不変激変チャリティーマッチ

2018-03-25

深夜にアンフィールドで開催された、リヴァプールレジェンド対バイエルン・ミュンヘンのチャリティーマッチ。
結果は5-5のドロー。
まあ、こういう試合は結果はそれほど重要ではありませんが、ゴールがいっぱい入って楽しいゲームになったのではないでしょうか。
印象的だったトピックスを幾つか綴ってみたいと思います。

ワンダーさん躍動

マイケル・オーウェン。
意外と大活躍しました。
このちょっと残念なレジェンドをいじりまくってきた、当ブログとしては嬉しい限りです。

初っ端から鋭い嗅覚を発揮し、ゴールに迫るオーウェン。
意外とブーイングされてません。

コーナーキックからのパス交換を経て、ボールがオーウェンへ。
右足での柔らかいクロスをドンピシャで合わせたのははディルク・カイト。

オーウェン、先制点をお膳立て。

まったく錆付いていないカイトのシュートもお見事でした。

更に。
スティーブン・ジェラードのクロスをゴールキーパーがキャッチ・・・と思いきやポロリ。
それを見逃さなかったオーウェン。
こぼれたボールを押し込みます。

1ゴール1アシスト。
いじりすぎたせいで忘れてたけど、この人10番でした。バロンドールとかも獲ってました。
(ワタクシがリヴァプールを好きになるきっかけの選手です。はい。)
その後にも惜しいシュートあったし、下手すりゃハットトリック。いやー凄い人だったんですね!

アロンソの裏切り?

アンフィールドを去った後も、常にリヴァプールを気に掛けつづけたクラブ愛に満ちた男、シャビ・アロンソ。

それは幻想だったのかもしれません・・・

自陣ペナルティエリア内でボールをキープするアロンソ。
何を思ったか、柔らかいボールを中央へ。これをバイエルンの選手が頭で完璧に合わせる、完璧なゴール。

ナイスアシスト!

バイエルンの選手達に讃えられます。

バイエルンのレジェンドでもあるアロンソ。さてはそっち寄りか!?

変わらない人達

引退した今も、現役時代と変わらぬ姿で魅せてくれた選手が大勢いましたね。

まずはやっぱりジェラード。

まだまだやれる!そう思わせるプレーが随所に見られましたね。
惜しくもゴールとはなりませんでしたが、ジェイミー・キャラガーのクロスを胸で受け、反転してからのボレーにアンフィールドは大いに沸きました。

そして生え際。

あの狭い額も現役時代から変わりありません。むしろ更に狭まってないか?

オーウェン、キャラガー、アロンソといった戦友達との連携も胸を熱くさせてくれましたね。

後半はバイエルンの選手としてプレー。がっつり寝返ったアロンソも、ジェラードとの友情は変わらないようです。

キャラガーは白髪が増えたし、体型もちょっと崩れ気味だけど、荒っぽさは相変わらず。こういう試合で怪我人とか出したら、あとあと面倒くさそうだから止めときなさい。あっちも皆、いい年なんだから。

変わらないといえば、カイトも。オーウェンと並び、1ゴール1アシストです。ある意味、大舞台に強いカイトらしい。

ピッチを疾駆する姿も相変わらずでした。
今のクロップのチームにカイトがいたら、どうなっていたんだろう。しみじみと思います。

ダニエル・アッガーも変わりありませんでしたね。

相変わらず細い。
現役時代は痛みと戦いながらのプレーだったと聞きます。大量の薬を服用していたとか。
その戦いから解放された今も、体型はキープできています。あとピョコンとしたつむじ。

そしてこの重鎮も。

イアン・ラッシュ。
随分とお年を召しましたが、鋭い眼光は現役時代そのまま。

ファンになった時は既に引退していて、プレーする姿を見た事は無いので、こういう機会に短い間でもピッチに立ってくれると嬉しい限りです。

変わった人達

現役時代の緊迫した日々から解放され、悠々自適の生活を送るレジェンド達。
歳月は彼らに様々な変化をもたらしたようです。

2ゴールのロビー・ファウラー。
お腹がかなりが気になります。
1点目は全く変わらないカイトの高速クロスが凄かっただけ?
ただ、2点目のフリーキックは相手に当たって、コースが変わるラッキーはありましたが、綺麗な弾道でしたね。

変わらないアッガーの横で・・・

プロレスラーみたいなヨン・アルネ・リーセ。

現役時代はその甘いマスクで女性に大人気だったというパトリック・ベルガー。

これが、

こう。

すいません、プレー中の写真見つかりませんでした。
ま、まあ今も大人の余裕とか、シブさとかあっていいと思いますよ。

そしてある意味、この日のハイライト。

足がもつれてコケるジョン・オルドリッジ。
デレ・アリとか言われてるけど、これは絶対ダイブじゃない。年取ると色々あるの!

オジサン盛り沢山のチャリティマッチならではですね。

初めてのゴール

ジェラード、ラッシュといった誰もが知ってるレジェンドが歓声を浴びる一方で、レジェンドといってもそこまでの知名度は無く、目立たない選手もいます。

その筆頭ともいえるのが、ビョーン・トーレ・クヴァルメ。完全に日陰の存在だった彼が、試合終盤の見事なゴールで一躍脚光を浴びています。

なんとこれがクヴァルメのリヴァプール初ゴール。
こんな強烈なシュートの持ち主が、ゴールを決めていなかったっていうのも驚きですね。
このゴールによって、リヴァプールが同点に追いつき5-5で試合終了。

真剣勝負ではありませんが、チャリティマッチにはチャリティマッチの面白さがありますね。

クラブを去った後も変わらず愛され続ける選手、色々あった選手。
リヴァプールのアカデミーの監督になった選手、解説者になった選手、馬主になった選手。
変わらず走りまくる選手、太った選手、初めてゴールを決めた選手。

別々の道を歩んでいた人生が再びアンフィールドで交錯する。なんだか感慨深いものがあります。

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