
さて。怒涛の一週間を終え、週末にプレミアリーグという日常が帰ってきます。
リヴァプールはクラブワールドカップの影響で1試合延期になっていますが、プレミアリーグは第18節が終了し、次節から後半戦に突入します。
首位を独走するリヴァプールですが、安心するのはまだ早い。まだまだこれから、多くの困難が待ち受けていることでしょう。後半戦の注目試合、ビッグ6との対戦プラスαをまとめてみました。
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日時は日本時間です。
12.27 vsレスター(アウェイ)
後半戦の頭、いきなりの大一番です。
現在2位のレスター。怒涛の勢いに陰りが見えて来たか、7連勝の後、2試合勝利無し。前節は3位マンチェスター・シティとのシックスポインターに3-1で敗れ、地力の差を見せつけられた形となりました。
1試合少ないリヴァプールとの勝ち点差は10。
しかし、恐るべき存在である事には変わりありません。アンフィールドでの対戦は、試合終了間際のPKで、ギリギリの勝利。アウェイで簡単に勝たせてくれるとは思えません。苦戦は必至でしょう。
勝ち点10は安全圏なんて声も聞こえてきますが、そんなんコッチが3連敗して、あっちが3連勝したら、あっさり射程圏内よ?
CWCで延長を戦い、CLも決勝トーナメントに勝ち進んだリヴァプール。疲労困憊で泥沼とか、フツーにあり得る!
しかも、タチが悪い事に、試合は今週末なのです。世界王者の称号を手にし、特大級に浮かれてる最中でございます。
いつもの悪い癖が出ないよう、気を引き締めてくださいね。割と本気で、タイトルの行方を占う一戦です。
1.12 vsトッテナム(アウェイ)
ジョゼ・モウリーニョが就任し、生まれ変わったスパーズ。マンチェスター・ユナイテッド戦、チェルシー戦というビッグマッチを落としていますが、どちらも相手は不調。
好調リヴァプールが相手となれば、また違ってくるかもしれません。うまい事、嵌められるかも。フラストレーションの溜まる試合になることでしょう。
ノーマル・ワンvsスペシャル・ワンの対決は、話題性は抜群だけど、過密日程真っただ中での激突は避けたかったですね。
レスター戦の後もリヴァプールはウルブス、シェフィールドという難敵との対戦が続き、FAカップのエヴァートン戦もあります。
からのアウェイのスペシャル・ワン。
どんなにしょっぱくてもいいから、したたかに。それこそモウリーニョのように、手堅く勝ち点3を持ち帰ってもらいたいですね。
1.20 vsマンチェスター・ユナイテッド(ホーム)
スパーズ戦の翌週。連続のビッグマッチです。
上位陣には負けなしなのに、下位相手にはコロコロ負ける。前節は1勝しかしてなかった最下位ワトフォードに完敗。かつてのリヴァプールみたいな芸風で売り出し中のユナイテッド。
だからこそ危ない!
首位との一戦。それいつもやれよ!ってな好プレーを連発してくるに違いありません。
スールシャールの首を飛ばすぞーってな勢いで、意気揚々と乗り込んだオールド・トラッフォードでも、まかさのドロー。ここまで、唯一勝てなかった相手です。
優勝したとしても、ユナイテッドに勝てなかったとあっては、締まりませんね。最も勝利が求められる試合であると言っても過言ではありません。頼む、勝ってくれ!
俺、アンフィールド行くし!
優勝に向かって突き進む中、ユナイテッドを迎え撃つアンフィールド。最高に熱い空間となることでしょう。見届けて来ます!
3.15 vsエヴァートン(アウェイ)
チャンピオンズリーグのアトレティコ・マドリード戦、セカンドレグを終えた直後。また、嫌な時期にやってきました、マージーサイドダービー。CLはホームなのが不幸中の幸いですが、ファーストレグ、アウェイの地で突破を決定づけるような圧勝は考えにくい。ターンオーバーなど、もっての他でしょう。
そして、もう一つ嫌なのはエヴァートンの監督。あの、カルロ・アンチェロッティが就任しました。あのイスタンブールの奇跡の時の相手監督が、まさかエヴァートンの監督になるなんて。並々ならぬ因縁を感じます。
アンチェロッティといえば、ナポリの監督として2年連続でリヴァプールを苦しめたことも記憶に新しいところ。
今、もっともリヴァプールの攻略法を知っている監督かもしれません。
しかも、CLと1月のFAカップ、そしてこの試合。今シーズン、リヴァプールとの4度目の対戦となります。
百戦錬磨の知将に丸裸にされてしまうのか、ダービーらしい激闘が展開されるのか。
順位とは関係なく、両者の意地が激突する一戦は、新たな因縁も加わり、例年以上の大注目試合となります。
4.4 vsマンチェスター・シティ(アウェイ)
今シーズンも最大のライバルとして、リヴァプールの前に立ちふさがると思われていた王者シティでしたが、ここまでで既に4敗。1試合少ないリヴァプールとの勝ち点差は11。
早くも目標をCLと4位以内にシフトなんて声も聞こえてきますが、まだ2ヶ月以上先の32節。状況がどうなっているかは、まったく分かりません。
仮にプレミア制覇を諦めていたとしても、リヴァプール相手にダブルは全力で回避したいところでしょう。ホームで無様な試合も出来ますまい。ペップ・グアルディオラの意地に掛けて、ガチンコ勝負を挑んでくるでしょう。
リヴァプールとしては、現王者を叩きのめして、優勝に向かって邁進したいですね。
5.2 vsアーセナル(アウェイ)
混迷のアーセナル。新監督にミケル・アルテタが就任し、どう変わるのか。今シーズン、アーセナルが優勝争いに加わってくることは、ほぼ無いと思いますが、かつての強く刺激的なアーセナルを知る監督の元、一つにまとまったら、その勢いは侮れないかもしれません。
打ち合いが多いことで知られるこのカード。アルテタが、失われたアーセナルの哲学を蘇られたなら、面白い試合になるかもしれません。
ちなみにこの試合は36節。最終戦の二つ前です。このまま行けば、この時点で優勝が決まっているし、この試合で優勝が決まる可能性だって十分にあります。
5.9 vsチェルシー(ホーム)
最終節の一つ前。ホームでのラストゲームになります。
いつもギリギリなリヴァプールでありますが、ここまでには決めておきたい!
そして、アンフィールドで初のプレミア制覇をお祝いしたい!
不調かと思いきや、上昇気流に乗りかけているスパーズに完勝するなど、どうも読みにくいヤングチェルシー。この頃にはどうなっているのでしょうか。
どうであれ、タイトルの味を知り、勝負強さを身に付けたリヴァプールは、貫禄の横綱相撲で完勝といきたいですね。そして、アンフィールドに歓喜を!
