【選手】スティーブン・ジェラード

2017-05-10

さて、このブログでは現役選手はもちろんの事、過去に活躍した選手についても取り上げ、個人的な思い入れ等を綴っていきたいと思います。
では、その一番手は誰か?やっぱりこの人でしょう!
我等がキャプテン、リヴァプールの魂、
スティーブン・ジェラード!

地元、リヴァプールで生まれ、幼少の頃からレッズのアカデミーに所属。超一流の実力を持ち、数多のビッグクラブから誘いを受けますが、全て断り、そのキャリアのほとんどをリヴァプールに捧げたレジェンド中のレジェンドですね。

プレースタイル

もうほんとこれ説明不要。しかも素人が何言っても説得力無いから動画貼ろう!

リヴァプールでの全186ゴールとアシスト集。ゴールとアシストだけが彼の魅力ではないけど、やっぱこういうダイジェスト動画は、ゴール、アシストが多いな。

地元出身の生え抜き

地元リヴァプールで生まれ、幼少期からアカデミーに所属。レッズの選手に憧れて育ちます。

1998年11月29日
18歳でトップチームデビュー

主力として活躍し、タイトルの獲得にも貢献。

2003年10月15日
23歳の若さでキャプテンに就任

生粋の生え抜きキャプテンの誕生にファンは沸きかえった事でしょう。
先代キャプテンのサミ・ヒーピアも、ジェラードのために喜んでキャプテンの座を譲り、サポートを約束したとか。

その後、10年以上に渡りキャプテンとして、チームを牽引。彼の実力からすれば、決して恵まれたキャリアとは言えないかもしれませんが、その勇姿はファンの目に焼き付いていますね。

イスタンブールの奇跡

ジェラードが、そしてリヴァプールFCが最も輝いた瞬間として、10年以上経った今なお語り継がれる伝説の試合。

2005年5月25日
04/05チャンピオンズリーグ決勝・イスタンブールの奇跡

僕も明け方にテレビで観てました。訳わかんないうちに前半で3点取られて、正直もうダメかと思いました。心折れかけましたが、せめて一矢報いてくれとの思いで、なんとかテレビの前に座った後半。
ジェラードが反撃の狼煙を上げ、前半よりもっと訳わかんないうちに同点に追いつき、そしてPK戦。GKイェジー・ドゥデクの訳わかんない動きも絶大な威力を発揮し、劇的な勝利。もうホント訳わかんなかったです。

ジェラード・ファイナル

イスタンブールの奇跡と並び賞される事も多い、ジェラードのキャリアのハイライトの一つ

2006年5月13日
06FAカップ決勝、通称ジェラード・ファイナル

僕は生で観る事は出来ず、結果を知った後、録画で観ました。
録画でも、そのインパクトたるや。まだイスタンブールの衝撃が残っていたので、またも起こった劇的な勝利に「ああ、こういう事って起きるんだなー。」としみじみ思ったものです。
日本語の実況の人が「またもレッズに奇跡が起きるー!!!」って絶叫してたのを憶えてます。

成し遂げられなかったプレミアリーグ制覇

イスタンブールの奇跡、ジェラード・ファイナル等、キャプテンとして幾つかのタイトルを獲得したジェラードですが、ついにプレミアリーグのタイトルには手が届きませんでした。
ジェラードはクラブの歴史の中でも、指折りの素晴らしい選手ですが、彼がキャプテンを務めた時代は、クラブの財政が芳しくなく、満足な補強が出来ず、結果もついてこない。正に暗黒時代と呼べる時期もありました。
ジェラードの相棒として活躍したフェルナンド・トーレスの移籍は、暗黒時代を象徴するかのような苦い記憶ですね。
彼はタイトルを求め、チェルシーへと移籍していきます。
それより少し前、暗黒時代という程の状況ではありませんでしたが、アカデミー時代から共に成長してきたマイケル・オーウェンもタイトルを求め、レアル・マドリードへと移籍。

他にも多くの主力選手が、ビッグクラブに引き抜かれていきました。
ジェラード自身も、チェルシーやレアル・マドリードといったビッグクラブからの誘いを、幾度となく受けますが全て拒否。
移籍を決心しかけた事はあったようですが、やはり最後の最後のところで、リヴァプール愛が勝ったのでしょう。

ワールドクラス、プレミアリーグを代表する選手と、ジェラードに対する周囲の評価は揺るぎないものでしたが、チームの方は振るわず。優勝どころかチャンピオンズリーグの出場権すら獲得出来ない低迷期が続きます。
そんな中、もっとも優勝に近づいたのが、13/14シーズン。エース、ルイス・スアレスを中心とした攻撃陣が、爆発的な得点力を発揮。誰もが優勝を信じていました。しかし、あと一歩のところで・・・

チェルシーとの大一番で、ジェラードがまさかのスリップ。
転がったボール搔っ攫われ失点。そして敗戦。
この敗戦のダメージは大きく、そのままリーグ優勝を逃すという結果に・・・。

残酷ですね。このスリップの事は、思い出すだけでも辛いです。しかし彼のキャリアを語る上では避けて通れないものだと思い、取り上げました。

その夏、イングランド代表のキャプテンとして臨んだワールドカップは予選敗退。
エース、スアレスはバルセロナに移籍。またしても強力な相棒との別れを経験します。ショックは続きますね。

