やはりこのカードは荒れるのでしょうか。
早朝に行われたプレミアリーグ第19節、アーセナルとの一戦は3-3のドロー。
両者譲らずアグレッシブな展開の乱打戦となりました。
リヴァプールとしてはもったいない勝ち点の落とし方をした形ですが、これぞプレミアリーグとも言うべき、怒涛の試合展開となりましたね。
がっぷりよつの前半
引いて守り勝つという哲学など存在しない両チーム。
キックオフとともに激しいせめぎ合いが展開されます。
中盤でのボールの奪い合いが続く、手に汗握る攻防戦。
そんな中、アクシデントが・・・
ジョーダン・ヘンダーソンが負傷。これはハムッたか?
プレー続行不可能。交替でジェームズ・ミルナーがピッチへ。
序盤でキャプテンを失う痛手。しかし攻撃の手を緩めないリヴァプール。
フェリペ、コウチーニョ、モハメド・サラー、ロベルト・フィルミーノ、サディオ・マネだけでなく、ミルナー、エムレ・ジャン、アンドリュー・ロバートソンらが、積極的に仕掛けていきます。
サイドを駆け上がったサラー。クロスが相手に当たり、ちょうどフワッとした優しいボールが中央へ。
そこに走りこんでで来たのはコウチ。
1-0。
*Obi-Wan voice*
"Use your head, Phil"#lfcpic.twitter.com/hSWQhl0r9R
— Liverpool Gifs (@lfcgif) 2017年12月22日
これはさすがのぺトル・チェフも対処しきれず。
コウチのヘッドは珍しいですね。
勢いづいたリヴァプール。フィルミーノのシュートは僅かにバーの上。ネットが揺れたので入ったかと思った・・・。
フィルミーノもガッツポーズしかけてました。
前半終了間際にはサラーのシュートをチェフが弾いたボールを、マネが抜群の身体能力を活かしたバイシクルシュート。
しかし決めきれず。
マネ、フィジカルは万全のように思えますが、どうも調子が上がってきませんね。
1-0で前半終了。ゴールこそ少なかったものの、見どころ満載の45分でした。しかしもっと取れたな・・・
5分間の悪夢・・・後半
後半に入ってもリヴァプールペース。
サラーが二人がかりで止めに入る相手選手を翻弄。
相手の足に当たり弾道が変わったシュートはゴールの左隅へ。
🇪🇬 | 2-0 @22MoSalah#lfcpic.twitter.com/6prztfS1KM
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2-0。
1点目といい相手に当てるのすら狙ってるのかと思いたくなります。
うな垂れるチェフ。「こんなんどうしろっちゅんだ」ってところでしょうか。
これは勝ち試合か。しかし油断してはいけません。何故ならリヴァプールだから。
ほらね。まず1発目。
クロスに反応し後から走りこんでくるアレクシス・サンチェスをジョー・ゴメスは捉えきれず。ヘッドでやられました。
2-1。
ゴメス、ここまで奮闘していましたが、油断があったのでしょうか。
その直後には変な弾道のミドルが飛んできます。
2-2。
凄かったけど、シモン・ミニョレも油断してたかな~。
3点目は気付いた入ってました。
なーんかあっさり崩されたっぽいぞ。
2-3。
3失点にかかった時間は僅か5分足らず。またやっちまった逆イスタンブール。1点取られると一気に崩れるクセ、なんとかしたいですね。
これは負けパターンか~?
しかしこの日のリヴァプールは違いました。
フィルミーノの放った強烈なシュートはチェフがさすがの反応。
しかし後ろに弾かれたボールは、美しい弧を描き、ゴールに吸い込まれていきます。
🇧🇷 | 3-3 BOBBY#lfcpic.twitter.com/D04G73mNSd
— Liverpool Gifs (@lfcgif) 2017年12月22日
「あ、入ったわ。」といった反応のフィルミーノ。
ゴールの瞬間こそ油断してましたが、すぐにこのキメ顔。ゴール後にここまで男前なフィルミーノは珍しい。
アウェイですが勝ち点3を狙いにいくユルゲン・クロップ監督。
試合終了間際には古巣対決となるアレックス・オックスレイド=チェンバレン投入。
待ってました!
さあ、漢に・・・いや真のリヴァプールの選手になって来い!
ブーイングの中、元気にピッチイン。しかし時間が足りなかったか、そのまま試合終了。
チェンバレン、ブーイング喰らいに出てきたようなもんでした。おつかれ。
3-3。
壮絶な試合になりましたね。両チームのポンコツっぷりが生み出した結果だと思いますが、これぞプレミアリーグというようなハラハラドキドキの展開でした。
試合後には元チームメイトと健闘を讃えあうチェンバレン。スポーツとはかくも素晴らしい。
中立の立場で観ると面白いんでしょうね~。中立では。
ファンの立場からするとメッチャ勝ちたかったわい!
あんたらも美しい光景演出しちゃってるけど、反省点だらけだかんな!
勝ちたかった、本当に勝ちたかった。しかしアウェイのビッグマッチで勝ち点1を持ち帰れたので、最低限の事は出来たのではないでしょうか。
プレミアリーグはここから後半戦。マンチェスター・シティ、マンチェスター・ユナイテッド、トッテナム、チェルシー。前半戦で悔しい思いをしたビッグマッチが待っています。この試合の鬱憤はヤツらにぶつけてやりましょう!