獲って獲られてファンとクラブの心持ち

2017-07-06

また!またですよ!
我らがエース、フェリペ・コウチーニョに対しパリ・サンジェルマン(PSG)が高額オファーって報道が出ました。
定期的に噂が出てくるバルセロナといい、まったくなんなんですかね。コウチ本人が移籍しないって言ってるのに。
この金満クラブ共が!お前らなんぞ出禁だ!二度と来るな!
とまあ、ほんの数年前までなら単純に憤っていたのですが・・・

現在はというとリヴァプールも同じような事してますからね。サウサンプトン(セインツ)に対して。
3年連続で主力を引き抜き、今年はファン・ダイクの件で揉めに揉め謝罪。それでもまだ獲得の可能性もありそう。
ビジネス面ではリヴァプールからセインツに、それだけお金が流れているという事でありますが、ファンは納得いかない事でしょう。

僕自身、バルセロナに対して「わーい、お金いっぱいくれてありがとう!次はコウチ買ってよー。」なんて1ミリも思いませんので。
セインツファンのリヴァプールに思いは憎悪と言ってもいいほどのものかもしれません。

さらに。ブンデスリーガのライプツィヒ所属のナビ・ケイタ。
ライプツィヒは主力選手を決して売らないというスタンスでしたが、リヴァプールの大金を払う事も辞さないという姿勢に態度を軟化させたか、ここ数日で一気に移籍報道が加熱してきました。
16-17シーズン、新興勢力ながらブンデスリーガ2位と大躍進のライプツィヒ。これから欧州の舞台に殴り込みを掛けようかという時に主力が引き抜かれるとなれば、ファンの心中は穏やかではないでしょう。
移籍とは常に、ファンの愛憎が伴うもの。

リヴァプールに話を戻すと、バルセロナ以外にもチェルシーに対して、あまりいい思い出がありません。
しかしリヴァプールとて他のクラブから主力を引き抜いてきているのだから、主力を引き抜かれる事に関して文句を言うのは、フェアではないですね。

獲って獲られてが移籍市場の常であるなら、主力を引き抜かれないようなクラブにならなくては。
もちろんそれは簡単な事ではありません。
まずはやっぱり安定して結果を出し続ける事。具体的に言えばチャンピオンズリーグの出場権を確保し続ける事。

それからクラブのスタンスですね。

主力は売らない!

この姿勢をはっきりと示して欲しいものです。
(セインツもライプツィヒも売らないって言ってるのに獲ろうとしてるけど・・・すいません。本当にすいません。)

主力を売って手にした大金で何人もの選手を獲得しても、埋まらない穴がある。スアレスの件で痛いほどに思い知らされましたね。
本当に凄い選手は、優秀な選手を何人揃えようとも替えが利かない。

だからこそ特別な選手、そしてクラブを愛してくれる選手を大事にしてほしい。
多くの誘いがありながら、リヴァプールでの将来をしっかりと描いているコウチは本当に稀有な存在。
ビジネスのためにコウチを手放す事があったら、ファンも黙っていないでしょう。

その事をクラブもよく分かってるようで、コウチの契約にバイアウト条項は含まれていません。これは絶対に売らないという意思の表れと見ていいでしょう。

リヴァプールは育てて売るクラブではなく、タイトルを獲るクラブ。
主力が抜けてチームがガタガタになるのは、もうたくさん。
経営はずいぶんと安定したはず。
次は勝ちに行きましょう!

ここ数年は経営が破たんしかけたり、補強委員会が主導権を握り監督が望んだ選手を獲得出来なかったりと、クラブの運営の軸がしっかりしていなかったのではないでしょうか。
しかし今はクロップのチーム作りを、フロントがしっかりサポートするという体制が出来上がっているように見えます。

「バルセロナ?チェルシー?ノーチャンスだよ。」
こんな事が、余裕を持って言える日が来るといいですね。

とまあ偉そうな事言いましたが・・・
ファン心理としてはセインツに後ろめたさを感じつつも、やっぱアイツらムカつく。
これからもどんどんディスります。

「このヤオセロナ!飴カス!おとといきやがれ!!!」

あ、セインツの選手獲るのはほどほどにね。
ファン・ダイクはもうこの際しょうがないので来てもらうとして。(←おい)

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