はい。見届けてきましたよ~!
20日、ホーム、アンフィールドで行われた19-20シーズン・プレミアリーグ第23節、マンチェスター・ユナイテッドとの一戦は2-0でリヴァプールの勝利!
最高!最高でした!
【宣伝】リヴァプールどころか、サッカーにすら全然関係無いんだけど本出しました。
キックオフ前
席はアンフィールドロードスタンドのちょうど真ん中あたり。
この赤いライン。これはホームとアウェイのファンの境界線です。
すぐ横はユナイテッドファン。
試合前から物々しい雰囲気です。
一体となってYou’ll Never Walk Aloneを歌うアンフィールド。
しかし、俺の横の一区画では…
合唱をかき消してやると言わんばかりの壮絶なブーイング。曲がほとんど聞こえません。
負けてられるか。全力で声を張り上げて熱唱。
こういう場所に来ると、ファンじゃなくてサポーター。俺達も共に戦うんだって気持ちになりますね。
元々、曲が終わってもしばらくKOPだけで歌うものだけど、いつ終わったのかすら分からぬまま、しばらくの間、歌い続けてました。
これが伝統の一戦。絶対に負けられない。
前半
前半、目の前に陣取るのはユナイテッド。
当然のごとくリヴァプールは結構攻めてくるので、かなり面白かったです。
そして面白いのは、ピッチだけではありませんでした。赤いラインを挟んで睨みあう、大嫌いな者同士。
まあ、煽るは罵るは。乱れ飛ぶ汚い言葉とジェスチャー。
プレミアリーグって全世界に中継されてるんですよね…絶対映しちゃダメなヤツ!
最も熱狂的なファンはKOPスタンドに集まっているためか、アンフィールドロードスタンドは、基本的に着席で、ここぞという時に立ち上がるのが慣習になっているようです。
一方、ユナイテッド側は立ったまま。
アウェイまでやってくるのは、最もコアな層でしょうからね。アンフィールドの雰囲気に飲まれてる気配は、まったくありません。
途切れることがない挑発行為。
もちろん、リヴァプール側だって黙ってません。アンフィールドロードスタンドにも、ちょいちょいいます。筋金入り。いけない言葉には、いけない言葉で。お行儀悪いジェスチャーには、お行儀悪いジェスチャーで。
クソみたいな応援合戦。いや、こんなんもはや応援ですらねえ。いいぞ、もっとやれ!
戦いのメインテーマは、ヨーロッパチャンピオンvs優勝20回のドヤり合い。
さて、話をピッチに戻しますか。
目の前で行われるCK。
トレント・アレクサンダー=アーノルドのボールを合わせたのは、ビルヒル・ファン・ダイク。
あのジャンプの躍動感よ。
1-0。
入った瞬間は、興奮のあまり一瞬意識飛びましたね。
お祭り騒ぎのスタンド。お通夜状態のユナイテッド側に向かって繰り出す渾身のガッツポーズ。正直、この辺はハイになり過ぎててあんまり覚えてない。
スタンドに駆け寄る選手達。
ユナサポのバカヤロー共が邪魔で見えない!もう帰れよ、お前ら。
興奮はしばらく続き、そして増員される警備員。
キックオフ時、隣は空席だったのに点が決まった後、デカい兄ちゃんが配置されてしもた。
これで押せ押せになるかと思いきや、なかなか崩しきれませんでしたね。ユナサポも挫けず。事あるごとに煽ってきます。
ロベルト・フィルミーノのシュートがネットを揺らし、再び爆発するKOP達。どこからかともなく肩に手が伸びてきて、一体となるスタンド。
そして、勢いそのままに煽る。
へいへーい。息してるー?www
しかし…
VAR発動。
ユナサポからの煽り返しも発動。
おい。落ち着けよw
まあ、座っとけw
そして、ノーゴールの判定。
ざまあwダッサwww
うう…メチャクチャ悔しい。
生で体験するVAR。冷や水ぶっかけられたようで、そりゃあ興ざめでしたよ。
でも、プレー再開後の「気を取り直して行くぞ!」みたいな一体感は、すごく興奮した。
ユナサポの煽りで、火が着いたか?
