ジェラードの自伝の読書感想文、チャプター6。チャプター15まである、この自伝、中盤戦に突入です。爆発的な攻撃力を発揮し、加速していくチームの勢い。しかしこの章ではちょっとした珍事件が・・・
CHAPTER 6 上昇気流
いきなりです。いきなり。
「ペニスに切り傷を負い」だなんてジェラードらしからぬ下ネタ。
まあ下ネタといっても事実を述べているだけなのですが。
それにしても・・・!
相手のスパイクが股間に入り、ざっくりイってしまった模様。
心の中で悪態をつくジェラード。
「畜生!」
ええ、これ以上無いほどの畜生でしょうよ。
パンツの中を確認し、ギョッとしてパンツを引き上げるジェラード。
「宝石の入った引き出しを閉めるように。」ですって!
そうですよね。宝物ですもの。ちなみに日本では、それの付属物の事をゴールデンボールと呼びます。
困惑するロジャース。やはり彼はこうした事態に対応するには、まだ経験が足りなさ過ぎたか。
しかし笑わずにバレないようにしてあげるあたり、やはり人格者だなと思います。
メディアにはバレなかったみたいだけど、チームメイトにはやはり隠し通すのは困難だったようで、ドレッシングルームは大爆笑。
「ざっくり切れたペニスの話をする相手として、サッカー選手の集団は最悪だ。」
でしょうね。ヤンチャなヤツ多そうだし。でもこの手の話はサッカー選手じゃなくても大好きですよ。
まあでも、マージーサイドダービーを翌週に控えた、このタイミングでメディアにばれなくて本当に良かった。
バレてたらエヴァトニアンから何言われるか分かったもんじゃない。
しかしキャプテン、こんな滑らない話を隠し持ってたなんて・・・やるじゃないですか。
打って変わって厳粛な雰囲気のマージーサイドダービー。
ヒルズボロの悲劇の25周年が近づいています。
25年間、変わらず支援を続けたエヴァートン。ライバルだとしても、こういった時は一つになるんですね。
「チームカラーが赤だろうと青だろうと、皆がいわばクラブ一筋に生きている。」
この言葉には胸を打たれました。だからこそ共感し合えるんですね。
アーセナルに大勝し、上り調子のチーム。しかしこの章では、さらなる笑いの攻勢が。
コロ・トゥーレのオウンゴール!さらに審判に激突!
ジェラードにもコミカルと評される可哀想なコロちゃん。
この章ではもう一人。特に取り上げられている選手がいます。
ジョン・フラナガン。
アンフィールドのすぐ近くで育った、若者の活躍にジェラードも大層喜んでいるようでした。
現在、フラノの置かれている状況はかなり厳しい。しかしなんとか復活してもらいたい。ジェラードもそう願っていることでしょう。
マンチェスター・ユナイテッドにも大勝し、上昇気流に乗るチーム。
優勝を意識した気持ちの高まり。ファンの熱狂。プレッシャー。様々な思いが渦巻くなか、この章は幕を閉じます。
色々ありましたが、やはり一番印象に残ったのはジェラードのチン事件ですよ。チン事件。
失礼いたしました。
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