
予想以上に面白い試合でした。
深夜に行われたプレミアリーグ第28節、ウエスト・ハムとの一戦は4-1でリヴァプールの勝利。
気の緩みが少々心配だったキャンプ明けの試合でしたが、テンション高く快勝できましたね。ポルト戦の勢いそのままに突っ走れそうな、期待が膨らむ試合でした。

拮抗の前半
序盤からリヴァプールペース。
ロベルト・フィルミーノからパスを受けた、モハメ・サラーが相手をかわして放ったシュートはゴールポスト直撃。
入ったと思った~。
フィルミーノも入ったと思ったか、詰めてませんでした。
絶好機を逸しましたが、引き続き攻め続けるリヴァプール。
サラーが快足を飛ばして襲い掛かり、トレント・アレクサンダー=アーノルドも敵陣深くまで侵入。逆サイドのアンドリュー・ロバートソンも長い距離を駆け上がり、クロスを供給します。
コーナーキックからのビルヒル・ファン・ダイクのヘッドはドンピシャでしたが、ゴールキーパー正面。
サラーが抜け出し、再び絶好機を迎えますが、相手も集中して守れているようです。
しかし点が入るのは時間の問題か。
一方的な展開になるかとも思いましたが、ウエスト・ハムも徐々に攻勢を強めていきます。
カウンターから、なんか突拍子もないシュートが飛んできた~。
ロリス・カリウス、ジャンプ!
シュートはクロスバー直撃。
カリウス触ったか?触ったな!?
よーしビッグセーブだ。
その後、ややウエスト・ハムが押し込む展開。
ファン・ダイクにジョエル・マティプという落ち着きのあるセンターバックコンビですが、守備がバタつき気味。なーんか2、3年前によく見た光景だぞ。
気ぃ引き締めんかい!
ウエスト・ハムの時間帯を凌ぎきると両者拮抗の白熱の展開。
素早いプレス、激しいタックル。
これぞプレミアリーグな面白い試合です。
ウエスト・ハムの監督はあのデイヴィッド・モイーズ。
や、やるじゃないか、モイモイ。
そんな敵将を讃えてか、スタンドからはこんなチャントが。
🙌🏻🎵 David Moyes is a football genius! 🙌🏻🎵 pic.twitter.com/euHBLcZzSg
— The Redmen TV (@TheRedmenTV) 2018年2月24日
David Moyes is a football genius!
あ、これは讃えるとかそういうヤツじゃないか。
怒涛のせめぎ合いの中、この日キャプテンのジェームズ・ミルナーがピッチに倒れこむというシーンが。
まずい。
どれだけ削られてもムクッと起き上がるミルナー。
彼が痛がるって余程の事だ・・・プレー続行不可能か?
なんとか起き上がるも、足を引きずるような仕草。やはりダメか・・・
と、思ったけど、気付いたら元気に走り回っていました。
アーノルドのシュートだかクロスだか良く分かんないボールが、ゴールを襲いCK獲得。狙ったシュートだったら天才かもしれん。
サラーのボールに合わせたのはエムレ・ジャン。
1-0。
前半のうちに大事な先制点を手にしました。

もう活躍する度に言うぞ!
契約延長せい!
ちなみにコレ、リヴァプールのシーズン100ゴール目みたいです。
💯 goals for the season. 👌 pic.twitter.com/lgVEyw8pVM
— Liverpool FC (@LFC) 2018年2月24日
気を良くしたか、ジャンがミドルを狙いますが、枠の外。いいぞいいぞ打ってけ。
ロボのゴールラインギリギリへのクロスに、サラーが追いつきますが、これも惜しい!枠の外。
リヴァプールが攻め続ける中、ウエスト・ハム少ないチャンスを活かしてきます。
強烈なミドルが火を吹くもカリウス、またも好セーブ!
最近ノッてますね。
1-0で前半終了。
カリウスの働き、かなりデカいぞ。
揃い踏みの後半
モイモイ・ハム侮り難し。
次の1点が、勝負の行方に大きく影響する事でしょう。
後半開始から程なくして、アレックス・オックスレイド=チェンバレンがドリブルで持ち上がり、何度も相手に阻まれますが、自慢のフィジカルを活かし粘りに粘り、最後は倒れこみながらサラーにパス。
これをサラーが冷静にゴールの隅へ。
2‐0。

