なんとも目を覆いたくなるような結果となってしまいました。
日本時間の深夜に行われたプレミアリーグ第9戦、トッテナムとの試合は1-4。リヴァプールの完敗。
今シーズンはマンチェスター・シティにも大敗。強豪相手に無類の強さを誇ったリヴァプールが見る影も無し。一体何が起こっているというのでしょうか。
いきなりやられた前半
序盤、立て続けに2失点。どちらも防げた失点のように見えました。ここのところの不安定なパフォーマンスが度々、批判の槍玉に上がっているデヤン・ロヴレン。この日もよくないようです。
2失点の後も、幾度無くゴールを脅かされる嫌な展開。早くも大敗の恐怖が圧し掛かります。
そんな中に一筋の光明。
この日も爆速モハメド・サラー。
あっという間にスパーズDFをかわして、ファーに流し込み1点を返します。
これで分からなくなったぞ!
NKマリボル戦に続き、今まで外すことが多かったシチュエーションのゴールを2試合連続で決めたサラー。
もしかして早くも一皮剥けた?
前半の内に同点に追いつきたいリヴァプール。しかし守備の不安定さは相変わらず。見かねたユルゲン・クロップ監督は早くも交代のカードを切ります。
ロヴレンに替えアレックス・オックスレイド=チェンバレン。
ロヴレン・・・どうしたというのでしょう。ただの不調ではないように思えます。やはり相当コンディションが悪いのでしょうか。
ロヴレンが下がり多少守備は改善され、まだまだ分かりません。
前半終了間際に与えたフリーキック。ここを凌いで後半、一気に反撃といきたいところ。
しかし・・・
はい、お約束。
どうしてこうも、終了間際にフリーキックを与えるのか。どうしてこうもキッチリ失点するのか。
1-3で前半終了。
追い討ちの後半
かなり厳しい状況だけど、諦めるワケにはいきません。何故ならリヴァプールだから。
リヴァプールはこんな事くらいで下を向くようなクラブではありません。
前半に比べて随分と得点の匂いがしてきました。
しかし・・・またしても鬼門のセットプレー。
コーナーキックから失点。1-4。
ここはミニョりました。
またしても反撃ムードに水を差す失点。
しかし!
まだ諦めるワケにはいきません。今まで何度、こうして絶望的な状況を覆すドラマを見てきた事か。
リヴァプールの意地を見せてくれ!
サラー、フェリペ・コウチーニョが決定機を迎えますが、スパーズ守護神、ウーゴ・ロリスが立ちはだかります。
まったくコイツといい、デ・ヘアといい・・・
リヴァプール戦に限って相手守護神が覚醒する法則なんなんですかね!?
絶対気のせいじゃない気がする。
ウチのロリスもこんぐらいやってくんないかな~と愚痴りたくもなります。
個人技でのチャンスはあるものの、心が折れたか、全体的に気の抜けた試合内容。
諦めんな!
クロップ、気合を注入してくれ!
・・・と思ったらクロップも呆然。空ろな瞳でピッチを見つめています。
気持ちは分かるが、アンタがそんなんでどうするんだ!!
ええい、こうなったら少しでもいいところを見つけよう。
おおチェンバレン、素晴らしいドリブルだ!
日に日によくなってるじゃないか。
なんだろう、チェンバレンのドリブルには、マネにもサラーにも無い独特の足捌きがありますね。もっとトリッキーな印象。これはマネ、サラーもうかうかしてられないんじゃないか!?
あ、でもクロスがクソだわ。
うん、ガンバロ。
ここだなチェンバレンは。よく分かんないトコにボール出すのなんとかしないと。
この日、CLに続き2試合連続で先発出場したジェームズ・ミルナーもいい動きをしていたのではないでしょうか。
ベテランなのに、こんな試合でも最後まで集中を切らさず走り続ける姿。感動さえ覚えます。
ミルナー・・・ありがとう。
しかし彼らの頑張りは実らず、1-4のまま試合終了。
完敗。
いきなりしょーもないミスで2失点して、セットプレーで2失点。そりゃ負けますわ・・・
CLで大勝して浮かれていましたが、どうやら問題は根深いようです。
かなり心配な状況です。今、チームに何が起きているかは分かりません。
でも、こんな時だからこそ、ファンは信じるべきなのではないでしょうか。
こういう時こそクロップが言っていたBELIEVERになる時。
クロップ!アンタを信じる!だからアンタもシャキッとしてくれい!
キーパーを含めたディフェンス力の差が出た試合でしたね。
今までは頑固に大きな変化を見せなかったクロップも、次節は大胆に変えて来るんじゃないかな。試合終盤のクロップの表情は「このままでは無理だな」と悟ったような表情にも見えました。
しかし、次節は昇格チームでありながらユナイテッドを破ったハダースフィールド。まったくタフなリーグですね。
さすがに今のコンディションのロヴレンを使い続けるわけにもいかないでしょうからね。
しかし今シーズンはクラヴァンも良くないというのが悩ましいですね。
ハダーズフィールドの監督はクロップの手の内を知り尽くしてる可能性があるのが恐ろしいですね。