
驚きの結果です。
早朝にホーム、アンフィールドで行われたチャンピオンズリーグ、準々決勝、マンチェスター・シティとの対戦、1stレグは3-0でリヴァプールの勝利!
プレミアリーグ優勝をほぼ手中にし、CLでも優勝候補に挙げられる強敵相手に、完勝しちゃいました。

攻めきった前半
イングランド勢同士の超注目カードとあって、アンフィールドは素晴らしい雰囲気。
KOP達の後押しを受け、試合の主導権を握りたいリヴァプールですが、序盤はシティに押し込まれる展開。
なかなか敵陣までボールを運べません。
前回の対戦では自慢の攻撃陣が大爆発しましたが、さすがはペップ・グアルディオラ。
同じ轍は二度踏まない。今回は対策万全でしょうか。
・・・と思ったら、10分過ぎに伝家の宝刀カウンターが炸裂!
深い位置からのトレント・アレクサンダー=アーノルドからジェームズ・ミルナー、そしてモハメド・サラーへ。
サラーからロベルト・フィルミーノへ。
ペナルティエリア内で相手をかわして放ったシュートはセーブされるも、こぼれ球にすぐさま反応。
ボールを中央に送ると、そこに走りこんできたのはサラー。

1-0。

エジプト王、この日も威風堂々。
弾かれたボールを見逃さなかったフィルミーノもお見事でした。
これぞボビー・フィルミーノ。

シティもカウンターで反撃を試みるも、シュートは枠の外。
次第にチャンスも作れなくなっていきます。
そして次の得点を奪ったのもリヴァプール。
ミルナーからの速いボールを中央で受けた、アレックス・オックスレイド=チェンバレン。
右足を振りぬくとスティーブン・ジェラードを彷彿とさせる強烈ミドルが、ゴールに突き刺さりました!
これはキーパーノーチャンス。

2-0。

超満員のアンフィールド。沸き返るKOPのもとへと駆け寄ります。
ミルナーはこれでCL7アシスト。単独トップです。
俺たちの7番!
2位にはリヴァプールの先代7番ルイス・スアレスと、フィルミーノが5で同率ランクイン。
ちなみにこれまでのCL最多アシスト記録は8。ミルナー、あと2つで記録を塗り替えます。
行ける!決勝まで行くのだから、あと4試合あります。4試合で2つ。行ける!
押せ押せムードのリヴァプール。
アーノルドが見事なクロスを供給すれば、逆サイドからはアンドリュー・ロバートソンが、単独で敵陣深くまで突撃。
シュートまでは持っていけませんでしたが、結構惜しかった。
たまにあるロボの暴走一人旅。
嫌いじゃない。むしろ最高。
完全に主導権を握りました。シティに攻撃の糸口を与えません。
敵陣からのカウンター。
サラーのシュートは弾かれるものの、こぼれ球を拾うと、今度はクロス。
飛び込んできたのはサディオ・マネ。
滞空時間の長いジャンプからの叩きつけるようなヘッド!

3-0。

マネの抜群の身体能力が発揮されましたね。
こんなプレーもありました。
Trying to stop Sadio Mane in full flight… 😵😵😵
📺 #UCL goals 👉 https://t.co/DsWLtlwSmK pic.twitter.com/mJAnrlBYqU
— UEFA Champions League (@ChampionsLeague) 2018年4月4日
どうにも止めようもない怪物が帰ってきたようです。
シティをまったく寄せ付けず枠内シュートを0に抑え、3-0で前半終了。
支配率等のスタッツではシティが上回っていたようですが、それを感じさせませんでしたね。
要所を締めるまさかの試合巧者っぷり。ジョーダン・ヘンダーソンにミルナー、アーノルドとロボの攻守に渡る貢献が光りました。
守りきった後半
前半で圧倒的優位に立ちました。スタンドはお祭りムード。
シティの選手たちはアンフィールドの雰囲気に飲まれたようにも見えます。
しかし思わぬアクシデントが・・・
脚を抑え、ピッチ外に退くサラー。
治療を受けますが、復帰は叶わず、そのままドレッシングルームへと引き上げていきます。
一気に大人しくなるKOP達。無理もありません。漂い始める暗雲。
しかし、付け入る隙を与えていけない。
交代でジョルジニオ・ワイナルドゥムがピッチへ。
なんとか試合を落ち着かせてくれ。
攻撃の強力なピースを欠き、後手に回るシーンが増えてきました。
しかし守備陣は安定しています。
完全に守備の要となっているビルヒル・ファン・ダイクがボールを弾き返し、シュートを打たせません。
デヤン・ロヴレンも凄まじい気迫。エリア内での攻防戦に何度勝利した事か。
シュートが枠内に飛んでこないので、割と暇人のロリス・カリウスも集中を切らさず、大きなピンチを招きませんでした。