エジプト王、この日も降臨。

こんな人もいました。

トッテナム戦でユニフォームくれって書いたボード持った子供に、サラーが本当にユニフォームあげちゃったニュースを見て、なら俺もって事でしょう。
しかし遠いわ!
今のところ、彼がユニフォームをゲットしたという報せは聞こえてきません。
さあさあ。
次の1点が、勝負の行方に大きく影響するって言ったけど、リヴァプール的には2点差なら余裕でひっくり返されるからな。更なる追加点を。
フィジカルだけじゃない、スピードだった相当なものだぞチェンバレン。アーノルドのスルーパスに反応するもシュートは枠を捉えきれず。
フィルミーノのパスにサディオ・マネがうまい事抜け出すもシュートはGK正面。
あとちょっと・・・
ジャンのボールを受けたフィルミーノ。
飛び出してきたGKをかわし、無人のゴールへ。
ノールック。

3-0。

そしてまた新しいパフォーマンスか?
Love this gif 😂😂
— Anfield Press (@AnfieldPress) 2018年2月24日
前線3人で喜びを分かち合います。サラーとマネを持ち上げようとするけど、ちょっとパワーが足りなかった。
面白いけど、油断すんなよ。
この前、ノールックやったセビージャ戦、ありえないけど、いつも通りっていうThe Livepool Wayな追いつかれ方してるかんな!
ってほらあ、その直後。
不用意にボールを失うとキレーにカウンター決められました。
3-1。
どうすっか。
KOPは慌て始めたけど、選手は落ち着いてくれ。
前半から引き続き、かなり激しいぶつかり合い。またしてもミルナーが倒れるシーンが・・・
今度こそダメか。結構時間がかかりましたが、なんとか起き上がり試合再開。
で、気付いたらまた元気に走ってました。

何食ったらそんなに頑丈になるんだ?
イングランド人に怪我が多いのは、食生活が原因だなんて言われてるですがねえ。誰とは言わないけど。
ジャンも倒れるシーンがありましたが、すぐ復活。
チェンバレンのフィジカルもかなり効いてたし、みんな頑丈過ぎ。
中盤3人サイボーグ説。
攻め込み続けるリヴァプール。チェンバレンのクロスから、サラーのシュートはGK正面。
フィルミーノのシュートもGKが必死のセーブ。
またしてもチェンバレンから、マネのシュートはポスト直撃。
あーこれは決めてほしかった!
しかし、その直後。
ロボのクロスをマネ!今度こそ!
4-1。

ポルト戦でのフィルミーノのパフォーマンスが気に入ったのか、またしても真似するマネ。

でも今回のは割りとスルーしてた。

なんかいい関係性ですね。
前線3人が揃って得点を決めました。
さすがにもう安心か。試合終盤にアダム・ララーナを試運転的に投入。

髪切りました!
これのお披露目的な意味合いもあるか?この短髪、各方面で大好評。てかロン毛どんだけ不評だったんだ?
さらにドミニク・ソランケとアルベルト・モレノ投入。
ひゃっほーい!最近のお楽しみ。試合終了間際に爆弾を投入する。
あれ、モレノはウイング?あーいいんじゃない。どうせ守備戻ってこないんだし。
さあ、残り時間はあと僅か。さすがにひっくり返りはしないだろ。一悶着二悶着くらい起しても構わん。いけ、モレノ!
何度かボールに絡んだし、いい守備もあったけど、さすがに時間が足りなかったか。無風。
ソランケにももう少し時間を与えて欲しかった。
4-1で試合終了。
失点は不用意だったけど、他は素晴らしい内容でしたね。
前線3人のそろい踏み。中盤も素晴らしかった。
4点も入っているのに、マン・オブ・ザ・マッチがサイドバックのロボというのも、チーム全体の連携の良さを物語って入る気がします。
さあ、プレミアリーグも終盤戦。この調子でいきましょう。