うっすらピーンチ!
ゴメスが落ち着いてクリアしたボールが、左サイドのマネのもとに。
またしてもカウンター発動。
ピッチ中央付近で、マネの動きを見て一気に加速するジョタ。
おお、スピードもあるな。相手追いつけず。飛び出してきたGKをなんなくかわして無人のゴールへ3点目。ハットトリック達成!
さすがにこれはもう…いや、まだ油断できません。なんせリヴァプールは7…
ってほらあ!あぶねえ!大ピンチ。しかし、リヴァプールのゴールを守るのは小ざっぱりとしたアリソーン!
と、さらにもう一枚。
しゅっとしたクロスバー!
いや、クロスバー。マジで神か、お前。入ったかと思った。
70分のちょい手前。さすがに試合を締めにかかりたい。
交代のカードは一気に3枚。
ジョタ、ヘンド、ロボに替え、ジェームズ・ミルナー、ナビ・ケイタ、ロベルト・フィルミーノ。
んん?つまりこの顔ぶれは、ミルナーがサイドバックということでしょうか。引き続きよろしくお願いいたします!
…確か本職のヤツ、ベンチにいたよな。気のせい?
交代でちょっとバタついたか、決定的なシュートを打たれましたが、小ざっぱりとしたアリソンがナイスセーブ。アタランタに一矢報いることさえも許しません。
残り10分というところで、さらに2枚替え。アーノルドとジニに替えて、ネコ・ウィリアムズとコスタス・ツィミカス。
リースとネコのWウィリアムズです。
そしてツィミカス!生きとったんか我ー!!!
良かった。ベンチにいるの俺だけが見えてる幻なのかと思いましたよ。
待望の本職LB投入により、ミルナー先生は中盤に。良かったね。
DFラインが年齢的にも経験値的にも尋常じゃないほどに若くなってしまい、ちょっと心配でしたが小ざっぱりとしたアリソンの活躍もあり、失点には至りません。
終盤にはCKのクリアから、ネコがボールを前線へ。サラーのカウンター発動という見せ場もありました。
相手GKの最後の意地に阻まれるも、形は完璧。ネコよくやった!
完勝。まさかこれほどまでの大差で勝つとは。
5-0で試合終了。
アタランタは決して弱いチームではない。アリソンが小ざっぱりとしてなかったら、もしかしたら乱打戦になってたかもしれません。
実はきわどい勝負だったのかも。しかし結果はクリーンシート。ファン・ダイクを欠く中、若いDF陣には、最高の経験となったのではないでしょうか。
そして、ジョタ。本気で大ブレイクか、こりゃ。