【読書感想文】ジェラード自伝 その5

2017-06-08

ジェラードの自伝の読書感想文、チャプター4で新たなポジションに挑戦し、チームも調子を上げていきます。そしてチャプター5。13-14シーズン首位に立ったところから始まります。そして回想は同じように好調だった、08-09シーズンへと。

CHAPTER 5 失敗から学ぶ

08‐09シーズンといえば、指揮を執っていたのはラファエル・ベニテス監督。
チャンピオンズリーグ、FAカップ優勝と、輝かしい成績を残していますが、ジェラードとの人と人との関係性は冷え切っていたようです。

チャプター1でもチラッと出てきたベニテスディス。この章で本格攻勢を仕掛けます。
いきなり歴代の監督たちとは今でも電話を掛けられる。ただ一人を除いて。そのただ一人とはベニテスだ。
温和で気さくなロジャースとは正反対だ、と容赦がありません。

おいおい、こんなにぶっちゃけちゃって大丈夫なのか?失敗から学ぶって、今まさに失敗してないか?

これベニテスはどう思ったんだろうなー。発売当初、このベニテスディスだけ切り取られて話題にされてたから、耳に入ってないって事は無いと思うけど。

ベニテスはリヴァプールに対して結構愛着を持っているようで、監督再就任の噂が出たときも、まんざらでは無さそうだったけど、これでその可能性は限りなく低くなった気がします。ジェラードの発言は相当の影響力があると思うので、KOPの世論はベニテスに否定的になりそう。

そもそもクロップが長期政権を終える頃には、ベニテスも引退というお年頃かもしれませんね。

かなり言いたい放題言ったけど、ただ批判するだけで無く、ベニテスが冷たかったお陰で、認めさせてやろうと頑張れた、出会った監督の中で、戦術ではベニテスが一番だ、とフォローも入れています。

人間的には会わなかったけど、ある種の敬意は持っていたのでしょうね。
そしていつか親しく話せる日が来ると思いたい、と結んでいます。

そうですよ。
イスタンブールの奇跡、ジェラード・ファイナルの時の、キャプテンと監督の仲が冷え切ってるなんて、ファンとしても悲しい。

ふうベニテスディスは一件落着。よかったよかったと思っていたら、また一大事。
タイトルの「失敗」の件です。

友人たちとバーに繰り出したところ、トラブルに巻き込まれ、警察のお世話になる。

プレーの面での、もっとああすればこうすれば的な事かと思っていたら、もっとガチなヤツでした。

大々的なニュースになってしまった事への恥ずかしさ、家族への申し訳なさ、サポートしてくれたベニテスへの感謝、自責の念。
ちょっとした事が大きなニュースになってしまう有名アスリート。しかし根っこは一般人と変わりませんからね。人間的な後悔の念が滲んでいます。

幸い罪には問われず、よかったよかった。と思ったら、また・・・

今度はベニテスがやらかします。

会見で突如、マンチェスター・ユナイテッドを口撃。心理戦を仕掛けようとしたのかもしれないけど、結局のところ逆効果。空回りして自滅するようにチームも調子を落とします。
ジェラードからしても「え?何?」と狐に抓まれた気分だった事でしょう。

そこからベニテスディスが少々ぶり返し、優秀で人望があったコーチを解任した事への恨み節。結構根深いなこりゃ。

最後の膿を出し切ったところで、回想は因縁のユナイテッド戦へ。調子を取り戻したチームは、ユナイテッドを粉砕します。
ジェラードの有名なカメラにキスパフォーマンスの、あの試合です。

ここはもう、回想の一字一句が気持ちいい、最高の場面ですが、長くは続きません。

結局、様々な要因が影響し合い、優勝には届かず。
そんなピッチ外での「失敗」を教訓とし、13-14シーズン。今度こそという覚悟で臨むところで、この章は終わります。

アスリートとしての日々の研鑽。淡々とした毎日の事かと思っていたら、終始ドタバタ。慌しい章でした。

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