早朝に行われたチャンピオンズリーグプレーオフ1stレグ、ホッフェンハイムとのアウェーでの試合、2-1でリヴァプールが勝利しました!
いやはや、なんというか濃ゆい試合でしたね。
良いところも悪いところも沢山あった試合の模様を振り返ってみたいと思います。
興奮と冷や汗の前半
出だしは、ややホッフェンハイムのペースか。
リヴァプールはアルベルト・モレノと、デヤン・ロヴレンの左サイドのDF陣が不安です。常に対応が遅れるこの凸凹コンビ、失点は時間の問題か・・・
ってほーら言わんこっちゃない。ロブレンが相手選手を倒しPKを食らいます。
絶対絶命。頼みの綱は開幕戦でDF陣と共に酷評された守護神シモン・ミニョレ。汚名返上なるか。
なった!
甘いコースに飛んできたボールを落ち着いてセーブ。
神ミョレ、降臨。
その後もピンチは続きますが、不思議と失点に至りません。
守備はポンコツだけど、相手の決定力がもっとポンコツなので助かってます。
一方の攻撃は左サイドのサディオ・マネが大奮闘。ホッフェンハイムDF陣、為す術無し。良くも悪くも左サイドが目立ちます。
そのマネが中央を切り裂き、そのままゴールのぶち込むか!?というシーンで、堪らず相手が後ろから手を出し、FK獲得。
いい位置です。
しかし頼れるキッカーのコウチーニョ不在。
誰が蹴る?
モレノか?
モレノなのか?
と、思ったらトレント・アレクサンダー=アーノルド、18歳。
!!!!!
決めよった!
アカデミー出身の地元っ子の欧州デビュー戦、そこでトップチーム初ゴールという超メモリアル弾。しかもゴラッソ。
最高の形で先制点を手にします。
さあ、盛り上がって参りましょう!
その後も何度か決定機を迎えますが、惜しくも追加点ならず。
それより何より守備を何とかしてくれ。
ロヴレ~ン
モレノ~
神ニョレは頑張ってました。
なんとか無失点で前半終了。
ちょっと気が緩んだか後半
さあ、ハーフタイム。クロップ激おこで守備にテコ入れだ!
と思ったらマジすか!?交代なし。
凸凹コンビ元気に登場。
もはやマネが野放し状態で暴れまわってる後で、アタフタしてます。
後半も半ばに差し掛かろうかという時間帯、ピッチサイドに安心と信頼のジェームズ・ミルナー先生の姿が。
よーし、これで少しは落ち着けるぞ、と思ったら・・・
交代されたのは、キャプテン、ジョーダン・ヘンダーソン。
え?確かに不調ではあったが・・・もっといじるべき所あるんじゃあ?
放し飼いになってるモレノはいいんですか?
アイツなかなか戻ってきませんよ?
もう守備は知らん!点を取れ!それがリヴァプールスタイル!
と現実に目を背けた攻撃志向観戦スタイルにスイッチ。
すると、その思いが通じたか、交代で入ったミルナー!
美しい弧を描いたボールがサイドネットに吸い込まれます。
優しいタッチだけど、メチャクチャ曲がる凄いキック!
いや、相手に当たったか。
偶然?
違う。このドヤ顔。
狙ったに決まってる。
2-0。
貴重なアウェーゴールを2点も!
そして残り時間は僅か。勝負ありか・・・続々と席を立つホッフェンハイムサポーター達。
フ・・・愚か者達め。
リヴァプールがこのまま終わると思ったら大間違いだ!
ほらね。
85分過ぎ。はい失点。
殊勲のアーノルドだけど、ここでは油断していたか。でもアーノルドを責める事は出来ませんね。
だって他のDF3人も大概だもん。
ヒヤヒヤの終盤
お約束の失点。2-1。
にわかにウキウキしだすホッフェンハイムサポーター達。
ああ、ドイツの皆様もご存知なのですね。ここからのリヴァプールが極端に脆い事を。伝統芸能・逃げ切り未遂を。
直に時計が90分を指そうかという頃、マネに変えてマルコ・グルイッチ投入。
マネ、お疲れ!
さて、この交代の意図は・・・
走り回ったマネを下げるのは分かるがグルイッチとは。
確かに上背はあるが。でもね、ボス。グルイッチを守備固めに使うって狂気の沙汰じゃないですか!
ほーら、やったよ殺人タックル。
クラッシャー投入で守備の不安爆盛り。
そしてドフリーで打たせるセットプレー。なにやってんだ!?
でも、あとちょっと・・・あとちょっとなんだ・・・
ってアディショナルタイム4分!?
殺生な!同点どころか逆転を許すにも十分な時間!
一気呵成のホッフェンハイム。
防戦一方。
ズタズタ。
どうしてこうも逃げ切るのが下手なのか。
モレノ。
モレノ。
そしてロヴレン。
誰かグルイッチの事も見張っててくれ。
安定とは何だ!?
寿命が削られていく・・・
もがくように、喘ぐように。なんとか凌いだ4分間。
か、勝った・・・ギリギリ逃げ切った。
ツッコミどころは満載だったけど、アウェーで2-1は上出来。さあ、ホームでも勝って本戦進出だ!
守備陣は猛省な。