暗黒の主、ホジソン帰還

2017-09-13

プレミアリーグは第4節を終えたばかりですが、早くも名物の監督解任が発生してしまいました。
第1号はクリスタル・パレスのフランク・デ・ブール監督。
4戦全敗。1得点も上げる事が出来ないままの解任となってしまいました。
後任として発表されたのはロイ・ホジソン。
おおう、これはまた思いも寄らない名前が出てきたものです。

蘇る暗黒の記憶

ロイ・ホジソン・・・
リヴァプールファンにとっては非常に苦い記憶のある名前です。
彼には何度、苦杯を飲まされ、何度絶望を味わわされた事か。
彼が猛威を奮っていた時代・・・あの頃は正にリヴァプール暗黒時代。
彼は恐怖の大王としてリヴァプールに圧し掛かってきました。

ええと、彼はあの頃、どこのクラブの監督でしたっけ?どんなチームを率いて我々を散々に苦しめたんでしたっけ?

それは・・・

Liverpool FC!

そうでした・・・我々の監督でした。
希望の見えない采配でファンを苦しめてくれたのでした。

ファンの間での評判は最悪なホジソンですが、実は凄くイイ人らしいです。
人格は本当に素晴らしいらしいです。人格は。

ある意味、ホジソン政権最大の被害者とも言えるスティーブン・ジェラードが絶賛する人間性。
ジェラードとホジソンはイングランド代表でも一緒でしたが、誇れるような結果は出していませんね。

それなのにホジソンを敬愛して止まないジェラード。
ラファエル・ベニテスやファビオ・カペッロといった名将達より断然好きみたいです。自伝で絶賛しまくりです。

戦術的なアレとか、選手交代の判断的なアレとか、そういうのを全部チャラにしちゃうほどイイ人らしいです。

まあ、彼もまたクラブ内部の惨状に振り回された被害者でもありますよね。彼の在任当時、フロントは泥沼の法廷闘争中。エース、フェルナンド・トーレスの心は既にリヴァプールを離れていました。恐らく雰囲気は最悪だった事でしょう。
そして在任期間は非常に短かった。
結果を出せというのも無理な話かもしれません。

ジェラードはそういった苦労を分かち合える同志として、彼の事を見ていたのかもしれません。
少なくとも信頼出来る人物だという事は間違い無いようです。

マジで頼むぞ、ホジソン

さてクリスタル・パレスというと非常に苦手意識のある相手ですね。
監督がポンコツだと助かる・・・

いや、何でもありません。
クリスタル・パレスには現在、元リヴァプールのマーティン・ケリー、ママドゥ・サコー、クリスティアン・ベンテケがいます。降格はして欲しくない。
なんとか残留に導いて欲しい。

えっと、ホジソンの戦術ってどんなでしたっけ・・・?

取り合えず選手の能力任せ的な?

ベンテケがメチャクチャ活きそうじゃないですか。

縦ポンで引いて守るみたいな感じだったでしょうか。
サコーも活きそうですね。
ケリーはリヴァプール時代のホジソンにはあんまりいい思い出無さそうですが、今度こそ信頼関係を構築出来るよう、頑張ってください。

敵にすると結構苦手なタイプかもしれません。
しかもベンテケとサコーはリヴァプール戦となると、やたら張り切りそう。ちょっと嫌な予感がしますね。

幸いな事にクリスタル・パレスとの試合はホームゲームを既に消化していて、残りはアウェイゲームのみ。ホッとした反面、ホジソンのアンフィールド帰還ならずという事で、少々残念でもあります。

ホジソン、なんとか頑張って今シーズン、残留させてください。
クリスタル・パレスを。そして自分自身を。
来シーズン、アンフィールドでお待ちしております。

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