日本時間の明日3:30、プレシーズンマッチ第6戦、アウディ・カップと銘打った大会の初戦となるバイエルン・ミュンヘン戦がキック・オフとなります。
プレシーズンとはいえ、タイトルを賭けた強豪との一戦。見どころの多い試合となりそうです。
注目ポイントをピックアップしてみました。
相手はあのバイエルン
そう、バイエルン・ミュンヘン。
ヨーロッパの中でも屈指の超名門、バイエルンの本拠地での戦いとなります。
否が応にも力が入りますね。
非常に高いモチベーションで試合に臨むと思いますが、その中でも一番燃えているのは、この人ではないでしょうか。
ユルゲン・クロップ監督。
リヴァプールの前に指揮を執ったドルトムントでは、資金力で圧倒的に優位なバイエルンを抑え、ブンデス・リーガ2連覇を達成。
しかしながら自らが手塩に掛けた選手が、バイエルンに移籍するという苦汁も味わっています。
いわば因縁浅からぬ間柄。
リヴァプールの監督就任後にもバイエルンの敗戦の報に触れた際は、このリアクション。
リーグが変わっても関係ない。今回の対戦、燃えまくっていることでしょう。
シーズン中のようなハイテンションプレッシング戦術を期待しちゃいますか!
もう一人、違った意味で燃えているであろう男がいます。
エムレ・ジャン。
彼はバイエルンの下部組織出身。トップチームにも昇格していますが、満足な出場機会を得られぬままレヴァークーゼンに移籍。
古巣への帰還となる、この一戦。成長した姿を見せてやってください!
恩返し弾、期待しています。
他にもロリス・カリウス、ジョエル・マティプ、ラグナル・クラヴァン、ロベルト・フィルミーノ、ブンデスからやって来た選手とっては、バイエルンは天敵。悔しい思いをさせられ続けた相手です。
リベンジの好機です。やっちゃってください!
バイエルンとはチャンピオンズ・リーグでも対戦する可能性があります。敵地で粉砕して恐怖を植え付けておきたいですね。
どうしたバイエルン?
バイエルンといえばブンデスの盟主。勝つのが当たり前の絶対的強者ですが、どうもここのところ調子がよろしく無いようで・・・
プレシーズンマッチ、序盤こそ格下相手に勝利を重ねますが、
アーセナルにPK戦の末、敗北。
続いてACミランに0-4と完敗。
チェルシーには3-2と勝利しますが、
インテルには0-2とまたしても完封負けを喫しています。
うーむ、プレシーズンとはいえ、これはどうしたものか。
特にアーセナルに負けるとは。
バイエルンがアーセナルに負けるとは!
あのバイエルンがあのアーセナルに負けるとは!!
どうしたバイエルン!?
バイエルンがアーセナルに負けるって、軽い天変地異じゃないですか。
PKとはいえねえ。
本来ならここで、バイエルン与し易しと思うところですが、そこは弱きを助け強気を挫く僕らのリヴァプール。
手負いの相手に、例の慈悲の心が発動しちゃわないか心配です。
チェルシーに続き、リヴァプールも負けたら、まーた「プレミアよっわww」とか馬鹿にされちゃうので、容赦なく叩きのめしてください。
早くも野戦病院?
まだシーズン前だというのに早くも負傷者続出。
ディフェンダーだけでも、ナサニエル・クライン、ジェームズ・ミルナー、デヤン・ロヴレン、ジョー・ゴメスが故障を抱えているようです。
内、ミルナー、ロヴレンはトレーニングに復帰しているようですが、どこまで出来るかは未知数ですね。
サイドバックは右にトレント・アレクサンダー=アーノルド、ジョン・フラナガン。
左にアルベルト・モレノ、アンドリュー・ロバートソンと2枚ずついますが、センターバックはジョエル・マティプ、ラグナル・クラヴァンのみと手薄な状況です。
図らずもブンデス出身コンビのCB。この状況を力に変えてもらいたいですね。
とはいえ、怪我多めのマティプ、ベテランのクラヴァン。しかも二人とも、前の試合も長く出場しています。
フル出場はリスキーかもしれません。短い時間でもロヴレンを出場させるのか。
あるいはコンバートによって、選手の新たな力を引き出してきたクロップ。
今回も秘策があるかもしれません。
CB起用があるとしたらエムレ・ジャン、オビエ・エジャリアあたりでしょうか。
マルコ・グルイッチは上背で大きなアドバンテージがありますが、CBで起用したら凄いヤラカシ系になりそうです。
SBの4人は、ここをチャンスと捉えて頑張ってもらいたいですね。
この一戦、勝てば決勝進出。優勝すればクロップ体制二冠目。
勝ち癖、タイトル癖を付けていいイメージで開幕を迎えたいですね。