ロヴレンの事あれこれ考えた

2017-10-25

デヤン・ロヴレン。
リヴァプールの主力センターバックとして多くの試合に出場していますが、軽率なミスが多く、今シーズンは特にその傾向が顕著ですね。
先日、1-4と大敗したトッテナムでも序盤に失点に直結するミスを二つも犯し、前半早々にベンチに下げられています。
以前から少なからず存在したロヴレン批判は、さらに熱を帯び、本人にとって耐え難いレベルにまで達してしまったようです。

SNSからリヴァプールの文言を削除

ロヴレンが自身のSNSアカウントからリヴァプールの文言を削除、投稿も出来ない様に設定したという情報が、日本でも大きく取り上げられています。
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批判に対する抗議、クロップとの関係の悪化、退団も検討。
憶測で色々な事が書かれていますが、本当の事は分かりません。メディアとは往々にして勝手なものですからね。
ただ、ロヴレンの心中が穏やかではない事は確かなようです。

心身ともにボロボロ

プロですから、ピッチに立ってマズいプレーをすれば批判されるのは当然です。
スパーズ戦のパフォーマンスはとても擁護出来るものではかった。

ただ考慮に入れるべきなのはロヴレンは今、非常に困難な状況にいるという事です。
全身に痛みを抱え、薬を服用しながらプレーを続けているという報道がありました。
同じセンターバックのダニエル・アッガーも31歳と早い時期での引退について、薬が原因だと語っていましたね。
薬を服用しなければ、プレー出来ないような状態。そして、その薬自体も体を蝕むものなのでしょう。

体の面だけではありあせん。
オフシーズンには、留守中に自宅が狙われ金品を盗まれています。さらに別の日には催眠ガスで眠らされ、強盗されるという恐怖も味わっています。息子を誘拐、殺害するといった内容の脅迫まで受けたこともあるそうです。
とてもサッカーに集中出来るような状況だとは思えません。そんな精神状態の中での容赦の無いバッシングですから、現実から逃げたくなるのも無理はないのかもしれません。

体に鞭打ち、折れそうな心を何とか奮い立たせピッチに立つ。そんな状況なのではないのでしょうか。

はたしてロヴレンだけの責任なのか

ファンやメディアに批判されるのは宿命のようなものでしょう。
しかしロヴレン一人の全ての責任があるのかというと、決してそうとは言えないはずです。

スパーズ戦、ベンチにはCBのラグナル・クラヴァンが控えていました。確かにクラヴァンも今シーズンのパフォーマンスはお世辞にも良いとは言えませんが、ロヴレンの状態が良くない事も随分と前から分かっていた事。
最悪のコンディションを承知の上で起用したのだから、その判断を行った首脳陣にも責任はあります。

またロヴレンを使わざるを得ない状況、CBの枚数不足を招いたクラブにも問題がありますね。
中途半端な選手は取らないというクロップの理想は美しい。でも今年の夏は、ある程度妥協してでもCBは獲るべきだったと今にして思います。

しつこいようですが、ファンやメディアに批判されるのは仕方ない。でも批判される状況になったのには周りの責任もあるのだから、クラブはロヴレンを守ってほしい。
選手生命が縮んでもおかしくないような状況の中でクラブのために戦ってくれているのですから。
そして冬はとにかくCBの獲得必須。

ロヴレンはかつて子供が熱を出した時に、クロップがすぐに子供のもとへ行くように言ってくれた、と感謝の言葉を述べていました。
今もそういった気遣いが必要なのではないでしょうか。

クロップもここのところの不調で冷静さを失っているのでしょうか。スパーズ戦後の会見での名指しでのロヴレン批判はちょっと大人げなかったのかなと。

SNSの件は一時期の気の迷い、クロップとも実際は何の問題も無いのかもしれません。ただちょっとした事が誤解を生んでしまう事もあります。ここは一度、腹を割って話し合ってもらいたいですね。

この信頼関係は簡単に壊れるものではないでしょう。

批判に負けるな

今は凄く辛い時期だと思います。でもルーカス、ミニョレ、モレノ、批判を乗り越えて信頼を勝ち取った選手だっています。
いや、ミニョレはスパーズ戦でやったし、モレノもまだまだ怖い。信頼勝ち取ったワケではないか・・・

大丈夫だよ、ロヴレン。ポンコツなのは君だけではない。皆で成長しよう!

長期契約結んだばっかだったよな?ルーカスみたいになりたいって言ってたよな!?こんな事でへこたれてどうすんだ!!

まあ、ファンだから批判してもいいと思うから言うけど、
お前は不用意なミスばっかだし、集中切らすし、ちょっと良くなったと思ったらすぐダメになるし・・・

ホントしょーもないな!

あとな、

You’ll Never Walk Alone.

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