そして守備の未熟さを度々批判されてきたアーノルド。
この日は見違えたかのように素晴らしい守備。
この試合で一皮剥けたかもしれませんね。
サラーショックが尾を引き、テンション低めのアンフィールド。
ここを勝負所と見たか、交替のカードを切るグアルディオラ。
7番のスタなんとかさんを投入します。
すると俄かに活気付くKOP達。
ブーイングがアンフィールドにこだまします。
なんだなんだ、どうした!?
このスタなんとかさん、数年前に揉めに揉めた末に、リヴァプールからシティに移籍したって?
そうだっけ?思い出せず。
でも、ここぞというところで出てきた割に、大した事してなくない?
ホントにシティの7番?
あ。
思い出した。コイツ、リヴァプールが送り込んだスパイだったわ。
📊 | Raheem Sterling's record at Anfield since he left Liverpool:
4⃣ Games
❌ 4 Losses
❌ 0 Goals
❌ 0 Assists
⚠ 2 Yellow Cards pic.twitter.com/lz53T0Fr4e— LFC Transfer Room (@LFCTransferRoom) 2018年4月4日
うむうむ。
彼の破壊工作は順調なようだ。
この日もKOPへの燃料投下という最高の仕事をやってのけた、スタなんとか工作員。忘れててゴメン。
攻めに転じたいリヴァプールは、フィルミーノに替えドミニク・ソランケを投入。
未だ公式戦ノーゴール。ここでヒーローになる事が出来るでしょうか。
敵陣を駆け上がり、マネにクロス。
いいボールでしたが、相手ともつれながら滑り込んだマネに、今一歩合いませんでした。
しかし見せ場を作りました。
ソランケ投入後も、攻撃の主導権はシティが握ったまま。
しかし不思議とシュートが枠内に飛ばず、時間が経過していきます。
まさかリヴァプールが守り勝つという事を覚えた!?
DF4人、本当に素晴らしい。
あと少し。あと少しでクリーンシート達成、完勝というところで、チェンバレンに替えてアルベルト・モレノ。
ここに来てまさかの賑やかし要員投入!?
いや、さすがにこの試合でネタを仕込むハズはないか。
恐らくモレノに課せられたミッションは・・・
走れ!ただひたすらに走れ!
猛然とボールを奪いにいくモレノ。
それでいい。
試合終了間際に、この速い子は結構有効かもしれませんね。
時間をうまく使い、試合を終わらせるるんだ。ジニのキープも光りました。
ここで残念な出来事。ヘンドがスタなんとか工作員との絡みでイエロー喰らっちゃいました。
おいい!なに出しゃばってるんだ!?そういうとこだぞスタ野朗。
これでヘンドは2ndレグ出場停止。キャプテンを欠いた状態でアウェイに乗り込む事になりました。
しかし物は考えよう。あと1枚とヒヤヒヤしながら準決勝を戦うより、圧倒的有利な状況の2ndレグで累積を消化出来るというのは、むしろいい事ではないでしょうか。
ジャンが戻って来れば大丈夫!
アディショナルタイム。
もはや勝利は確実。
しかし、闘志剥き出しの表情で、チームを、スタンドを鼓舞するアーノルド。
Just look at what winning on a big European night at Anfield means to local lad Trent Alexander-Arnold.
Pure passion!
What a colossal display at the back by the 19-year-old 👊 pic.twitter.com/qxFMxfNDQP
— Football on BT Sport (@btsportfootball) 2018年4月4日
1点だってやらん。
かっこよ過ぎかよ、19歳!
未来のキャプテンの姿を見ました。
そのアーノルドの檄も功を奏し、3-0、クリーンシート、シティの枠内シュート0というまさかの完勝を達成。
3得点に驚きはありませんが、あのシティを完封とは。
選手全員、ユルゲン・クロップの采配、アンフィールドの雰囲気、すべてが素晴らしかった。
これは今後の戦いにもかなり期待が持てるのではないでしょうか。
🔴🔴🔴 Bossing it.@LFC #LFC #NBFootball pic.twitter.com/YZRxLBoASW
— New Balance Football (@NBFootball) 2018年4月4日
行きましょう!
1点目のサラーへのパスはミルナーからですよ^^
マネ→ミルナー→サラー→フィルミーノ→サラーでゴールでしたね!
ありがとうございます!別の方からも指摘があり、訂正したところでした。
いやいや、お恥ずかしい限りで。