ジョルジニオ・ワイナルドゥムのシュートで湧き上がるも、オフサイドの判定。
また煽ってくるユナサポ。
くそう。やっぱ悔しい。
でも、直後のジニチャントは良かったなあ。本当に共に戦ってる感じ。
シュートで終わるってのは、戦術的な意味合いだけでなく、メンタル面でもかなりプラスに働くんですね。スタンドも選手も。
ちなみに、前半で最も印象的だった選手はジニ。
さりげないけれど、足元のテクニックがとにかく凄い。
モニター越しでは分からない事ってあるのでしょう。
1-0で前半終了。
後半
アリソンの後頭部かわいい。
45分間、主にこの後頭部を愛でて過ごすのかなーと思いきや、結構攻めてきますね、ユナイテッド。
体感的には危ないと思うシーンが結構あったけど、アリソンは簡単そうにセーブしちゃうのが、不思議。
あと、凄いのがファン・ダイクの存在感。必ずと言っていい程、クロスが飛んでくる場所にいる。そして弾き返す。
反対側のゴールは、やっぱり細かいとこまでは見えず。
モハメド・サラーの決定機逸は、なんかシュート外れたな~くらいの感じでした。
ジョーダン・ヘンダーソンのミドルに、ダビド・デ・ヘアが反応するのはよく見えました。
やっぱアイツ気持ち悪!
後半、印象的だった選手を一人挙げろと言われたら、ヘンドですね。
ドリブルでブリブリ持ち上がるダイナミズムが熱かった!
交替でアダム・ララーナ登場。
自陣ゴール前で、バチバチやってくれたので、結構印象に残ってます。
さらに、ファビーニョ。
シルエットが独特だから、アップしてる段階から気になってた!観れて嬉しい。おかえり!
もう一人、ベンチでモゾモゾやってるのは、ディボック・オリギか。
奇跡を起してくれるのか!?
うーん。ファビーニョはともかくとして、オリギは遠くの方で何やってるか、よく見えませんでした。
1-0で終了かな~、と思っていたら…
へなちょこのシュートをキャッチするアリソン。
ボールを前へ。
突っ走るサラー。
行けええ!!俺達の夢を乗せて!!!
どんどん小さくなるサラーの背中。それを声援で後押しする感覚が堪らない!
決まった。
2-0。
爆発するアンフィールド。
このシーンとかはよく見えなかったけど、それでもあの時の一体感は何物にも変え難い。
最高。最高としか言いようが無い。
2-0で試合終了。
最高の試合を、最高のタイミング、最高の場所で見れたのだと思います。
こう言っちゃなんだけど、チームが良くない状況の中、アウェイの地にまでやってきてアンフィールドの圧にも屈さず、声を張り上げ続け、選手を必死に鼓舞する。そんなユナサポの姿には、ある種の敬意を覚えましたよ。
ま。もちろん煽ったんだけど。
試合終了後、先に退場するのはKOP。階段を下っていくKOP達が順々に、途切れる事無くベルトコンベア式に煽っていくんですよ。
あー、酒が旨い!
さて、試合の感想をこれで終わりですが、試合前やスタジアムの事なんぞも記事にしたいと思っております。
すぐに試合もあるので、ちょっと遅れるかもしれないけど、現地観戦記録、もうちょっとお付き合いください。
いつも面白い記事楽しく読ませてもらってます。
試合は勿論ファン同士の関係含めて今回もとても面白かったです。
現地観戦記楽しみにしています。
ファン同士の煽り合いは、ほんとに現地に来たな~って感じでした。
まずはウルブス戦、その後に観戦の思いでもちょいちょい書きます。
この試合は本当に痛快でした。それを生で見られたのはうらやましい限りです。
最高でした!最後のゴールは本当に痛快という言葉がピッタリ。
これは面白い記事
この座席の応援レポートは初めて見ました
どこかの雑誌に載ってもいい
ありがとうございます!
席決まった時はKOPスタンドじゃなかった~って、ちょっとがっかりしたんですが、行ってみたらビックリ。
貴重な経験でした。