ナビ・ケイタ。
来シーズンからリヴァプールへの加入が決まっているギニアの星。
クロップが獲得を熱望し、粘りに粘ってこぎつけた合意。
クロップの選手を見る目には確かなものがありますから、素晴らしい活躍をしてくれる事でしょう。
そんなナビ・ケイタに関する大変濃い~記事がGoal.comに掲載されていました。
加入を心待ちにするリヴァプールファン必読の内容となっています。
貧しかった少年時代
まともなピッチどころかボールすらなく、ストリートで裸足のまま、ボールのような物を蹴っていた少年時代。ギニアとは国境を接するセネガル出身のサディオ・マネも似たような境遇だったようです。
南米の選手にもよくあるエピソードですね。ルイス・スアレスも幼少期は貧しかったようです。
ボールやシューズはあったと思いますが、スティーブン・ジェラードも少年時代はストリートでサッカーをしていたと聞きます。
恐らく今後、育成の仕組みが発展していくに従い、こういったストリートで技術を磨いた選手というには少なくなってくるのでしょう。
しっかりした育成機関で学んだ方が、基礎がしっかり身に付くし、怪我のリスクも少ない。
ナビ・ケイタも車に何度もぶつかったと語っています。裸足で尖った物を踏んで怪我をするって事だって日常茶飯事でしょう。
若い才能を大切に育てるには、まともな育成機関の方がいいのだろうけど、マネといいスアレスといい、ジェラードといい、ストリートで育った選手にはハングリーさや、タフさがある気がします。
きっとケイタもそういう選手なのでしょう。
欧州挑戦
16才でトライアルを受けるために渡欧。専門用語や戦術が分からず衝撃を受けたようです。
でしょうねえ。ピッチもボールも無いのだから、まともな指導者だっているとは思えません。
しかし本物の才能が評価されるには、そう時間は掛かりませんでした。18歳でフランスのFCイストルと契約。
そこでの活躍がオーストリア、ザルツブルクのジェラール・ウリエの目に留まります。
これは意外な名が出てきましたね。ウリエといえば元リヴァプールの監督。ジェラードをキャプテンに抜擢した人物です。不思議な縁を感じますね。
不思議な縁はこれだけには留まりません。当時、ザルツブルクにはマネも在籍していて、似たような境遇のケイタをを大変可愛がっていたようです。ケイタのリヴァプール入りにも色々とアドバイスをしていたのでしょう。
サンキュー、マネ。
さらには周りの友人や父親が、リヴァプールファンだったとか。特に父親が熱狂的で、ジェラードやイスタンブールの奇跡の事をよく語り、リヴァプール加入が決まった時は大喜びだったようです。
父親の影響でしょうか、ギニアにいる時からシャビ・アロンソのプレーをよく見ていて、バイエルンに所属するアロンソと対戦出来たときはとても嬉しかったと語っています。
リヴァプールとは色々な縁がありますね。マネはクロップとの縁からリヴァプール加入を運命だと語っていました。
ケイタにとってもリヴァプールは運命のクラブとなるのではないでしょうか。前にリーガ2強行きたいって語ってたけど、もうリヴァプール一択だよな?
ワイルドが止まらない
現在はブンデスリーガのRBライプティヒでプレーするケイタ。ストリートで培った規格外のテクニックとパワーで猛威を振るっているワケですが、どうも枠に収まりきっていないようで・・・
リーグ戦で相手の顔面を蹴ってしまい1発退場。ワールドカップ予選では肘打ち。またしても相手の顔面です。これも1発退場。国内カップ戦では2枚のイエローカードで退場。
退場王です。
ストリートサッカーならラフプレーなんて当たり前でしょうからね。
大丈夫だ!プレミアならもうちょっと緩い。むしろプレミア向きの選手なのかもしれない!
まあ顔面キックはマネも1発退場食らったし、アウトだと思うけど。
その有り余るエネルギーはピッチ内だけでは発散出来なかったのか、ピッチ外でもワイルド行為を行っています。
まずは以前の記事でもお伝えした、このファッションセンス。
Naby Keita looking 🔥 #LFC pic.twitter.com/8IWJlvOFbC
— Anything Liverpool (@AnythingLFC_) 2017年9月23日
これは退場して出場停止中にスタンド観戦に訪れた時のもの。反省の色、無し!
さらに!
二度の偽造免許提出により約5,500万円の罰金!
・・・う~ん、これはワイルドっていうか、常識が無いだけか?なかなかの悪童のようです。
クロップは選手を獲得する際、人間性も見極めるっていうし、根はいいヤツなんでしょう。
た、多分大丈夫だと思います・・・。
ちょっと素行に問題があるようだけど、こういう問題児って結構好きだったりします。スアレスの再来、スケールの大きさを感じるって事にしておきますか。
来夏が楽しみです。