移籍、そして引退

ジェラードはイングランド代表を引退し、リヴァプールに専念。気持ちを新たに新シーズンを迎えます。
ファンの多くは大きな希望を抱き、14/15シーズンの開幕を迎えた事でしょう。ロジャース監督に率いられたチームは、前シーズン同様、爆発的な強さを見せつけてくれるだろうと。

しかしエースを失った影響は思いのほか大きかった。なかなか点が取れず、勝ちきれない試合が続きます。久々のチャンピオンズリーグも、これといったインパクトを残せぬまま、グループリーグ敗退。鬱々とした状況で新年を迎えます。

そして、あの日を迎えます。

2015年1月5日
スティーブン・ジェラード、リヴァプール退団を発表

ジェラードと共にリーグ制覇を勝ち取りたい、この思いを持ったチームメイトは多かった事でしょう。
ファンはジェラードがリーグ制覇をする日を信じて、苦しい時代を耐えてきた。
その夢が終わってしまいました。

そのニュースは全世界を駆け巡り、かつてのチームメイト、ジェラードとの共闘を望んだ、有名選手や名将達・・・たくさんのコメントがメディアを賑わしました。

多くの、本当に多くの人に惜しまれながら新天地、アメリカへと旅立っていくジェラード。
「ああ、この人の事をキャプテンと呼ぶ事はもうないんだな。」
そう思うと堪らなく寂しくなったものです。

リヴァプールではちょっと外を歩いただけですぐに声をかけられる超有名人。
長きに渡り名実ともにクラブを背負って立って来た重圧も大変なものだったことでしょう。
アメリカでは、リラックスして家族との生活を楽しんでいるようでしたね。
(すいません、ロサンゼルス・ギャラクシーの試合は全然見てませんでした。だってやっぱ赤くないジェラード受け入れがたいし。特にあの紺色が受け入れがたい。)
でもリヴァプールへの思いは変わらず。頻繁にコメントを出していたし、戦友達に直接、激励のメッセージを送ったりもしていたようです。
自身のインスタグラムにこんな写真を投稿した事も。

Once a red ….❤️

Steven Gerrardさん(@stevengerrard)がシェアした投稿 –

いつか絶対指導者として戻ってくる、そう確信し、今は悔いの無いようプレイヤーとしての人生を全うしてほしい、と思ったものです。
ファンの多くは暖かい気持ちで、彼のアメリカ挑戦を見守っていたのではないでしょうか。(でもロサンゼルス・ギャラクシーの試合は見てないよな?絶対見てないだろ!?)

2016年11月24日
引退を発表

アメリカでの挑戦が始まった辺りから、そう遠くない未来に、と覚悟は決めていたので、それほどの衝撃はありませんでした。ただただ「おつかれさま。」と。

改めて、おつかれさまでした。本当にありがとうございます。

リヴァプールでの未来

しばらくはゆっくりと休んで、気持ちの準備が出来たら戻って来てよと思っていたら、引退発表からわずか2ヶ月でアカデミーのコーチとしてリヴァプールに復帰。
さらに、

2017年4月27日
U-18監督就任を正式発表

いや、早かった。どんだけリヴァプール好きなんだ。

ジェラードが育てた選手が、アンフィールドど躍動すると思うと胸が熱くなりますね。
そしていずれはトップチームの監督になり、自身が育てた選手と共に悲願のプレミア制覇を!
もうキャプテンと呼ぶ事は無いけど、いつかボスと呼ばせてください!

理想としてはクロップに長期でやってもらって、その間にトップチームのコーチとして入閣。監督としてのノウハウを学び、そのままバトンタッチかな。かつてのシャンクリー、ペイズリーのように黄金時代を繋いでいってください。

プライベートでは、可愛いと評判の三姉妹に加え、つい先日には待望の男児が誕生。せっかちなファンは早くも、未来のキャプテンか!?などとザワついています。
いくらなんでも気が早すぎwそこはそっとしといてあげましょう。

男の子の名前はリオ・ジョージ。
リオ?メッシ?さてはサッカー選手にする気満々だな!
という声が多数上がっていますが、リオはジェラードのお祖父さんから取ったという説も。

うーん、メッシ~?まあジェラードはメッシ好きみたいだけど。
でもサッカー選手にするつもりならケニーとかイアンとかの方がいいんじゃないの?
ジェイミーだった笑う。

あとジェラードはMSNの中だと、メッシよりスアレス派だと思うよw

引退した今でもリヴァプールとは相思相愛。そして公私ともに充実。ジェラードの今後の人生に幸多からん事を!

最後に

さて、随分と長くなってしまいました。
まあ、世界で一番好きな選手ですから。日韓ワールドカップが切っ掛けで海外サッカーに興味を持ち、オーウェンがいるチームという事でそしてジェラードの存在を知ります。オーウェンが去った後も、リヴァプールを応援し続けますが、この辺りではまだ、いくつかある好きなチームの一つだったかな。
本当に一番好きなチームとして意識し始めるのは、あの伝説のオリンピアコス戦あたりからかな。
そしてイスタンブールの奇跡を目の当たりにするわけです。
その後、生活の変化もあり、海外サッカーへの興味は薄れていきますが、リヴァプールだけは心に残り続けました。試合見ないで結果だけ見てテンション下がってた時期もあれば、辛くて目を背けていた時期もありました。
でもここまでリヴァプールを好きでいられたのはスティーブン・ジェラードという男に惚れたからでしょう。

最後にもう一度だけ呼ぼう。
キャプテン!スティーブン・ジェラード!

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