
なんと言ったらよいのか…既報の通り、ディオゴ・ジョタが7月3日、弟のアンドレ・シウヴァと共に交通事故でお亡くなりになりました。
受け入れがたく、気持ちの整理はついていません。
非常に散漫とではありますが、自分なりの悲しみの置き場として綴ってみたいと思います。
【宣伝】リヴァプールどころか、サッカーにすら全然関係無いんだけど本出しました。
俺ごときが偉そうに語るのはおこがましく、これから書く文章が誰かに読まれることが怖いという気持ちもあります。
悲しみ方はひとそれぞれ。昨晩泣きはらして、今日はある程度前向きになれたという人もいるだろうし、未だまったく受け入れらないという人もいるでしょう。どちらが正しいというものではありませんね。
俺の場合はひたすら虚脱。昨日は立ち上がる気にもなれず、やめときゃいいのに手元のスマホでSNSを見てしまい落ち込むということを繰り返していました。
激しい動揺はないけど、すべてが緩慢。そんな状態から前に進むために、書いてみるかと思った次第です。
あくまでも自分のためで、これから書く文章を読んだから前向きになれるとか、そういうことは無いと思います。
なんというかまあ…誰の身に起きたとしても悲劇です。でも、なんでよりによってジョタがと思ってしまいますね。
プレミア優勝はもちろん、ポルトガル代表でもネーションズリーグを制したばかり。しかも、ほんの数日前に結婚式を挙げ、まさに幸せの絶頂。奥さん、3人の小さな子ども、息子を同時の二人失ったご両親を思うと悲しすぎますね。
そして我々にとっても。大好きなクラブのスター選手。雲の上の存在です。でも、同時に画面越しとはいえ、週に1、2回顔を見てた身近な存在でもあるんですよね。
なんというか、生活の、人生の一部なのでしょう。
こういう時、フットボールは単に競技でしかなく、もっと大切なことはあると、あっちの文化圏ではよく言われますね。大切なことってのは家族とかで、それはもちろん正しい。でもフットボールが持っているのは競技という側面だけではないとも思いますね。
This is the most emotional video I’ve seen all day.
Our fans outside Anfield singing the Jota chant in harmony 💔💔💔
Such a heartwarming moment captured by @alexgildeatrott. pic.twitter.com/65TEX3BJKN
— The Anfield Buzz (@TheAnfieldBuzz) July 3, 2025
こうした光景を見ると本当に。
— Out Of Context Football (@nocontextfooty) July 3, 2025
エヴァートンとはいがみ合うこともありますが、やっぱり根っこは兄弟なんでしょうね。
Liverpool Football Club are devastated by the tragic passing of Diogo Jota.
— Liverpool FC (@LFC) July 3, 2025
クラブの公式発表には、多くのクラブがリプライや引用で哀悼の意を表明しています。
普段、鎬を削っているライバルクラブはもちろん、ほとんど縁の無いとようなクラブも。下部だったりイングランド外だったり、名前も聞いたことが無いようなクラブだってたくさんあります。おそらくリヴァプールの長い歴史の中で一度も対戦したことが無いクラブだって少なくないでしょう。それでも。
連帯。これですね。選手たちも悲しみの中、残された家族を思うコメントを発表しています。
そうした中でも否応なく、時間は進み、来週の日曜にはプレシーズンマッチの第1戦が予定されています。
恐らく来週前半にはチームが始動するのではないでしょうか。
こんな時に…いやむしろその方がいいのかもしれません。選手たちにとっては、集まって悲しみを共有できる方が救いがあるかもしれません。クラブがなんらかの専門的なケアを手配する可能性もあるし。
我々にできることはほとんどありません。しかし、応援すること。それから忘れないこと。これは確かでしょう。
本当に適切な言葉が見つけられず、何を言いたいのか自分でもよく分からない文章です。ここまで読んでくれた奇特な方、ありがとうございます。
そしてジョタ、ありがとう。
You’ll Never Walk Alone.