【感想】歴史は刻まれた。トゥールーズ戦

この試合、語り継がれることになるかもしれません。
27日にホーム、アンフィールドで行われた23-24ヨーロッパリーググループステージ第3戦、トゥールーズとの試合は5-1でリヴァプールの勝利！
たかが予選リーグの1試合。しかし、すさまじいインパクトを残しましたね。

スタメン

GK:クィービーン・ケレハー
DF：トレント・アレクサンダー=アーノルド（C）、ジョー・ゴメス、ジョエル・マティプ、ルーク・チャンバース
MF：遠藤航、カーティス・ジョーンズ、ライアン・フラーフェンベルフ
FW：ハーヴェイ・エリオット、ディオゴ・ジョタ、ダルウィン・ヌニェス

ロボが負傷して急にピンチになったLB事情。アカデミー出身のルーク・チャンバース19歳が抜擢されました。
試合前、アームバンドを託されたアーノルド兄さんが声をかけてましたね。頼もしくなったなあ。

前半

地力の差は歴然。ホームだしサクサクっといってほしいところ。

ん？おいおい。いくらなんでも…
トゥールーズのカウンターになりかけたボールをゴメスがとりあえずといった感じで前に出しました。
ジョタが拾ってそのまんまんまドリブルで前進。
あれ？止められない？トゥールーズの人、周りに3人くらいいるけど。
飛び出してくるGKもなんのその。あっさり決まりました。

1-0。

余裕しゃくしゃくって感じですかね。

これは楽勝モードかと思いましたが、強いけどすんなりいかないのが今季のリヴァプール。

あらー。トゥールーズさん。鮮やかなスルーパス。ケレハー為す術無し。

1-1。

チャンバースも必死に戻ってましたが、追いつけませんでしたね。
まあ、あれはライン設定ミスったアーノルド兄さんが悪いわ。
パス出た瞬間、反復横跳びみたいに一回戻ってから慌てだしてんじゃん。しっかりね！

アーノルド兄さん。名誉挽回のチャンスはすぐに訪れました。

得意のクロスが背番号3に向かって一直線。
来た！遠藤！ドンピシャ！
頭でゴール右隅。文句なし。

2-1。

南野に続き、アンフィールドでゴールを決めた二人目の日本人レッズ戦士。歴史に名を刻みましたね。
でもまあ、これはいいや。そのうちまた決めんだろ。もっと凄いのあったかんな。

さらにその直後。
ジョーンズのシュートが相手の当たって跳ね返って自分に当たって、ちょうどいい感じに相手がいない位置に。
拾ったのはヌニェス。そのままブチ込んだ！

3-1。

強烈！しかし、これは前フリに過ぎなかったのである。

3-1で前半終了。

後半

後半もペースはリヴァプール。と思ったら、あぶねー！ケレハーなんだそのパスは！？相手に拾われっつーか自分から当ててんじゃん。
さらにかわされコケてジタバタ。ゴールがら空き。
パスを受けたトゥールーズの人がとても落ち着いてシュート体勢に入ってます。終わったー…と思ったら。

カバーに入ったアーノルドが膝に当てて事なきを得ました。
アーノルドよくやったけどさあ…なんでわざわざアーノルドいる場所に蹴るん？ゴール結構広いよ？
滅多に見られない珍プレーでしたね。（とかなんとかいいつつ、その直後…）

フラーフェンベルフのシュートをGKがクリアミス？ゆるーく打ちあがったボールに合わせにいったヌニェス。
もらっ…ん？跳ぶタイミングをミスったか？結局ボールはGKの腕の中へ。
まあまあまあ。こんなん、まだカワイイもんよ。

ジョタが相手のパスをカット。前線のヌニェスへ。
ダブルタッチで相手をかわすヌニェス。うめええええー！！！
さらにGKもかわした！よく見てたな！昨季とは比べ物にならない落ち着き。

さあ、無人のゴールが待っている！

ん？

そっかー。そうだったー。こういうところで笑いの神に愛されるタイプだったー。
まさかまさかの。目の前ゴールだけよ？チョンて流し込むだけ。
なのにポスト！？！？！？
いや、別角度からみたら案外ムズイか？いやいやそんなことはない。ポストに当てる方が絶対ムズイ。逆にムズイの極致。
めっちゃ頭抱えてる。

でも、ここで終わらないのが、ヌニェスという男のスケールのデカさの証左なのかもしれません。跳ね返ったボールをフラーフェンベルフが拾って割と難しいコースに決めました。

4-1。

後ろでまだ落ち込んでるヌニェス。決まったのは分かってるよね？チラッと見て確認したもんね。

ドンマイ。ある意味超絶アシストじゃん。

そうそう。仲間が決めたんだし、喜ばないと。3枚交代でヌニェスはお役御免。ギリギリのところでアレをやってのけるってスーパースターだわ。

これでもうこの試合はお腹いっぱいなんですけどね。何故かモハメド・サラーまで投入。で、きっちり仕事するんだ。

AT3分。ジョタから復帰したコーディ・ガクポ。
ゴール前でクルリンっと反転は未遂か…しかしサラーが拾ってフィニッシュ。

5-1。

締め！した！

5-1で試合終了。

チャンバースのデビュー。遠藤の初ゴール。メモリアルな試合になりました。
でもそんな感傷を木っ端微塵に吹き飛ばすほどのインパクトをもった4点目。
ヌニェス。これはずっとイジられるだろうな～。まあ、それも愛情ゆえ。これからもよろしく！

Written by Miya

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