今さら聞けない移籍用語集

2017-06-13

オフシーズン。サッカーファンの関心事といえば専ら移籍市場。特にプレミアリーグは資金が豊富で、ビックリするような金額での取引が頻繁に行われ、話題が豊富ですね。
リヴァプールも来シーズンはチャンピオンリーグがあるので、補強に力を入れるようで、すでに様々な噂が飛び交っています。
そんな中、当たり前のように使われている言葉で、実はちゃんと意味を知らないというものはありませんか?
僕は結構あやふやな言葉、あります。
常識のようで実はあまり知らない、「今さら聞けない移籍用語」調べてみました。
※画像は本文の内容とは直接関係ありません。

移籍金(違約金)

選手が移籍する際に、移籍先のチームから、移籍元のチームに支払われるお金の事。
選手に契約期間が残ってるのに移籍するという事は、契約違反となるので、それに対する補償としてお金が発生します。
よって正確には違約金。選手と移籍元のチームとの間の契約を解除させるために必要なお金です。

フリートランスファー

契約期間が満了した選手を獲得するには、移籍金(違約金)が発生せず、選手に支払われる給料だけで契約を結ぶ事ができます。
これがフリートランスファー。フリーと略される事も多々あります。

近年、リヴァプールではミルナー、マティプとチームの要となる選手をフリーで獲得する事に成功しています。

バイアウト条項

契約内容にこれが含まれる場合は、所属クラブに移籍金(違約金)を支払う事で、選手の契約を解除する事が出来きますが、無い場合は所属クラブの合意が必要となります。
よってバイアウト条項の無い選手の獲得は非常に困難。
コウチーニョの新契約にバイアウト条項が含まれなかったのは、絶対に放出しないというクラブの意思の表れといえます。

ホームグロウン(HG)

プレミアリーグで2010-11シーズンから採用された制度。
トップチームのシニアメンバー(22歳以上)25人中、8人以上は21歳になるシーズンまでに、ウェールズを含む国内クラブで3年以上過ごした選手でなければならない、という制度。
国内でのプレー経験が基準となるため、国籍は問われません。
自国の若手選手を育成する事が目的の制度ですが、ホームグロウンに該当する選手の市場価値が、プレミアリーグ内で高騰し、若手がチャンスを求め国外に出るケースが減り、ベンチで飼い殺しになるという弊害も。

文章中ではHGと略される事があります。
「ミルナー、ヘンド、スタリッジ、クライン、ララーナ、リヴァプールはHGが多いな!」といってもハード・ゲイが多いという事ではありません。

労働許可証(就労ビザ、ワークパーミット

EU、EFTA(欧州自由貿易連合)圏外の選手がプレミアリーグでプレーするためには、これが必要になります。

条件
■FIFAランキング50位以上の国出身
■過去2年間のA代表公式戦出場率が以下を満たしている
・FIFAランク1~10位 30%以上
・FIFAランク11~20位 45%以上
・FIFAランク21~30位 60%以上
・FIFAランク31~50位 75%以上

他、特例はありますが、クロップが才能の評価していると言われているブラジル出身の20歳、アラン・ロドリゲス・デ・ソウザは労働許可が得られず、ブンデスリーガでプレイしています。

現在はEU圏内の選手は就労ビザが不要ですが、イギリスがEUを離脱した後はどうなるか。

FFP(ファイナンシャルフェアプレー)

UEFAにおいて、2014-15シーズンから導入された制度。
支出の合計が、営業利益を超えてはならないと定められています。
支出とは主に移籍金、人件費等の事を指し、育成費やスタジアム等の施設に関する投資、即ちサッカーの本質に関わる、長期的なビジョンに基づいた出費はこれに含まれません。
これによって赤字経営を解消し、クラブの財政を健全化する事を目的としています。

また、オーナーのポケットマネーは営業利益には含まれないため、これで大型補強を繰り返すメガクラブは支出が多くなります。
一部クラブの買い漁りを抑止する効果が期待されましたが、抜け道も多くあり金万クラブ圧倒的有利の状況を解消しきれていないのが実情です。

3シーズンの合計で審査。現在は限度額が€30mとされ、これに違反するとCL、ELの出場権はく奪、登録選手の制限、罰金などのペナルティが課せられます。

経営の苦しいクラブは、収入を増やすために主力選手を放出という苦渋の決断を迫られる事もあるようです。
補強候補として頻繁に名前が挙がっているモハメド・サラーが所属するローマも、FFPの監視下にあり、資金捻出のためサラーを売却するだろうという予測もあります。かなり高額な移籍金を要求されているのは、こうした背景もあるのかもしれません。

トランスファー・コミッティ(移籍委員会)

ロジャース前監督時代に、補強の権限を握っていたとされる組織。
ロジャースもメンバーではあったが、実質的な決定権は無く、望んだ選手が獲得出来ないという事が何度もあったようです。
現在はクロップが望んだ選手を獲得できる体制になっている模様。

デッドラインデイ

移籍市場が閉まる日。
国よって若干の差はありますが、ほぼ夏は8月31日、冬は1月31日がこの日にあたります。
この最終日に駆け込みで大きな移籍が決まる事も多く、過去、リヴァプールではフェルナンド・トーレスが、冬のデッドラインデイにチェルシーへと移籍していきました。
また今年の冬にママドゥ・サコーのクリスタル・パレスへのローンが決まったのも、この日。

SD(スポーツディレクター)

選手の移籍に関する交渉や、契約面での調整を担当する役職。
世界最高のSDと称されるモンチ氏が、セビージャからローマに移る際には大きなニュースになる等、現代の移籍マーケットにおいて非常に重要な役割を果たしているようです。

リヴァプールでも補強委員会の廃止後、2016年にこの役職が設置されますが、ファン・ダイク騒動では、このSDがやらかしちゃった模様・・・
英語の記事ですが、詳細はこちら

禁断の移籍

ライバル関係にあるクラブ間での選手の移籍の事。
バルセロナからレアル・マドリードへと移籍したルイス・フィーゴが有名ですね。

リヴァプールにおいてはマンチェスター・ユナイテッドがこれに当たります。
両クラブ間の直接の移籍は、1964年にリヴァプールにやってきたフィル・チスナルが最後になります。

一方、マージサイドのライバルであるエヴァートンとの取引はユナイテッドほど珍しくはなく、2000年代でも00年にニック・バーンビー、02年にアベル・シャビエルがエヴァートンからリヴァプールにやってきています。

セインツ

サウサンプトンFC。
移籍市場におけるお得意様。過去3シーズンにララーナ、ランバート、ロブレン、クライン、マネと5人もセインツから選手を獲得していますね。
さらに今年は本気でファン・ダイクを狙いに行くも、やり方がまずかったようでセインツ側を激怒させちゃいます。
リヴァプールが謝罪し、和解。ファン・ダイク獲得をあきらめる声明を出しますが、それでも噂は燻り続け、さらにタディッチという新たな噂も。
懲りてないようです。

スパーズ

トッテナム・ホットスパーFC。
移籍市場におけるお邪魔虫。狙ってやってるんじゃないかと思う程に補強候補がよく被る。
元々あちらには首都ロンドンというアドバンテージがある上に、今年は2位とかなり分が悪いですね。
「スパーズの横槍」は夏の風物詩。

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