ミスったけど勝った!ハダーズフィールド戦

投稿者: | 2017-10-29

あいにくの雨ですが、気持ちの良い日曜日です。
昨晩行われたプレミアリーグ第10節、ハダーズフィールドとの試合は3-0。リヴァプールの勝利。
3-0。なんという気持ちのよい響きでしょう。リーグ戦での勝利は9月24日の第6節レスター戦以来。約一ヶ月ぶりの勝利となりました。

膠着状態の前半

試合前に発表されたスターティングイレヴンには絶不調のデヤン・ロヴレンの名がありましたが、出てきたのはラグナル・クラヴァン。
どうやらロヴレンはウォーミングアップ中に負傷してしまったようです。

クラヴァンにとってはいきなり巡ってきた出番。試合に入りきれなかったか、少々ミスが目立ちます。
というか、チーム全体にミスが目立ちます。
しかし相手チームの攻撃に迫力が無く、失点には繋がりません。

ハダーズフィールドのデヴィッド・ワグナー監督は選手時代、ユルゲン・クロップ監督とはチームメイト。そして引退後はドルトムントのユースの監督を務めた経歴の持ち主。クロップとはいわば戦友です。
今回の対戦を楽しみにしていた事でしょう。真っ向勝負を挑んでくるのではないかと予想していましたが、甘かったようです。
きっちり引いて守る万全のクロップ対策。

リヴァプールは支配率75%を記録しますが、ゴールの気配は感じません。ここのところお馴染みの展開。淡々と攻め上がり、簡単にブロックされるという拙攻が続きます。
一体どうしてしまったというのでしょう。かつての躍動感はどこへ・・・?

退屈な展開に集中力を切らし、うな垂れながら試合を眺めていましが、クラヴァンはだんだんと良くなっていったのではないでしょうか。いいフィードとかインターセプトとか何度かあった・・・気がする。

スコアレスのまま折り返しかと思われた前半終了間際に、ラッキーなPKを獲得。

この日のメンバーにはあの男がいます。

PK神話を持つジェームズ・ミルナー。

よっしゃ、頼むぜ!
・・・と一瞬思いましたが、今シーズンはロベルト・フィルミーノがPKを任されています。まあフィルミーノも上手いし大丈夫でしょう。

と思ったらキッカーはモハメド・サラー。

エジプトを久しぶりのワールドカップ本大会出場へと導くPKを決めた、英雄のツキに賭けたのでしょうか。

しかしこれが裏目に出ます。

甘いコースに入ったシュートをキーパーがブロック。弾かれたボールを捉えたジョーダン・ヘンダーソンのシュートはポストに直撃します。ヘンドはいいシュートでしたが残念。

サラーはもともとシュートはあんまり上手くないし、これは人選ミスかもしれませんね。
0-0で前半終了。

目覚めた後半

重苦しい空気。なんとか1点取ってくれという思いで後半キックオフを迎えました。
前半、あれだけ遠かった1点。それが生まれたのは後半開始直後。

相手のクリアミスを拾ったダニエル・スタリッジが、フワッと浮かせたシュートを決めて1-0。
ミスがきっかけとはいえ、スタリッジお見事でした。

このダンスも久しぶり。

それにしてもミスをした相手選手のがっかりっぷりが凄い。

スタリッジにボールが渡った瞬間に膝を付き、ゴールが決まると頭を抱え突っ伏してしまいます。

ど、ドンマイ。

前半とは打って変わってアグレッシブな展開。フィルミーノが絶妙なトラップからクロス。しかしこれはスタリッジには届かず。自分で打っても良かったかなー。

その直後でした。コーナーキックからフィルミーノ。2-0。CKからの得点はいつ以来でしょう。

ゴール後にはまたしても謎パフォーマンス。

後のジョルジニオ・ワイナルドルムも困惑の表情。

攻撃の手を緩めないリヴァプール。フィルミーノに替えてアレックス・オックスレイド=チェンバレンを投入。

この日も元気一杯チェンバレン。ドリブルでかき回します。自分の中では完全にモレノ2号だと思ってので、フィットするまで2年くらいかかるかなー、と思っていましたが意外に早く馴染みそうです。

しかしよく分かんないトコロにボール出すのは相変わらずか・・・

彼にはもしや、我々には見えない選手が見えているというのか・・・?

リヴァプールにはサンチェスとかジルーとかいないよ・・・?

こぼれたボールもことごとく拾い、波状攻撃を仕掛けるリヴァプール。
サラーもPK失敗の名誉挽回とばかりに素晴らしいシュートを放ちますが、相手GKがビッグセーブ。ま~たリヴァプール戦に限って覚醒してんのか。

トドメはジニ。密集する相手選手の隙間を縫って強烈なシュートをぶち込みました!

3-0。
後半45分だけで3得点。目の覚めるような内容でした。

あのさ・・・

それ前半からやってくれない?

ほんと前半はあまりの不甲斐なさに見てて泣きそうになりました。悪い意味で泣きそうになるのはロジャース政権末期以来。

振り返ってみると、やはり前半は課題が多く見えた試合でした。恐らくここから一気に復調というワケにはいかないのではないでしょうか。
負傷者が帰ってきて、CBのスカッドが安定するまではヒヤヒヤする展開が続く気がします。
今回はなにより勝てた事が大事。ここのところ批判されていたクロップもホッと一息つけるのではないでしょうか。

地道に勝ち点を積み上げていきましょう。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です